英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

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イタリア仕込みの男

2006-02-05 00:04:04 | Weblog
Photo: Campus

今日は久しぶりに過去の話。

わたしの大学時代の男友達(注:彼氏ではない)の話です。そいつと知り合ったのは日本の大学ではなくアメリカ旅行。ひょんなことから出会い、いっしょに飲んだり踊ったりし、そしていつの間にか連絡をとらなくなってしまった。そんな過去の友人の1人です。

カルチャーショックというトピックの話は今までいろいろしてきましたが、今日はこの男が海外で体験したカルチャーショックをお話しします。仮にアキラという名前にしておきましょう。

アキラは小学校時代のほとんどを親の仕事の都合で海外で過ごしています。いわゆる帰国子女というやつですね。いろいろな国に暮らしながらその度にいろいろと驚くような体験をしたようですが、イタリアでのとある出来事は彼のその後の生き方に大きな影響を与えたようです。

当時シャイな日本人の小学生だった彼は不安を抱え、イタリアの小学校に入りました。幸運なことに、すぐに気のいいアントニオ君というイタリア人の男友達ができ、陽気なアントニオ君はアキラのことをアキ~ラ、アキ~ラと呼んで、学校でも、学校が終わってからも、まだ新しい生活に慣れない彼と毎日一緒に遊んでくれたそうです。

ある日、いつものように学校を終えて二人で遊んでいると向こうからアントニオ君の知り合いの女の子がやって来たそうです。アントニオ君は「日本から来たアキ~ラだ」と紹介し、アキラもイタリア語で「日本から来たアキラです。よろしく」と自己紹介をしたそうです。その女の子も「よろしく」と笑顔で去っていきました。

その女の子が立ち去った後、アキラはアントニオの顔を見て驚きました。

いつもどんな時でも明るく陽気で優しいアントニオが怒りに震えていたのです。そして「アキラ、お前はなんてやつだ!」と怒鳴りつけたそうです。

アキラは自分がいったい何をしてしまったのかわからず、あっけにとられました。


どうしてアントニオ君がそんなに怒ったのかわかりますか?



アントニオ君はこう言ったそうです。「どうして彼女を誘わなかったんだ!」

アントニオ君はその女の子はさぞやショックを受けただろうと、本当につらそうに悔やんでいたそうです。

いつも親切でどんなドジを踏んでもいつも笑ってフォローしてくれていたアントニオ君が「アキラ、お前ってヤツは. . .」という感じで怒りに震える姿を見て、アキラも本当に心から反省したそうです。

そして、イタリアでは、女性に会ったら、誘わなければその女性は彼にとって魅力的ではない、ということになってしまい、その女性に対して失礼である、ということをアントニオ君から教えられたそうです。

この小学生のときの経験はアキラに大きな影響を与え、それは日本の大学生になった彼の行動に如実に現れていました。

ただ、彼曰く、日本の女性はイタリア女性と違い、みんなが誘われ慣れているわけではないので、誰にでも、というわけにはいかないそうです。本気にされても自分が困らない相手を選んでいたようですが。

いずれにしろ、イタリアの小学生おそるべし。女性をがっかりさせたということに、そこまで怒り、落胆する心理にある意味感心してしまいます。

最近、イタリア男を見習うとか、ちょいワルとか、はやっていますが。服装はともかく、中身までは一朝一夕にイタリア男になれるものではないのでは. . .という気がしてしまいます。

補足ですが、わたしはシャイな日本人男性も好きです。

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それではまた、
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11 コメント

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フランス人は? (KopyKat)
2006-02-05 17:25:23
以前勤務していた職場にフランス人男性がいたのですが、

上記に書かれたイタリア人男性のようなところが

ありました。フランスとイタリアはそういうところ

似ているのでしょうかね。



ところで、marine fishさんのブログを私のブログ

からリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?

お願いいたします
すごい! (favourite)
2006-02-05 22:45:50
イタリアに旅行に行けば行く先々で殿方に声をかけられるのはごく普通だし、イタリア人がアモーレな人々なのは知っていましたが、小学生ですらそんな「プロトコル」があったとは!いやー驚きました。
Unknown (管理人->KopyKatさん)
2006-02-05 23:27:27
そうですか~。そういえば、フランスへは1度だけ旅行で行った事がありますが、男性がとても親切でしたね。



リンクありがとうございます!

わたしもさっそくKopyKatさんの「もっとイディオム!!!」リンクさせていただきます。これからもどうぞよろしく
Unknown (管理人->favouriteさん)
2006-02-05 23:32:29
わたしはイタリアには一度も行った事がないのです。でも噂には聞いていましたが、旅行者の女性にも本当にお声がかかるのですね。こんな事を知ってしまうと、もし、自分が行って声をかけられなかったらショックだろうな~、なんて変な心配をしてしまいます。
Unknown (Akiko)
2006-02-06 17:06:19
こんにちは~私はイタリア人の友達がいます。彼はとてもシャイでしたよ~彼の妹にも会いましたがシャイでした。でもとても親切にローマ観光案内してくれました。

人間国民性はあるけど、例外もたくさんいますよね~☆

お互い風邪には気をつけましょうね☆

私のブログにも寄ってみて下さいね♪
南北格差 (日向清人)
2006-02-07 07:31:20
いやあ、すごすぎます。でも納得もします。ただ、ふと、思ったのですが、このお話は南の人々のことでは。同じイタリーでも、北の人たちって、気取っている人が多く、こういう、われわれが「ああ、いかにもイタリアーノ」と感じることを小馬鹿にしているような印象を持っています。
Unknown (管理人->Akikoさん)
2006-02-07 22:50:23
コメントありがとうございます。

日本人が一様でないのと同じように、イタリア人もフランス人も様々ですね。
Unknown (管理人->日向さん)
2006-02-07 23:04:43
こんにちは。



アキラ君のおとうさまはイタリアの有名な大学に勤務していまいたので、おそらくローマに住んでいたのではないかと思います。



興味深い情報をありがとうございます。

日本でも関西と関東の違いが話題になるように、他の国でも地域による違いが話されるのは面白いですね。



アメリカでもよく州による人間の気性の違いが聞かれました。ちなみに「人が親切だ」と多くの人がほめるのをよく聞いたのはワシントン州でした。



あ、もちろん、ワシントン州にも親切でない人もいると思いますが。
ありがとうございます♪ (ひろこ)
2006-02-08 22:39:11
私のオススメの本、買ってくれてありがとうございます♪私でもスラスラ読めたくらいなので、marine fishさんならあっという間に読めてしまうと思います。



イタリアの男性はホント、積極的ですよね。ヨットの大会のボランティアをしててイタリアのヨットを担当した事があるんですが、言葉がわからないのなんておかまいなしに話かけてくるのでタジタジでした(笑)
Unknown (管理人->ひろこさん)
2006-02-10 20:55:29
こんにちは。本は楽しく読ませていただきました。ひろこさんの情報アンテナにはいつも感心させられます。



ヨット大会のボランティアですか。ひろこさんはいろいろなことを経験しているのですね。でも、言葉がわからないのにはなしかけてくるってホントにマイペースですね。でも、わからなくても楽しそう。

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