平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

芸術家ろくでなし子さんが受けた不当な取り調べ~科捜研がわいせつと認めてるんだ!(笑)

2014年08月03日 | 事件・出来事
 女性器3Dデータ事件で逮捕された芸術家で漫画家のろくでなし子さん。
 週刊朝日に拠れば、彼女は取り調べでこんな扱いを受けたらしい。
 以下は、ろくでなし子さんの証言。

「黙秘権の説明はされませんでした。供述調書作成の途中で『あ、言ってなかった』と初めて伝えられました」
「私が頒布したとされるデータを鑑定した科学捜査研究所の資料を見せられて『科捜研がわいせつと認めてるんだ』と説明されました」
「警察官から『弁護士さん呼べるけど、1回しか来ないし、2回目からはお金がかかるよ。四、五十万するけど、どうする?』と言われて。金銭的に余裕がないので、諦めたんです」
「どうしても外と連絡を取りたかった私は、看守に『とにかく弁護士さんを呼んでください』とお願いしました。それでも、『呼んでも来ないかもしれない』などと言われました。何回もお願いして来てくれたのが、その日の当番弁護士だった須見健矢弁護士です」

 まったくひどい話である。
 人権などあったものではない。

 まず、黙秘権の説明を受けるのは当然の権利である。
 また、科捜研はわいせつかどうかの判断をしない。
 そして、当番弁護士は日弁連の「刑事被疑者弁護援助」を利用すれば弁護士費用がかからないし、呼ばれて来ないことはあり得ない。

 ウソ、デタラメを並べて被疑者を犯罪者にしていく警察捜査。
 恐るべき権力の横暴。

 ろくでなし子さんは語る。
「警察は、とにかく私を孤独にしたかったんだと思います。弁護士さんがいなければ、私が悪いと認めていたかもしれない」

 権力とはこういうものである。
 そして、チェックされ批判されなければ、これらは当たり前のことになり、権力はどんどん暴走していく。

コメント
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