平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

三年B組金八先生~明日、金八先生は何を語るのか?

2011年03月26日 | 学園・青春ドラマ
★明日ファイナルを迎える「金八先生」。

 「金八先生」と言えば、僕の場合は第2シーズンの「腐ったミカンの方程式」。
 学校というシステムからこぼれ落ちた子供たちを「ワル」のレッテルを貼って色眼鏡で見る教師。
 <腐ったミカン>は他の善良な生徒に悪影響を及ぼすからと言って排除する教師。
 そんな学校を占拠して、加藤君は叫ぶ。
 「あやまれ!!」
 そして占拠した加藤君たちを捕らえるために警官隊が突入。
 それを必死に止めようとする金八先生。
 バックに流れる中島みゆきの「世情」。

 学校というシステムからこぼれ落ちた子供たち。
 彼らは<反抗>したり、<不良>になったり、<引きこもったり>する。
 彼らはマイノリティ(少数派)でもあり、マイノリティは排除される。
 そして、学校というシステムのひとつである教師はマイノリティを救うことが出来ない。 

★ハードなんですよね、金八先生は。
 この他にも<中学生の妊娠>や<ドラッグ><性同一障害>の問題などを扱って来た。
 そして、学園教師ドラマが魅力を失ってしまったのはいつからだろう?
 僕は「GTO」や「ごくせん」も好きなんですけど、この「腐ったミカン」ほどの衝撃はない。
 「美咲ナンバーワン」に至っては、「またか」という感じで、第一話で見る気をなくしてしまった。
 しかし、その金八先生も老い、力を失い、明日退場していく。
 これは時代のせいなのか?

 いずれにしても教師物は息詰まっている。
 これから新しい魅力的な教師は生まれないのか?
 かろうじて「女王の教室」が、今までの教師の真逆という<ウルトラ変化球の教師像>を描いて新鮮だったが、それ以後は生まれていない。

 さて明日、金八先生は何を語るのか?
 そのことに注目したい。


※追記
 予告に出ていた加藤君役の直江喜一さん。
 太ってハゲて……。
 あんな加藤君、見たくない!!

※追記
 他に第2シリーズに登場した方と言えば、川上麻衣子さんに伊藤つかささん。
 まさに同世代という感じで、好きでした!!


コメント (2)
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