平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

あいのり 5/15

2006年05月17日 | バラエティ・報道
 5/15 「あいのり」で感じたこと。

  1
 ヒデがケニヤのあいのり学校にお金を届けた。
 ヒデのポエムカレンダーの収益から生まれたお金。

 ヒデはアフリカの旅でポエムを作った。
 カレンダーを買った方はポエムを読んで力をもらった。
 アフリカの方は、カレンダーのおかげで学校運営資金を得て力をもらった。
 番組のレポートに拠れば、今あいのり学校の子供たちや親は教育への意欲で元気になっているという。

 アフリカの旅~ヒデのポエム~ポエムカレンダー~売上金~あいのり学校
 ヒデはアフリカの旅で力をもらい、
 日本の人たちはポエムで力をもらい、
 アフリカの人たちは売上金で力をもらった。
 この力の循環。

 与えられたら与える。
 昔「ペイフォワード」という映画があったが、「与えられたら与える」ということを繰り返せば豊かな世界になるということを感じた。

  2
 アウトローの変貌。
 歌舞伎町のホストが純情な少年になっている。
 ゴキの前で口もきけない。
 人は真剣に人と向き合うとこうなってしまうのだろうか?
 今まで自分を覆っていた殻が取り払われると、人はああなってしまうのだろうか?

 無器用で見え見えのアピール。
 チーズフォンデュの念力。
 視聴者はアウトローを笑いながらも、自分の中の純な想いを確認している。

 お父さんみたいと言われたのは可哀想だけど。
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アテンションプリーズ 「CA流イイ女への道!」

2006年05月17日 | 職業ドラマ
「ちょっと待てよ。勝手に決めんなよ。途中で逃げんのかよ。そりゃ給料倍になるかも知んね~けど、人生金だけじゃねーだろ。あんた言ったよな。自分の負けを認めろって、あんたが言ったから私ここまで来たんだろ。あんたに負けたくなかったから。もう戻れね~んだよ。本気でCAになりたいんだよ」

 洋子(上戸彩)にとって三神教官(真矢みき)は初めて自分に全力でぶつかってきてくれる存在だったのだろう。
 男っぽいが根は素直な洋子には、人の嘘と本音を見抜く力がある。
 三神は会社の人間としてではなく、人として自分に厳しく指導していると洋子は思っていた。
 会社の人間で物を言っているのであれば、自分に「逃げるな」「負けを認めろ」とは言わない。落ちこぼれて逃げれば、「そういう子だったのね」で終わるだけである。
 三神は人として自分に接している。
 そう洋子は信じていた。

 だが、引き抜き事件で洋子は自分の考えに疑いを持つ。
 簡単にお金で自分たちから離れることができる三神。
 もしかしたら、三神は給料(お金)をもらっている会社人として、自分たちに教えていたのではないか?
 それは会社の人間として当然なのだろうが、洋子はそれ以上であると信じたい。
 そうでなければ、今まで三神が自分に言ってきたことが全部ウソになってしまう。

 また、同時に洋子には、三神のことを思う気持ちもある。
 劣等生である自分のことが心配で引き抜きに応じることができない三神。
 自分のために三神の人生が台なしになるなんて嫌だ。
 そんな気持ちを洋子は洋子流に三神に告げる。
「知りもしない相手に似てるって言われるのムカつくんですけど。何なんですか?その後輩。どうなったんですか?私のせいにしないでくださいよ」

 この2つの気持ちが混じり合って、洋子は揺らぐ。
 そして、キャプテンの桜田(小日向文世)から三神の洋子に対する本音を聞いた時、洋子は走る。
 三神の本音とはこうだ。
「成績はビリ。言葉は乱暴。素行は最悪。勝手に先輩の制服は着ちゃうし、ハンガーではコード抜いちゃうし。でも芯はしっかりした子なんだって。今の子は、ちょっとうまくいかないと投げ出すけど、その子は結局戻って来たって。ああ見えて友達思いなところもあるんだって。ようやく、ちょっとだけ仕事への愛情も生まれてきたって。その子がどんなCAになるのか見てみたいって」
 三神は自分を見ていてくれた。
 愛情を持って。
 三神の幸せを願いつつも、自分には三神が必要だと思う洋子。
 こんなに自分のことを見てくれていた人はいなかったからだ。
 何の目標もなかった自分に初めてCAという目標を持たせてくれたのも三神。
 三神を引き止めたくて、洋子は
「あんたが言ったから私ここまで来たんだろ。もう戻れねーんだよ。本気でCAになりたいんだよ」 
 と言った。

★研究ポイント
 テーマ:先生と生徒。自分の人生に影響を与えた人。自分を見ていてくれた人。

★キャラクター研究:関山(大塚ちひろ)さん
 人のいいトロいキャラは自己主張しなくても存在感を見せる。
 ひとつはハチャメチャな主人公に振りまわされる役割。
 今回は「いい女」になりたい洋子につき合って、砂風呂・整体・お茶。
 ふたつめは悪気はないのに人をおとしめる役割。
 今回は「わらにもすがる気持ち」で恋の相談を洋子にしろと弥生(相武紗季)にけしかける。(でも関山さんは基本的にいい人。弥生の父親に弥生が「研修中に恋をするなどとんでもねえ」と怒られると「自分が恋に悩んでいる」と代わりに被ってあげた)
 三つめは意外な知識・事情通。
 今回は、スーパーCA・MKギャルズを知っていた。
 カレンダーモデルに新人も選ばれることを知っていた。
 ※活発な洋子との対照的なキャラで主役を引き立たせ、ドラマを進行させる情報を語って、狂言まわしの役割をする関山さん。重要なキャラだ。

★名セリフ
 「あんな小姑みたいな教官、いなくなった方が絶対楽だって」
 ※洋子、本音とは逆のせりふ。

 いい女なら自分、百歩譲って将来はいい女になると言う洋子に、弘田沙織(上原美佐)ら3人組は声を揃えて
 「違う違う」「無理無理」
 ※3人、声を揃えるから効果的。

 もうひとつ沙織とのやりとり
 「サメみたいな肌」
 「お前、サメに触ったことあるのかよ」

 翔太(錦戸亮)、洋子たちがカレンダーモデル募集のことで盛り上がっているのを聞いて
 「いいんじゃないの。弥生ちゃんならかわいいし。美咲が応募するとか言い出したら、どうしようかと思ったよ」
 ※これで弥生の恋の炎は燃え上がる。

 もうひとつ翔太のせりふ。洋子に
 「女としてのポテンシャルが違う」

 化粧とは?
「教室での化粧直しは禁止。メイクは洋服を身にまとうのと同じです。公共の場で化粧直しをするという事は他人の前で平気で着替えをしているようなものです」

 ラスト!
 「ミス5月? 見てみて~~」

★名シーン
 蜘蛛が着物に入って大騒ぎする洋子。
 次のカット。
 ホテルラウンジで話をしている三神と桂木志穂(森口瑤子)。
 そこへ蜘蛛が入って大騒ぎしている洋子がやって来る。
 ※笑いの増幅。一番、見られてはまずい人に見られるからさらに笑える。

 公園のブランコでビールを飲みながら楽しそうに話をしている洋子と翔太。
 そこへ恋の相談で洋子の部屋に遊びに来た弥生。
 ※弥生、かなしい。

 部屋に戻ってくる洋子。
 三神に言われたことを思い出して、掃除を始める。
 ※洋子、基本はすごく素直な子。

★追記
 「三神を信じたいという気持ち」と「三神の幸せを思う気持ち」。
 このふたつの気持ちを盛り込んだことが見事。
 どちらかひとつで物語を進行させるのが通常の手法。

 「勘違い」での事件解決は、バカにしてると視聴者に思われる可能性がある。
 今回は洋子の気持ちが描けていたからOK。洋子は勘違いキャラだし。
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