平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズン3 1話・2話

2006年04月06日 | テレビドラマ(海外)
 主人公をどれだけいじめられるかがドラマ作りのポイントになる。
 「24」シーズン3ではジャックに3つの「いじめ」を課した。

 1.バイオテロの阻止
 2.娘キンバリーに恋人。相手はCTUの捜査官チェイス
 3.麻薬中毒

 バイオテロの阻止に関しては、ジャックは精力的に動く。
 自分が潜入捜査で捕まえたサラザールの釈放要求。
 要求に応じなければロスにバイオテロ。
 バイオテロが本当であることを示すために犯人たちは、衛生局に感染した男の死体を放り出す。
 ジャックは歯形、指紋、DNA鑑定などから死体の身元の特定を指示し、ヤクの売人であることがわかる。
 売人の住所を割り出し、元締めがカルロスという男だとわかる。
 同じ頃、バイオテロのウィルスが結晶状のものであることが判明。
 カルロスはカイル・シンガーという男が白い結晶を運ばせたことをジャックにしゃべる。カルロスもカイルもそれがコカインだと思っている。

 恋人に関してジャックは迷う。
 「この仕事を続けるならふつーの生活は諦めるべきだ」
 自分の経験からジャックはそう考えている。
 だからチェイスとつき合っていることは面白くない。
 危険な業務からチェイスを外そうとする。

 麻薬中毒はジャックが潜入捜査のためにやむを得ず麻薬を打った結果、陥ったもの。
 中毒症状に陥り、ジャックはアナライザーのクロエに当たり散らす。
 クロエは反論。
 「あなたの心までは読めないんです。特別な指示なら言っていただかないとわかりません」

 もうひとりの主役。大統領のパーマーも3重苦を背負わされる。
 ひとつはバイオテロの件
 ひとつは再選の件
 再選に関してはパーマーがつき合っている女医にスキャンダルがあり、それを対立候補が問いつめようとしているらしい。
 大統領補佐官になったパーマーの弟が対立候補の討論メモを極秘に入手したりして、パーマーの意思とは違うところで側近が動きまわり、彼を苦しめる。(毎回のパターン)
 そしてもうひとつの苦しみは、シーズン2で自らがバイオテロの標的となった暗殺未遂事件のトラウマ。

 ジャックもパーマーもシーズン1・2では、二重苦だった。
 事件のことと家庭・側近のトラブル。
 今回は三重苦をどう克服していくかがポイントになる。

★研究ポイント
 物語の作り方

★名セリフ
 バイオテロの可能性を示唆されて、トニー・アルメイダが指示。
 「危険レベル1で備えてくれ。それから生物テロを行える力のあるテロ組織をリストアップ」

★追記
 脅迫電話はFBIにかかってきた。
 CTUにはその脅迫電話の音声ファイルが転送されて来た。

 今回は 13:00・14:00の話。 
コメント
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