実践的演劇教育ーことばと心の受け渡し

四十数年の小学校と大学での教師体験からの演劇教育の理論と実践、そして、憲法を守る市民運動の現在(いま)を報告します。

〔280〕144頁立ての鈴木清隆個人誌『模索4』が湯気をたてて届きました。

2020年07月03日 | 図書紹介
 鈴木清隆さんから個人誌『模索』が送られてきました。個人誌といっても表紙はカラーで、文中にはふんだんに写真が挿入された贅沢な144頁立ての本です。発行先は『模索』編集室となっていて、どうやら自費出版のようです。(定価700円、『模索』編集室、℡0426-91-4648)
 鈴木さんは私と同世代の小学校教師で、最後は都内で校長先生を勤められました。ことば遊びの実践家として全国に名が轟いていて、『ことば遊び、五十の授業』(太郎次郎社)という名著を出版されています。雑誌『ひと』の編集にも携わったことがあったと記憶しています。私が東村山市で教師をしているときに、児童文化部の講師としてお招きしたことが何回かありました。
 この本には、「御活躍のことと存じます。なかなか情況についていくに到らないのですが、あがいています。福田三津夫様」という添え書きがありました。

●寄贈にあたって
 新型コロナウイルスの感染による世界の死者数累計は、6月8日現在、397388人と
報道されています。死者数は前日比で+4586人という情報も出されています。世界全体
の感染は、いまだ増加途上にあることがグラフによつて示されています。世界の感染者累計
は6799713人だとも報道されています。一人一人の死者にそれぞれの生活があり、希
望、喜怒哀楽があることを想像しようとしても、死者数の多さに圧倒され混とんとしたまま
の像しか残らない状態です。また、ウイルス感染による死にいたる可能性への怖れをかかえ
ながら、人間の尊厳を訴えて香港、アメリカ、フランスなどでデモがつづいています。経済
格差という枠を超えるような絶対的な貧困状態の人々の感染者数の多さも報道されていま
す。研究の進展によって、いずれウイルスを収束させることができるとしても、まだ怖れを
かかえながらの生活がつづいています。皆様はいかがでしようか。
 『模索4』を寄贈させていただきます。混とんとした状況の渦中にあつて、非力ではあり
ますが、身近な生活にたちもどって考えつづけていくつもりです。生半可な思索で恐縮です
が、お手元に置いていただければ幸いです。     2020.6.10 鈴木清隆

●目次
序詞
授業・成蹊大学総合科目Ⅲ レトリック連環の感想
橋本義夫の見た光景4~6
林竹二の遺したことⅡ
気ままな思索2
あとがき

 彼もとうに退職して、悠々自適の生活かと想像するのですが、執筆活動はますます盛んで多彩です。ことば遊びの本3冊の他に、『林竹二 その授業と思想』、さねとうあきらさんとの『対話-児童文学と国語教育をめぐって』、『国語教育における〈意味生成〉論序説』、詩・童謡集『夜なかのかぜがあそんでる』、そしてこの個人誌『模索』が4冊目にもなるのです。
  さて、どこから読みますか。

 そうこうしているうちに、鈴木さんから「御礼」のはがきが届きました。

●『実践的演劇教育論』寄贈くださり、御礼申します。演劇の手法を深めながら日本の教育に切り込まれてきた足跡と、理論的な根拠をまとめられた御著書と感じつつ、読み始めています。実践と生活を御自分の言葉で語ろうと努めてきた、その時間の厚みに敬意を表します。機会があれば様々な事柄を語り合いたいと思いました。御礼まで。
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