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もうすぐ9月

気がつけばもうすぐ9月。
今月半ばに一段落ついたので何日間かかけて先月のブリヤートの写真も含め
仕事の原稿用の写真など一気にプリントした。暗室作業はずいぶん久しぶりだった。
暗い中での作業というのは疲労も倍だが仕上がりをみるとやはりプリントにはプリントの
良さがある。モノクロのプリントなどもうずいぶんやっていないが聞くところによると
モノクロの印画紙などがもうあまり売っていないらしい。手間もコストもかかるので仕方がないか。
最近気になるのは、飛行機の手荷物検査が非常に厳しくなったということ。ヨーロッパ発の便など
ではかなり厳しいらしい。今後更に強力なX線をかけるのかと思うと、もう飛行機にフィルムを持ち込むのは
不可能になるのではないか。現地でフィルムを買ってテスト現像まで出来るところならいいが、時間や
空港での手間を考慮すると今後海外での撮影はデジタルがますます当たり前になるのだろう。

今月は海外の自動車メーカーの仕事でポートレートを撮ったのだが、やりとりをしていたスタッフがイギリス人
だった為か場所は東京でも気分はすっかり西欧人。いつもの街が『Kill Bill』や『Black Rain』などハリウッド映画の
中に出てくるNIPPONに感じられて不思議な感覚だった。

写真はバイカル湖の南岸。近くにはリゾートホテルが建ち、短い夏を満喫する人たち。
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博物館~

8月にはいってから途端に暑くなってしまった。世界的にも猛暑らしいが
東京の真夏で気温35度はすでに普通なのだろう。関係ないがウランウデで冬の気温の
話をしていた時、向こうの人がマイナス30度とかにいちいちマイナスをつけずに
30度とか37度などと言っていた。ちなみに37度(マイナス)下回ると学校は休みに
なるそうだ。仕事は?って聞いたら、仕事はもちろんしないといけないでしょ、と
言っていた。当たり前か。マイナス37度とマイナス30度は体感としてかなり違うのかと
聞いたら、やっぱり違うらしい。マイナス20度なんていったら、今日はすごく暖かい
ということになるそうだ。当たり前か。でもすごいところだと思った。


上野の国立博物館に今、話題の伊藤若冲の絵画を撮りに行って来た。
閉館後、人が引けてから館内に入りセッティングを始めたのだが、
人気のない博物館の中はいつもより広く感じられて、
ついさっきまでのひといきれがまた残っていた。
アメリカ人のコレクターのカリフォルニアにある家というのを以前何かで
見た事があったのだが、横からの障子越しの光を再現していて造りというより
光から日本家屋を再現していた。今回も障子越しに光が入り時が経過してやがて
ロウソク(行灯?)の光だけで絵画の見え方がどのように変化するかを再現していた。
障子越の光は写真的にいうとディフューズされた回った光、である。作品の見え方が
これによってまったく違ってくる。左右(または上下)均等でまるで複写でもするように
均一に見える照明が当たり前だが、これを書いた絵師はそもそも均一の光の下で描いない。
作品はもとより、江戸時代の家屋での光の見え方、ものの見え方が再現されているのが
おもしろい試みだった。
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