B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

デルフィーヌ・セイリグにびっくりぽん。

2016-02-13 23:49:08 | シネマ&芝居

 アンスティチュ・フランセ東京で開催中のカイエ・デュ・シネマ週間、今年は昨年10月、自ら人生にピリオドを打ったシャンタル・アケルマン追悼特集。

なんでこんなに人が! というほどの大盛況。

おまけに今日に限って、電車が遅れて、開始時刻に間に合わない~~とあせっていたら、あまりの混雑で開始時刻が10分遅れたようで、セーフ。

命拾いしました。

 

というわけで今日は3本観ましたが、何と言っても圧巻は『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地 ジャンヌ・ディエルマン』。長いタイトルですが、日本風によくある「ソフィーマルソーのなんちゃら」「イザベル・アジャーニのなんちゃら」というタイトルで言えば、まさに「デルフィーヌ・セイリグのジャンヌ・ディエルマン」と銘打っていいような、

デルフィーヌ・セイリグの存在感が異常に素晴らしく、常軌を逸したものを感じさせます。

私には想定外の展開だったので、思わず、座席で飛び跳ねるほど圧倒されました。


「去年、マリエンバードで」や「インディア・ソング」では、なかなか見えてこないフェミニストのデルフィーヌ・セイリグ。美しい女優である以上に戦う女性だったのだわ、ますます尊敬の念が増しました。(伴侶がサミ・フレイだったというのは解せませんが、ま、それは目をつむります)

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