平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

あいのり 2/6

2006年02月07日 | バラエティ・報道
 ひさよん、和泉の田上くんをめぐる女の対決が面白い。
 ひさよんは料理。
 和泉はエロ。
 久本雅美いわく「女の2大武器を使って戦っている」
 20歳の田上くんはイケメンなのに純情。
 ワインで酔ったふりして腕を組んできた和泉に「怖いな、大人は」とポツリ。

 アレックはああ見えて28歳。
 ゲームの世界に浸ってきたからか、現実での人間力に乏しい。
 和泉に対しては絶対の服従。
 対等な関係が築けない。
 和泉に高圧的なことを言われて、嫌になる。
 ひさよんに優しい言葉をかけられて勘違い。
 すぐにひさよんに乗り換える。
 田上くんがいない時の代わりでしかないのに、自分に和泉が気があると思って勘違い。
 ひさよんに乗り換えて、「ごめん、和泉」と心の中で和泉に謝る。
 アレックは空想の中に生きている。
 そこは居心地のいい世界。
 和泉もゲームの世界では、いい娘だ。

 アレックと同じように自分の世界にいるのが、アウトロー。30歳。
 ホストという世界にいたためか、クラブで客にやっていることが当たり前、自分は女性にモテルという幻想にとらわれている。
 今回は嫌がられているにもかかわらず、ひさよんの髪を撫で、髪にキス。
 頭をグイと引き寄せた。

 アレックもアウトローも自分の世界だけに生きていて、決して他人と交わることはない。

 そんな中で救いなのが、スーザンとMIE。
「心が全部スーザンで埋まっている」
「他の言葉で伝えたいのに好きという言葉しか思いつかない」
 と名セリフのMIE。
 病気で倒れたMIEはこんなせりふも。
「1日会えなくて不安でしょうがない。スーザンの想い出に1日でも自分がいないのは哀しい」
 旅は人を詩人にする。
 スーザンも名セリフ。
「MIEとまっすぐに向き合いたい」

 女の戦いと自分の世界。
 心を通わせることのない人間関係の中で、唯一、心を通わせているMIEとスーザン。そして純愛。

★研究ポイント
 雑多な人間関係の中で描かれる純愛。
 だからこそ純愛が輝いて来る。

 「あいのり」は人間観察の宝庫。
 20歳の青年(田上くん)、ゲームおたく、ホスト、25歳の女性はこんなものなのか、ということがよくわかる。
コメント
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