遠藤雷太のうろうろブログ

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妖怪大縁会『妖怪百歌物語〜ホロケウカムイ篇〜』(TGR2019)

2019-11-03 23:47:58 | 演劇を見てきた・TGR2019

2019/11/2

・アイヌにルーツを持つ女性カンナが差別に苦しめられる話。

・舞台奥は演奏者と歌い手、手前は演者という配置。

・とにもかくにも豊川容子さんのアイヌ伝承歌。

・声の情報量が多くてずっと聴いていられる。字幕も出るけど、意味よりも、音に浸っているほうが楽しい。これだけでチケット代の元が取れる。

・豊川さんの歌に、介護施設のおばあさんが丸めたひざ掛けを赤子に見立ててあやしているところ。

・頭の中で想像が広がるしシーン単体で完成している。

・わりと序盤だったけど、個人的には一番好き。この作品でCMを作るならここを使いたい。

・去年の作品と同じく音楽パートに入ると強い。

・演者側では加藤良子さん。立ち姿が美しいし、不快感の表情もかっこいい。僅かな仕草でも、ちゃんと身内を守ろうとする必死さが伝わってくる。

・アイヌ伝承の話もあるけど、話のテーマは「差別」に向かってく。

・カンナのいた職場のパワハラが声でそうになるくらいひどい。そりゃ心のバランス崩れる。

・介護の現場ってほんとにああいうこと言われたりするんだろうか。センシティブな話だけど、機会があったら関係者に聞いてみたい。

・男が「友達以上恋人未満」と言う関係は、ハタから観ると「他人以上同僚未満」という罠。

・もうちょっと仲良しシーンあったらと思うけど、あのパワハラを許容している時点でちょっと無理。

・食事に誘うシーンも、雇用主の息子に言われたら無碍に断りづらいよなと思ってしまう。

・彼女が自分の苦しさを隠しがちという設定なので、なおさら。

・たぶん作り手の意図とは違うんだけど、現実に山ほどある状況だと思うので、より生々しく感じる。

・終わってから、お客さんを舞台に上げて、みんなで踊るの斬新だった。

 (2019/11/2 19時の回)

■キャスト
向井陸:金戸一基
荻内カンナ:新藤莉奈
荻内マツ:加藤良子(office timble)
あべさん:石橋玲(劇団にれ/バクの事務所)
ウェンぺ1、向井辰三:石橋俊一
ウェンペ2、米原次郎:鍋島彗吾
ウェンペ3、パヨカムイ:田中智康(バクの事務所)
うめ、向井容子:金森マミ
ホロケウ:仁木夏恵
ハルアンテ、踊り子:ゆずちゃ
イコトイ:石田しろ
篠田、イワエトゥンナイ:矢嶋紘平
ヤオシケプカムイ:佐々木唯
踊り手:山崎あさの、松本潤也、橘智子、猫谷

■音楽
豊川容子(アイヌ文化伝承者)
石田しろ&石橋俊一(縄文太鼓)
ニライカナイバンド:モノノケユースケ(G,Vo)えり花(Key)角田好史(Dr)川端早紀(B)竹内亜希子(Ob)yoshito(Tp)
踊り:牛島有佳子(昭和レディ)

■スタッフ
脚本・演出:鷲頭環
舞台監督:上田知
照明:鈴木静悟
音響:高橋智信
写真提供:小寺卓也
造形制作:中川有子
衣装:鍋島美和子、津元敬子、田原美奈、柳田真希
メイク:池田明日香
制作:鷲物家、橘智子
照明補佐:神しのぶ
イラスト、アニメーション原画:齊藤育恵
CM動画:山崎あさの
動画撮影:西田知司
写真撮影:小田雅人
受付物販:山田夏蜜、北風いずみ

※当日パンフ参照(なにぶん手入力なもので誤りがあればご指摘ください)


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