平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

U-20の女優さんたち

2007年06月03日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 テレビドラマを席巻しているU-20の女優さんたち。

★月曜日「プロポーズ大作戦」……長澤まさみさん
★火曜日「花嫁とパパ」   ……石原さとみさん
★木曜日「ホテリアー」   ……上戸 彩さん
★木曜日「わたしたちの教科書」…志田未来さん
★金曜日「生徒諸君!」   ……堀北真希さん
★土曜日「ライアーゲーム」 ……戸田恵里香さん
★日曜日「冗談じゃない!」 ……上野樹里さん

 長澤まさみさんは瞬間に見せる微妙な表情がいい。
 戸惑いや失望、哀しさ、複雑な気持ちを表情で見事に表現してみせる。
 表現力豊かな女優さんだ。

 石原さとみさんはさわやか、元気。
 この人のくるくる動く表情や動作を見ているだけで元気をもらえる。
 せりふの間に入る「フフフ」という笑い声はご本人の癖なのだろうか。逆にそれが魅力的だ。

 上戸 彩さんはきれい。
 この人は将来もっときれいになる。持って生まれた品があるのかな、「ホテリアー」の杏子の様な役はぴったりだし「アテンションプリーズ」の様な役をやっても品を出せる。個人的には制服系の役をどんどんやってほしい。

 志田未来さんは天才。
 「女王の教室」の時は地でやっているのかなと思っていたが、以降の作品ではそれだけでないことを見事に証明。どんな役をやってもインパクトと魅力を出せる。だから天才。この人の成長を見ていけるのはドラマファンとしては至福。
 この世代の女優さんに共通することだが、声が特徴的なのも魅力のひとつ。
 目をつむっていても誰だかすぐわかる。

 堀北真希さんは思慮深い。
 「ぐーたんぬーぼー」や雑誌のインタビューなどで彼女の素顔を見ることが多いが、彼女は真面目で常に何かを考えている様子。だから「野ブタ」の様な心を閉ざした役をやるとうまい。「三丁目の夕日」のロクちゃんも魅力的だったが、ロクちゃんの様にあまり考えすぎないでやった方が堀北さんは魅力が出る。彼女の力を引き出すいい監督さんとの出会いも必要だ。

 戸田恵里香さんは役の引き出しが多い。
 「野ブタ」で優等生を演じたかと思えば、「ギャルサー」でギャルを演じる。
 「ライアーゲーム」では騙されやすい正直者。
 この世代の女優さんたちの中では彼女が一番、様々な役をこなしている。
 「デスノート」の様にファンタジック、コミックアニメチックな作品(「野ブタ」「ギャルサー」「ライアーゲーム」もそうだが)に出て、違和感がないのも彼女の強みだ。
 
 上野樹里さんは「のだめ」のインパクトが強すぎて、以後の「冗談じゃない!」などもこの路線が続いているが、しっかりした演技の出来る方。
 相手役によって自分を変え、様々な顔を見せることが出来る。
 例えば「冗談じゃない!」で大竹しのぶさんとあれだけ呼吸を合わせて演技できる人は少ない。大竹さんのトリッキーな演技について来れる。変化球を投げてくれば、ちゃんと打ち返せる。
 大物の役者さんとどんどん共演してほしい。

 その他、今期のドラマでは顔を見せていないが、井上真央さんなどU-20の女優さんたちは数多くいる。
 志田さんの所でも書いたが、今後、彼女たちがどんな作品に出て、どんな顔を見せてくれるかは本当に楽しみ。
 互いに競い合って、いい作品を残してほしい。


コメント
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