東山動物園に行くと、いつも遊園地の汽車に乗りたがる極楽息子(小)ですが、なぜかこの日は遊園地に行きたがりません。北門近くのゲームコーナーで、お金を入れてくれとも言わずに乗り物に座っているだけ。汽車に飽きちゃったわけではなさそうですが。
いつもと違うパターンにパパは戸惑いましたが、とりあえず動物を見に行きます。
シロクマが機嫌悪そうに吼えています。奥のクマが領地を独占しているようで、手前のクマが入れないように威嚇していました。
こっちが大きい方の奥のクマです。春になると暑くて気分が悪いんでしょうか。かなり腹を立てている様子でした。
廃線になった旧モノレールは、路線のほんの一部と車体が保存されています。もっとカラフルな塗装だったのに、錆止め塗料だけ塗られて放置の状態です。
かつての人気者がひっそりと佇む横で、桜が今年もほぼ変わることのない花を開きます。40年前には誇らしげな赤と銀色に彩られたモノレールが花の絨毯の上を飛ぶように走り回り、そこから満員の乗客がその美しさに感嘆したこともあったのでしょう。これも世の無常というものです。