第2話の深山(松本潤)のダジャレは、野菜を使って、
「犯人は透明人間。透明インゲン」 ←ヒュウウッ……(寒い風)
「キョウリ(急に)走り出してトマト(止まと)ったでしょう」 ←ヒュウウッ……
「ナスでなし」 ←ヒュウウッ……
しかし、これに腹を抱えて笑ってしまう佐田先生(香川照之)!ww
舞子(木村文乃)と明石(片桐仁)はこれにツッコんで、
「何、これ?」
「すぐに慣れますよ」ww
「この時間だけ、ふたりは親友なんだけどね」ww
ほんと深山と佐田先生は名コンビ!
きっと佐田先生はツボのダジャレを言ってくれる深山のことが大好きなのだろう。
…………
今回のトリック「犯人は透明人間」はミステリーファンなら元ネタはわかる。
『ブラウン神父の童心』(チェスタートン著)の「見えない男」
僕も読んでいたから犯人の職業は途中でわかりました。
…………
注目すべきはラストで佐田先生が検察庁の大友に語った司法についての問題提起。
「検察は最後に裁くのは裁判官だと言う。
裁判官は検察があげてきた証拠だと言って判決を下す。
弁護士は時に依頼人の利益を優先して打算的になることがある。
裁かれる人間の人生に誰も責任を負おうとしない裁判とは、いったい誰のためにあるんでしょうね?」
検事も裁判官も弁護士も皆、他人事なのだ。
誰も自分の下した判断に責任を負わず、他人の人生を変えてしまうことに迷いも痛みも感じない。
職業・システムとして、それをやっている。
これは週刊誌やテレビのワイドショーにも言えることで、
ゴシップネタにされた人の人生への影響なんか何も考えていない。
ただ部数や視聴率を稼げればいい、面白ければ良い、と考えているだけ。
それでいて、司法もマスコミも強い者には忖度する。
もっと弱者の味方になって!