平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ワンナイト・スタディ~男の娘。ありのままの自分を生きる。

2011年03月31日 | バラエティ・報道
 深夜番組「ワンナイト・スタディ」。
 これは田原総一朗さんのジャーナリスト精神にのっとり、オードリーや平成ノブシコブシさんらが、<現代の新人類>を取材・レポートするというもの。

 そこで取り上げられていた<男の娘>(オトコノコと読む)。
 彼らは男性だが、女装を楽しむ。
 女装をするから、彼らの恋愛対象は、ゲイやニューハーフの方々の様に<男性>かというとそうではない。
 心は男性で、しっかり女性の彼女がいたりする。
 あるいは女装をしている時だけ、プリクラや可愛い服が好きだったりして、心は女性になるのかもしれない。
 この様に人の心は実に複雑だ。
 というより、<男らしさ><女らしさ>というのは文化的・慣習的なことなので、実は男性がスカートを履くことはフツーのこととも言える。
 実際、現代女性はパンツを履いているわけですからね、男性がスカートを履いてはいけないという理由・根拠はない。

 ジェンダー論はここまでにして、この番組を見て思ったのは「今の人は自由でいいなぁ」ということ。
 昔だったら女装をすることに世間の目はすごく厳しい。
 今でも厳しいのかもしれないが、<男の娘>たちはそれを気にすることなく、楽しんでいる。
 自分の気持ち、願望に素直で<ありのままの自分>を楽しんでいる。
 そう言えば、テレビドラマ「相棒」で、女装趣味の部長さんがそのことで脅迫されるというエピソードがあったが、今の若者はそんなことを超越している。
 部長さんより数倍自由だ。

 自分の気持ち、願望に素直で<ありのままの自分>を楽しむこと。

 これって実はすごく素晴らしいこと。
 別に犯罪を犯しているわけではないのだから、社会の常識や制約にとらわれず、どんどんやればいい。
 番組では他にも<AKBに人生のすべてを捧げた男>など、様々な人々が取り上げられていたが、彼らは皆<ありのままの自分>を生きて楽しんでいる。

 この点では、現代はすごくいい時代だ。
 逆に解放され過ぎて、タブーがなくなってしまうとどうなってしまうんだろうという興味もあるが。


コメント
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