平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

おんな城主直虎 第22回~虎、龍、亀、これに朱雀が現われて、風水の四神が揃うのか?

2017年06月05日 | 大河ドラマ・時代劇
「遠くから見ていれば、怖れや思い違いも生じる。
 互いに近づいて見さえすれば、それも解ける」

 直虎(柴崎コウ)の言葉だ。
 なるほど。
 確かに。
 人間同士の争いって〝遠くから見ていること〟で生じるのかもしれない。

 現在では<ISのテロリスト>や<北朝鮮>が忌むべき怖い存在なのだが、近づいて話をしてみれば、それが解消されるかも?
 これはドラマの世界だけで通用するきれいごとなのだろうか?
 直之(矢本悠馬)のように「悪党は所詮、悪党」と決めつけてしまえば楽なのだが。

 共同体の中に入り込んだ異質なもの。
 これからの日本は人口が激減(=2016年に生まれた赤ちゃんの数が、統計上初めて100万人を割り込んだ)して、移民が政治的な課題になるんだろうけど、異質なものを取り込むのか? 排除するのか?
 ………………

 さて、虎と龍。
 ふたりは結構、信頼し合っている。

 龍雲丸(柳楽優弥)は直虎について、
「あいつはクソ侍と違う。俺たちのことを人して考えてくれる」
 直虎は博打場などの一連の出来事で揺れるが、材木を盗もうとした手下を叱ったことで龍雲丸への信頼を取り戻した。
 木を裁断する指導を受けて〝あすなろ抱き〟された時は、ドキドキして恋の予感!
 そして、酒に酔って本音。
「ぬしはずっとわれのそばにいろ!」

 そんな虎と龍の関係に対して、鶴は分が悪い。
 ふたりの信頼関係が深くなっていくのを見て、
「下らぬぞ、但馬」
 政次(高橋一生)のこのせりふって〝嫉妬〟ですよね。
 直親(三浦春馬)とおとわの関係が近づいていったのを遠くから眺めていた、かつての自分を思い出したのかもしれない。
 ………………

 あとは、
 <虎><龍><亀><鶴>って、
 風水の四神
 <白虎><青龍><玄武><朱雀>になぞらえているのかもしれない。

 この四神が揃ったときに井伊家は隆盛する。
 <玄武>は直親の子供である直政。
 <朱雀>は鶴がいなくなった時に別の人物が現われるのか?
 井伊の土地には、山や川や丘陵や湖(浜名湖)があるし。

 こんなふうに物語をつくってくれると萌えるのだが。

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5 コメント

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ただの人と人 (TEPO)
2017-06-05 23:41:10
>「あいつはクソ侍と違う。俺たちのことを人して考えてくれる」

脱「武士の出世物語」だとすると本作は何を目指しているのだろうか、と考えた時、突飛かもしれませんが「無責任艦長タイラー」というアニメを連想しました。
ひょんな事から宇宙駆逐艦(「戦艦」ほど格好よくない)の艦長となった青年タイラーは軍人としての禁忌を片っ端から破ってゆくが強運のおかげで常に成功が転がり込む、という話です。
タイラーから「強運」を取り去って見てみると、いかなる相手に対しても「ただの人」として接し、結局「ただの人」にしてしまう、という人物像が浮かび上がってきます。
その結果、最初は反発し(というより呆れ)ていた部下たちも、建前上の敵国「ラアルゴン帝国」の女スパイも、皇帝(と言っても少女)も、皆「仲間」にしてしまいます。
いかなる相手にも「ただの人」として-つまり立場性を無視して-付き合い続けていたら普通は身が持たないのですが、タイラーの場合は「無敵の強運」がそれを可能としています。

龍雲丸を打ち首にしなかったところから始まって、直虎もすでに相当禁忌破りを重ねてきています。
タイラーのように「機械仕掛けの神」的な強運に頼らないとするならば、どのように展開させてゆくのか、興味深く見守ってゆきたいと思います。

>そして、酒に酔って本音。

まさに直<虎>でしたね(笑)

><朱雀>は鶴がいなくなった時に別の人物が現われるのか?

もはや龍雲丸が政次、直親級のキャラであることは明らかですが、果たして「もう一人(イケメン?)」が出てくるのでしょうか?
直虎の場合は (コウジ)
2017-06-06 19:00:11
TEPOさん

いつもありがとうございます。

『無責任艦長タイラー』、懐かしいですね。
僕はアニメ業界出身なので、実はタイラーを書かれた吉岡先生と遊びに行ったことがあるんです!
少し自慢!
それと、TEPOさんが『タイラー』をご存じだとは思いませんでした。

タイラーの場合は「強運」が取り柄ですが、直虎の場合は何なんでしょうね。
常識にとらわれない行動力と「頼りない殿なので何とかしなくては」と人に思わせる人望でしょうか。
人望という点では、『のぼうの城』の主人公・成田長親に似ていますよね。

お酒については、〝虎〟ですから、今後も出てくるんですかね。
それと、直虎は〝絡み酒〟(笑)

>果たして「もう一人(イケメン?)」が出てくるのでしょうか?
こうなると、<直虎を取り巻くイケメンたち>というコンセプトもありですよね。
<少女マンガふうの大河>といった感じで、ひとつ突き抜けてしまってもいいような気がします。

そうでしたか (EPO)
2017-06-06 23:09:24
コウジさんがアニメ業界のご出身とは初めて知りました。
タイラーのこともご存知のようなので少し続けます。

私が直虎とタイラーとの相似を意識し始めたのは、直虎が盗伐者として捕まえた龍雲丸を処刑しなかった頃からです。
直虎は「領主(武士)としてやってはいけないこと」をしてしまいますが、そこで「艦長(軍人)としてやってはいけないこと」をしまくるタイラーを連想したのでした。
「軍人の常識」を体現する副艦長ヤマモト大尉に相当する「武家の常識」の体現者が「之の字」こと中野直之で、二人とも主人公に翻弄される役回り。
その頃から、タイラーが軍人としての制約を踏み越えたように直虎も武家としての制約を踏み越えて「ただの人間同士の関係」という方向に進むのではないかと思い始めていました。

タイラーが単なる「ラッキーマン」(この名の無敵強運キャラもいました)ではなく、目の前の相手と常に「ただの人間同士」の付き合いをすることに特徴があることが強調されているのは続編です。
連続放送された本編は「お気楽物語」でしたが、続編では駆逐艦「そよかぜ」のメンバーや皇帝アザリンのエピソードをややリアルかつ真面目に描いていました。
タイラーについては、(その時期には恋人となっていた)ユリコさんとのデートの約束があるにもかかわらず、「大人を試す」悪戯少年につきあい切ってしまう姿が描かれていて、宗教的な聖人像に近いイメージにまでなっていました。

さて、タイラーの「無敵の強運」に代わるもの

>常識にとらわれない行動力と「頼りない殿なので何とかしなくては」と人に思わせる人望でしょうか。
>人望という点では、『のぼうの城』の主人公・成田長親に似ていますよね。

「のぼう様」ですか。なるほど!です。
ハンドル名 (TEPO)
2017-06-07 00:05:24
ハンドル名を入力し損ないました。
前の投稿「EPO」とありますが私「TEPO」の投稿です。
もし、修正が効くのであれば修正していただき、この投稿は削除していただいてけっこうです。
人間同士のつき合い (コウジ)
2017-06-07 08:07:39
TEPOさん

修正は僕のパソコン能力では難しいようなので、このままいきますね。

なるほど。
TEPOさんの書いていらっしゃることを読んでいくと、ますますタイラーに似てきていますね。
領主と家臣、上官と部下という上下の関係ではなく、<人間同士のつきあい>をする。
<宗教的な聖人像>というのも直虎の禅僧時代のことを考えると、後半生はこちらの方に近づいていく感じがする。

こう考えていくと、直虎はやはり今までにない大河ドラマの主人公ですね。
狙いが面白いので、ぜひとも上手く描ききってほしいですね。

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