円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

かど

2008年05月27日 | 日記
今日も庭掃除を2時間ほど行った。

気をつけているのは、隅っこや角、境目を綺麗にすることである。例えば平らな場所から壁が立ち上がっているところなどである。

ここが綺麗だと、ほかのところが少し汚くとも(?)全体が引き締まって見えるのである。

角とは、大切なことをいうらしい。

蓮如上人御一代記聞書には
「讃嘆のときなにもおなじやうにきかで、聴聞はかどをきけと申され候ふ。」
とある。

ここで「かど」とは、肝要・要点・かなめのことを指す。

かどは掃除をしていても、拭き残したり見落としがちなところである。しかし、そこをきちんと掃除すれば全体が綺麗になるがごとく、仏法もより私のためであったと聞こえてくるであろう。