みなさん、こんにちは。
今日は、前回認定NPOの話題の中で触れた個人の寄付に関する新制度についてです。
1/18の日経新聞によると、政府は2011年度に、公益法人や認定NPOへの信託銀行を通じた寄付をしやすくする「特定寄付信託」制度を創設するそうです。
この仕組みは、まず個人がお金を信託の形で信託銀行に預けます。
そして、信託銀行が指定する学校や医療機関、福祉施設など公益法人や認定NPOから寄付したい団体を選び、毎年一定割合ずつ金銭を寄付することになります。
税制面のメリットとしては、前回紹介した寄付金の税額控除だけでなく、信託の運用益を非課税とすることも予定されています。
寄付をする方は特定の対象に強い思い入れがある場合が多いように思うので、新制度の活用はそんなに広がらないような気もしますが、幅広く寄付を考えている方や特定の分野への寄付を考えているような方にとっては、使い勝手の良い制度だと思います。
また、寄付を受けた団体は信託銀行を通じて活動実績を報告することが予定されているため、個人で寄付をするよりも、活動内容についての情報を集めやすいといえます。
この情報を基に寄付の額を増やしたり、あるいは寄付をする先を変えたりできれば、より自分の想いに沿った支援ができるのではないでしょうか。
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