戊辰戦争の 本ばかり 読んでいる と あきる ので
時々 読みやすい本を 入れることにしている。
最近は「 鉄 (くろがね) の 王 …… 流星の小柄 」。
両脇の本 「ナミヤ… と 「火 は 読んでしまっている。
さ て 平谷美樹の 「鉄の王」
宝暦四年(1754)、下野国の小藩の元・鉄山奉行だった
鉄澤(さなき)重兵衛は いま 鉄屑買いを生業としている。
藩が改易になってしまって、仲間と江戸に出てきた。
ある日、 飴を目当てに 古釘を持ってくる
なじみの子、留松が、
青みがかった銀色の光を放つ一振りの小柄を持ってきた。
希少な 流星鉄(隕鉄)で 作られている。
…… その夜、留松の一家は惨殺さる。
重兵衛たちは 事件の渦中へ ……。
これが あらすじ。
鉄とか 金とか でてくると 読まないではいられない。
著書 平谷さん は 科学者 ? いや
美術教師だった はずだが、
これは もう 科 学 盛りだくさん。
P140 「たたら」に関する 文章。
素人にも わかりやすい。 面白い。
P163 には 調べ途中の「 移 配 」。
熟蝦夷 あら蝦夷 都加留
三つの 蝦夷の話の あとに
「 移配といって 蝦夷たちを 捕らえて西に送り、
空いた土地に都近くの浮浪人たちを 入植させた……」の
一文が ある。
また 「上総の国に移配された 俘囚が 反乱を おこした、
という 記録も ございます」とも ある。
P 229 越中 五箇山 … 硝石で 商売をしていた、、、
調べたら
足利氏の命で ここに城を構えた内ヶ嶋氏が 3代にわたって
金銀山を開発し、城で 製錬加工を行っていた ……
が 見つかった。
また 知らなかったことが 出てきた。 困る なぁ。