B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

自然との共存は甘くない

2008-05-06 16:43:37 | 京都の田舎から

Jardin_anglaisさて、うちの庭からの最終レポートです。

「うちの庭」とえらそうに言ってますが、わたし自身はまるで手を土で汚してません…。でも、いつもいつも母だけにまかせておくのも申し訳ないというか、将来、いつの日か、わたしにバトンが渡される日も来るなあ、と自覚し、今回の帰省では庭に出ました。新しい「吉野川」という牡丹の苗を大きな鉢に移し替えるのを手伝ったり、黒点病にかかったバラの葉をつまんだり、やり始めたらこれが面白い!

バラは黒点病にかかると葉に黒点がでて、黄ばんできます。そして葉が落ちます。しかも伝染病(黒点菌)なのです!つまんで下に落としてしまってはダメ。つまんだ葉は別の場所に捨てるか焼却しなくてはいけません。ぽろっと落ちそうになる病気の葉をしっかりとつまんでビニール袋にためていく作業は、なんでしょうね、ちょっと病みつきになります。

でもね、ガーデニングは、写真やテレビでみているぶんには、素敵!って感じですが、物事にはすべて裏があります。つまり良いことばかりではない!

まず、。いつのまにか首にブツブツ、発疹。ガの幼虫の毛が触れたか?アリがはってきて噛んだか?正体は不明ですが、庭に出てると、まあ、いい餌食です。痒い。

足長バチも巣作りの場所を求めて、うろうろしています。殺生はいかん、と思いつつ、キンチョールで応酬です。こわい、こわい。

そして今回、フェイント的驚きは、花粉! もう季節は終わったと思っていたら、バラの葉をつまんでいるあいだじゅう、くしゃん、くしゃん鼻水さらさら完璧に花粉症の症状。母曰く、「あ~、葉っぱに積もっていた花粉やないの」。う~ん、マスクもせずに一心不乱にやっとったせいだよ~。その夜はもうヘロヘロ。10時まで起きているのが精一杯でしたよ。でも、一夜明けて、前日の洋服を全部洗濯したら、治った。自然も体も正直です。あなどれません。

もうすぐしたら紫陽花の季節ですが、梅雨が明けたら酷暑の京都。もう、じりじりと焼け付くような太陽のもと庭に5分といられません。朝は夜が明けると同時に蝉の大合唱で目が覚めますし、庭を車までぷらぷら歩くだけでヤブ蚊がつまみ喰いするようにあちこち刺してきます。わたしはけっこう蚊に好かれるんですよ、もう、発狂しそうです。で、夜になって戸を開け放していようものならモスラのような蛾が、光を求めて乱入してきます。

自然との共存は思いの外、なんぎなことでありまする…。それでも、生まれたばかりのヒヨドリのヒナが啼くのを聞き(あまり良い声ではありませんが…)、アオスジアゲハが新緑に舞う姿をみると、やっぱり将来も庭の世話は必要だな、と実感します(下草処理や、枝の剪定、松の木の松食い虫予防注射など、ペットの予防注射以上ですし、お金もかかるんですけどね…)。将来は、野菜も育てて、昨今、エコ派の女優さんに流行の自給自足生活も可能か、との算段もなきにしもあらず。

下の写真は年末に里帰りする甥っ子姪っ子が、庭の枯れ葉で恒例の焼き芋をする焚き火コーナーです。庭仕事のあとの黄金色の焼き芋は最高のようです。Jardin_roues

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