遠藤雷太のうろうろブログ

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ネオンホール十五周年記念公演「ジャガーの眼」のホメレポ

2008-02-03 03:23:31 | 演劇を見てきた
2008/2/2

長野市での観劇は2度目。地元演劇人による唐十郎作のアングラ芝居です。
会場はネオンホールというところ。ここはちょっとおもしろい空間です。
札幌で演劇をやっている人に伝えるなら、ラグリグラ劇場よりも小さく、マルチスペースエフよりちょっと大きい縦長の空間。建物の古さが味になっています。カウンターがあって、普段はカフェバーとしても営業しています。普通にパイプ椅子を並べれば、キャパは3、40くらいといったところでしょうか。
そこに詰めも詰めたり、自分の観劇時にはざっと数えて100は超えるお客さんが入っていました。自分の膝のやり場にも困ったのは久しぶりです。ちなみに全四回公演。
唐十郎ですからバリバリのアングラ芝居。狭い狭い演技スペースに20人もの役者が右往左往し、絶叫し、珍妙な衣装をまとい、スピーカーからはがんがん音を響かせている演劇空間は、自分の専門外だったけど(だからこそかもしれないけど)、かなり楽しめました。
例えると、陸上の400メートル走を見ているような感じです。
主役級の役者さんは力のある方々だと思うのですが(全員、初めて演技を見た方々なのでよくわかんないけど)、そうした技術や経験に寄りかかることなく、最初っから全速力で突っ走って、最後は息切れしてもいいじゃない、という潔い感じのお芝居だったように思います。ネオンホールという建物の雰囲気にもよくあっていたし。
正直、長野市ではアマチュア演劇人はほとんど活動していないんじゃないかと思っていたので、これだけのものが見られて嬉しかったです。戯曲の雑多な世界観をここまでまとめあげた演出の力量も素敵でした。
と、持ち上げておいてこんなことを書くのも恐縮なのですが、台詞はあんまり聞き取れなかったので話の流れはほとんどつかめませんでした。ただ、聞き取れていても理解できたかどうかは微妙なところだったので、よかったのかもしれません。
物語ではなく、詩を楽しむ感覚に近いような。演劇と詩はやっぱり相性がいいのです。
二回目の休憩(!)も、観客としてはいらなかった。場転に必要な間だったとはいえ、そのために空間の熱が冷めてしまったのは残念。
ただ、演劇の楽しみは「非日常を共有する」ことに尽きるのではないかと思います。
これさえ抑えてもらえればチケット代1800円も喜んでお支払いできるのです。
そういう意味で、このお芝居を見て後悔した人はあんまりいないんじゃないでしょうか。
上演後「打ち上げ」のアナウンスもあったみたいで、参加できなかったのは残念と言うしかありません。珍しい人脈を作るチャンスだったのに…。

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