誕生日拉致の旅 その3

二日目は朝９時から出かけるのでゆっくり寝ましょうって事で、
前日の夜にたらふくワインを飲んでねました。
でもこれはちょっとした罠だったようで。
翌日と言うか、飲み終わった数時間後の朝。
いきなりベットの横にあるライトの電気がついて目が覚めた。
目を開けると、目の前には見た事がある岡口宏が立っていて真剣な顔で俺を見てる。
そして目の前にはオレンジ色の物体があり、その横にはカメラ。
さらに横を見るとひげ面の女性が・・・
他にも人がいたんだけど、俺の寝起きの視力ではそれ以上は見えませんでした。
旅に参加しているのは、俺も含めて4人。
でも今何となく見えている人達も含めると明らかに4人以上居る。

？？
？？
？！
いま何かが起きてるみたいだ。（この時点ではまだ他人事）

また寝ようとしたけど、目の前のオレンジの物体がずーっと動かず、
明らかに何かすれ！って訴えかけている。
よく見てみると白い物体もある。
これは生クリームか？
食べくれって言ってるのか？
そう思い、口の中に入れてみた。
その瞬間岡口宏が14秒！(だっけ？)って叫んでる。

俺は訳が分からんかったけど、そのまま起きてみたら
冬キャンに参加したメンバーが待っている。
ヒゲが生えた女の子、チャイナドレス、作業着をきた人などなど
どうやらさっき口に入れたのはケーキだったらしく、
誕生日ケーキが用意されているのさ。
なかなか手のこんだ演出ですね。
なんでも、廊下で誕生日ケーキに火をつけたら箱に燃え移って
もう少しで火災になる所だったらしい。
ある意味悪い方で有名人になれたかもしれなかったそうで。
そう、この演出をする為に、前日の夜たっぷり俺にワインを飲ませたらしいですよー

しかもここで新たに３人が旅に合流。
前日に香港入りしてたらしいんだけど、驚かす為に会わないようにしてたらしいよ。
すごいですね。
一日目に追加メンバーが出て来なかったから、今回は完全に4人だと思ってたよ。
でも旅は沢山の人が居るとたのしいよね。

この後、一度各自が部屋に解散後して、数時間後にもう一度集合。
でも一人は足を自分でひねったら痛めてしまったらしく、部屋でお留守番。
6人で香港島に出発。
ここでブランチの飲茶を食べに行く。
この飲茶が美味かったー
ワゴンで蒸篭を運んでくるおばちゃんを呼び止め、食べたい飲茶があったら
テーブルに置いて行ってもらう形式。
ワゴンが来るたびにワクワクするんだよ。
しかも美味い。

ここでたらふく食べた後は、いきなりマカオに行くぞって事になり、フェリー乗り場へ向かう。
マカオに行く理由が、俺がパスポートにスタンプ（入出国に押すやつ）を増やしたいと言ったからだと。
言ってねーよ、って思ったけど、まあいいか。
ちなみにマカオは高速フェリーで1時間ぐらいの場所。
女性陣はエステだか買い物に行くってことで、また当初の男4人でマカオに向かう。

つづく