クリスマスは「ラブ・アクチュアリー」を観る。
この作品には、愛とお洒落な会話が溢れている。
たとえば、首相と秘書。
首相は新任の秘書のことが気になっていて、こう尋ねる。
「君は誰と住んでいる? 恋人? 夫? 子供三人?」
「両親と住んでいますわ。恋人とは別れました。私のことを太ってると言ったから」
「その男を首相の権限で、狙撃手を使って暗殺してやろうか」(笑)
恋に悩む首相はサッチャー元首相の肖像画に尋ねる。
「どうしたらいいんでしょう?」
そして、何も答えない肖像画のサッチャーに対して、こうつぶやく。
「鉄の女には無理か」(笑)
気になっている秘書が首脳会談でやってきたアメリカ大統領に誘惑された時には、記者会見でこうアメリカに怒りをぶちまける。
「われわれはアメリカには屈しない。英国は小国だが、偉大な国だ。われわれには偉大なものがある。シェークスピア、チャーチル、ビートルズ、ショーン・コネリー、ハリー・ポッター、それにベッカムの右足」(笑)
何というユーモアだろう!
下ネタのユーモアもある。
破天荒でメチャクチャな老ロックシンガーがインタビューを受ける。
「今までで最高のSEXの相手は?」
「ブリトニー・スピアーズ」
「本当ですか?」
「ウソだよ。最低だった」(笑)
こんなのも。
「この曲がNO.1になったら、TVで素っ裸になって歌ってやる。下見するかい?」
と言って、ズボンのファスナーを下ろすロックシンガー。
すると司会はズボンの中のモノを見てつぶやく。
「NO.1にはなれない」(笑)
会社社長と女性社員はこんなお洒落な会話をする。
「君はここに勤めてどれくらいになる?」
「2年と7ヶ月、3日と3時間ですわ」(笑)
「私のことを好きになったのは?」
「2年と7ヶ月、3日と1時間半ですわ」(笑)
そして作家と家政婦。
作家がタイプライターで打ち出した原稿が、家政婦の不注意で風で飛んで湖の中へ。
家政婦は冬の寒い中、湖に飛び込んで原稿を拾う。
その時に家政婦は言う。
「駄作だったら許さないわ」(笑)
ふたりの恋が深まってからはこんな会話。
毎日夕方家政婦を駅まで車で送っている作家は車の中でこう言う。
「君を送る時が一日で一番楽しい」
すると家政婦
「あなたに送られて別れる時が一番悲しいわ」
作家が家政婦にプロポーズした時は
「返事を聞かせてほしい」
「……もちろんYESよ。簡単な質問だわ」
一見、普通のやりとりだが、<簡単な質問だわ>をつけ加えることでお洒落になっている。
このように「ラブ・アクチュアリー」にはお洒落な会話がいっぱい詰まっている。
リチャード・カーチスの脚本は本当に上手い。
この作品では音楽の使い方も上手かった。
亡くなった妻を弔う教会で、夫は妻の好きだった曲を流す。
それはベイシティ・ローラーズの「バイバイ、ベイビー」。
聖歌とかでなく、まさかここでベイシティ・ローラーズを持ってくるとは!
おまけに教会にはスクリーンが設置されていて、生前の妻の写真が「バイバイ、ベイビー」の曲をバックに次々と映されていく。
このシーンは泣ける。
というわけで、「ラブ・アクチュアリー」は一年に一度は観たい、特にクリスマスにふさわしいお洒落な作品です。
以前に書いた「ラブ・アクチュアリー」の過去記事はこちら。
この作品には、愛とお洒落な会話が溢れている。
たとえば、首相と秘書。
首相は新任の秘書のことが気になっていて、こう尋ねる。
「君は誰と住んでいる? 恋人? 夫? 子供三人?」
「両親と住んでいますわ。恋人とは別れました。私のことを太ってると言ったから」
「その男を首相の権限で、狙撃手を使って暗殺してやろうか」(笑)
恋に悩む首相はサッチャー元首相の肖像画に尋ねる。
「どうしたらいいんでしょう?」
そして、何も答えない肖像画のサッチャーに対して、こうつぶやく。
「鉄の女には無理か」(笑)
気になっている秘書が首脳会談でやってきたアメリカ大統領に誘惑された時には、記者会見でこうアメリカに怒りをぶちまける。
「われわれはアメリカには屈しない。英国は小国だが、偉大な国だ。われわれには偉大なものがある。シェークスピア、チャーチル、ビートルズ、ショーン・コネリー、ハリー・ポッター、それにベッカムの右足」(笑)
何というユーモアだろう!
下ネタのユーモアもある。
破天荒でメチャクチャな老ロックシンガーがインタビューを受ける。
「今までで最高のSEXの相手は?」
「ブリトニー・スピアーズ」
「本当ですか?」
「ウソだよ。最低だった」(笑)
こんなのも。
「この曲がNO.1になったら、TVで素っ裸になって歌ってやる。下見するかい?」
と言って、ズボンのファスナーを下ろすロックシンガー。
すると司会はズボンの中のモノを見てつぶやく。
「NO.1にはなれない」(笑)
会社社長と女性社員はこんなお洒落な会話をする。
「君はここに勤めてどれくらいになる?」
「2年と7ヶ月、3日と3時間ですわ」(笑)
「私のことを好きになったのは?」
「2年と7ヶ月、3日と1時間半ですわ」(笑)
そして作家と家政婦。
作家がタイプライターで打ち出した原稿が、家政婦の不注意で風で飛んで湖の中へ。
家政婦は冬の寒い中、湖に飛び込んで原稿を拾う。
その時に家政婦は言う。
「駄作だったら許さないわ」(笑)
ふたりの恋が深まってからはこんな会話。
毎日夕方家政婦を駅まで車で送っている作家は車の中でこう言う。
「君を送る時が一日で一番楽しい」
すると家政婦
「あなたに送られて別れる時が一番悲しいわ」
作家が家政婦にプロポーズした時は
「返事を聞かせてほしい」
「……もちろんYESよ。簡単な質問だわ」
一見、普通のやりとりだが、<簡単な質問だわ>をつけ加えることでお洒落になっている。
このように「ラブ・アクチュアリー」にはお洒落な会話がいっぱい詰まっている。
リチャード・カーチスの脚本は本当に上手い。
この作品では音楽の使い方も上手かった。
亡くなった妻を弔う教会で、夫は妻の好きだった曲を流す。
それはベイシティ・ローラーズの「バイバイ、ベイビー」。
聖歌とかでなく、まさかここでベイシティ・ローラーズを持ってくるとは!
おまけに教会にはスクリーンが設置されていて、生前の妻の写真が「バイバイ、ベイビー」の曲をバックに次々と映されていく。
このシーンは泣ける。
というわけで、「ラブ・アクチュアリー」は一年に一度は観たい、特にクリスマスにふさわしいお洒落な作品です。
以前に書いた「ラブ・アクチュアリー」の過去記事はこちら。