25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

釣りをして、Argo を見た

2017年11月29日 | 映画

 2、3日、暖かい日が続くと、天気予報は言うので、今年最後のカサゴ釣りに出かけた。と言っても昼の一時半の釣り開始で、食いの立たない時間帯ではある。スーパーでイワシはないかとさがしたがなく、121円でアジ買って、それを餌にすることにした。いつもの穴場である。一投目で、ちいさな子供カサゴ。これはリリース。しばらくして大きなカサゴが掛かった。次が蟹だった。2回ほど穴に引き込まれ、なんとか頑張ったが、出てくることはなかった。

 普段着で、手袋をして釣る。釣りの格好などしなくてもよい堤防釣りである。立って集中していると、時間が経つのはすぐである。一時間ほどで止めた。二匹あれば十分である。

 夜、2012年のアカデミー賞作品賞を取った「Argo 」を見た。イラン大使館が占拠され、館員の6名がカナダ大使館に逃げ込み隠れた。それを救出する実話である。イランの入管の風景がバリ島の入管うりで、帰りの票も同じで、入管のスタッフ専用のドアも同じように見え、自分も何度ここで足止めされ、出国できなかったことが三回ほどあったことを思い出して可笑しかった。

 3年前にも、仕事の相手が1時間待っても出口ゲートに姿を現さないので、これは何かあったな、と出口から入り込んで入管員のいる部屋に駆け込んだ。すると案の定知り合いが座っていた。入管員は誰かが来るのを待っていた様子だった。持ち込み現金が多すぎる、税金20万円と要求するのだった。交渉が始まった。ぼくはこの交渉にはなれているので、値切り倒して、二人を連れて出た。

 今思えば、バリ島での仕事もまるで前世で起きたことのような気がする。Argo はチェック機関を運よく、無事通過することができた。ハラハラドキドキだった。

 イスラム革命から37経っている。シーア派イランはオバマ前大統領の政府とはうまくやってきたが、トランプ大統領になって関係が悪くなっている。

 それにしてもこの映画はおもしろかった。勇気というものを考えさせられた。



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