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風薫る五月

2019-05-01 22:10:05 | <語彙> 気象、季節、自然のエーゴ
令和元年5月1日
新天皇が即位されましたね。昨日から今日にかけては雨の予報で、おめでたい日が雨ではちょっと寂しいなあと思っていましたが、即位の礼の儀式が行われる前から雨も止み、晴れ間ものぞきました。
暖かな空気ですが風が爽やかで、家のベランダから見上げた近所のこんもりした森の木々はかなりの風力で揺れていました。さすが天皇陛下はお天道様が見守っているんだわ~なんて畏れ多くも感心してしまいました。

さて、そんな時の風を表す言葉、単に wind  ではもったいないですよね。
The answer is blowin' in the wind. と歌ったのはボブ・ディランですが、もっと日本的な、
風薫る五月にふさわしい風です。
こう柔らかで爽やかな風。

柔らかい風は breeze を使いますが、そう、あの整髪剤のシーブリーズ。シャンプーでしたっけ?

それよりも、ちょっと詩的な、シェイクスピアも使った言葉、zephyr が合うような気がします。
今回は自前の例文でなくて、もっと良い例文を探したんですが、wordhippo.com にあった一文がその感じを伝えています。
Leaves swirled around his feet, dancing in the gentle zephyr.
ね、柔らかい風に枯れ葉が舞った、詩的でしょう?
そう、発音が難しそうな単語ですね。ゼファーと読みます。ゼファーは上質のギンガム生地をも指すんですね。

それと、「風が吹く」は、上の例文のような名詞で表すこともできるんですが、良い香りが漂うなんて場合の waft が良いですね~。こちらも Merriam-Webster で例文を拝借すると、
Heavenly aromas wafted from the kitchen.
なんて素敵な文章が出てました。サンクスギビングの時のパイが焼ける匂いなんてのがこの感じです。平成の時代に「まいう~~~~」なんて言っていた人がいましたが、サイコー!な美味しさが匂ってくるってことです。

そうそう、ゼファーに戻って、この言葉、ギリシャ神話の西から吹く風の神 Zephyrus (ゼファラス)が語源なので、西から吹く風も意味します。

何れにしても、新しい時代、爽やかな風が吹いて始まった縁起のいい1日だったと思いますがいかがでしょうか。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (このゆびとまれ!です)
2019-05-02 10:03:04
englicoさん

「風薫る五月」という言葉は素敵ですね。
「the gentle zephyr」はとても詩的ですね。

読者登録をしていただきました上に、ブログ記事に対して「いいね」や「ファイト」「役に立った」などのご感想をいただき、有難うございます。つたない記事ですが、作成の励みになります。今後もブログ投稿の道しるべとさせていただきます。
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Unknown (englico)
2019-05-02 20:07:22
このゆびとまれ!さん、私などコメントなしでクリックしているだけなのに、ご丁寧にコメントしてくださってありがとうございます。これからも日本と日本人のためになる素晴らしい情報発信を続けてくださいね。
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