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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ドストエフスキー『罪と罰(下)』(296~330p)

2025-04-02 15:26:00 | 罪と罰

 

 

2025/3/28

ラズミーヒンとの決別に、ポルフィーリイとの二回目の対話。

喜劇として書くなら、紆余曲折のすえ、やっと自白しても、周りがどうせ嘘だろうと妙に出来のよい解釈をして無罪になるということもありうる。

あいつは実は秘密結社に所属していたんだとか、文脈によっては勘違いコメディになりそう。

分離派信徒(ラスコーリニック)320というプロテスタントの一派があるらしい。そのまま、ラスコの名前になっているが、意図的なものなんだろうか。

もう固有名詞の長さと数が嫌がらせかというくらいなので色々疑心暗鬼になっている。

ポルフィーリイの詰め方が巧み。

安心させておいてズドンと核心を突く。

名探偵の定番ムーブでもあるけど、これでもかというくらいシロを強調しておいて、言葉を紡いでいくうちに、みるみるうちに結論が反転する。

単なる喋り方の気持ち悪い人ではなかった。

※新規登場人物なし

コメント
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