平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

いだてん 第35回 「民族の祭典」~ヒトラー登場! ベルリンの街に並ぶハーケンクロイツに田畑は「何か好きじゃない! このオリンピック」

2019年09月16日 | 大河ドラマ・時代劇
「俺はうれしいよ。
 日本人だろうが、朝鮮人だろうが、アメリカ人だろうが、ドイツ人だろうが、
 俺のつくった足袋をはいて走った選手はちゃんと応援するし、勝ったら嬉しい」

 黒坂(三宅弘城)は『国』や『民族』ではなく、自分の価値基準で物事を考えているんですね。
 その価値基準とは『自分のつくった足袋をはいている』こと。
 黒坂は国境を越えている。

 マラソンでは孫基禎選手と南昇竜選手が悲願の金メダル、銅メダル。
 しかし、孫選手たちは素直に喜べない。
 朝鮮が日本に併合されて統治下にあり、表彰台で日本の国旗が上がり『君が代』が流れたからだ。
 四三(中村勘九郎)たちも彼らの心の中を想像する。
 国や政治というものに振りまわされた悲劇だ。
 がんばった選手が素直に喜べない状況って何だろう?

 スポーツへの国の介入はさまざまな形で描かれた。

 田畑政治(阿部サダヲ)は違和感を語る。
「何で日本人しかいないの? 選手村なのに」
 選手村に日本人しかいないのは、西洋人に囲まれて気疲れしないようにと考えたヒトラーの特別配慮だったことがわかると、
「いやいや、あれがよかったじゃんね~、ロスは。
 白人も黒人も一緒になって大騒ぎしてさ、ねっ?」
 国や民族や人種を越えてお祭り騒ぎをするのがオリンピックなのにそれがない。
 ナチスの日本人選手への特別待遇(?)も一種の差別だよな。
 だから田畑は言う。
「俺はスポーツをやりに来たんだよ。歩くのは戦場じゃない。競技場だ」
「何か好きじゃない! このオリンピック」

 IOC会長ラトゥール(ヤッペ・クラース)らと同じように、スポーツへの国の介入を許さない人物もいた。
 中国のIOC委員・王正廷だ。
 王正廷は言う。
「同じアジア人として、私、東京を支持するしかなかった。スポーツと政治、関係ない」

 国とスポーツ。
 政治とスポーツ。
 JOCは来年の東京オリンピックで、旭日旗を応援で使うことを許可したらしいが、それでいいのかね?
 旭日旗はこういう旗だぞ。

 

 JOCの説明では、『旭日旗は日本で広く使われている旗』なんだそうだが、僕は自衛隊とヘイトスピーチの時以外見たことないけど。

 あとは、シマの娘・りく役で杉咲花さんが再登場!
 童顔の杉咲花さんをシマ役に抜擢したのはこのためだったのか?

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