ゾウさんと暮らす

85歳の 夫ゾウさんとの
二人暮らし。 わたし 82歳。  

熟蝦夷 あら蝦夷 都加留 … … 移配

2017年11月08日 01時31分30秒 | ・読書・映画・芝居・TV

戊辰戦争の 本ばかり 読んでいる と あきる ので

時々 読みやすい本を 入れることにしている。

最近は「 鉄 (くろがね) の 王 …… 流星の小柄 」。

両脇の本 「ナミヤ…   と 「火   は 読んでしまっている。

 

さ て  平谷美樹の 「鉄の王」 

宝暦四年(1754)、下野国の小藩の元・鉄山奉行だった

鉄澤(さなき)重兵衛は いま 鉄屑買いを生業としている。

藩が改易になってしまって、仲間と江戸に出てきた。

ある日、 飴を目当てに 古釘を持ってくる

なじみの子、留松が、

青みがかった銀色の光を放つ一振りの小柄を持ってきた。

希少な 流星鉄(隕鉄)で 作られている。

…… その夜、留松の一家は惨殺さる。

重兵衛たちは 事件の渦中へ ……。

これが あらすじ。

鉄とか 金とか でてくると 読まないではいられない。

著書  平谷さん は 科学者 ?  いや

美術教師だった はずだが、 

これは もう 科 学 盛りだくさん。

P140 「たたら」に関する 文章。

     素人にも わかりやすい。 面白い。

P163 には 調べ途中の「 移 配 」。

     熟蝦夷 あら蝦夷 都加留 

     三つの 蝦夷の話の あとに

「 移配といって 蝦夷たちを 捕らえて西に送り、

  空いた土地に都近くの浮浪人たちを 入植させた……」の

一文が ある。

また 「上総の国に移配された 俘囚が 反乱を おこした、

という 記録も ございます」とも ある。 

P 229 越中 五箇山 … 硝石で 商売をしていた、、、

調べたら

足利氏の命で ここに城を構えた内ヶ嶋氏が 3代にわたって

金銀山を開発し、城で 製錬加工を行っていた ……

が 見つかった。 

また 知らなかったことが 出てきた。 困る なぁ。


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