・・・ヤバイです。
メタボ対策の為に始めた山歩きのおかげで食が進みまくって、
体重増に拍車がかかりまくっています。
そろそろ五穀断ちの修行僧にでもならないと
摂取カロリーをペイできません。
それはそうと、今年のお盆はタイトル通りでした。
国見温泉石塚旅館の湯に浸かりこむため
自炊部屋に連泊だぁぁーー!
爆暑の関東から来た身としては、朝晩の涼しさは極楽浄土。
「よしっ!ノンビリ寛ぐぞーー」と思いきや、
久々の国見温泉にコーフンし、
朝・昼・晩・深夜・早朝と、働き蜂のように浸かりこみ、

ダウン・・。
数年ぶりの石塚旅館は、
相変わらず、すんばらしぃお湯でした。
なにしろ久々の北東北遠征なので近隣の温泉場徘徊も少々。
名物の冷麺もごちそうさま。
右は家用土産。ほぼ全部スーパーの特売で売られていたもの。
国見温泉でダラダラ過ごすのもアレなので、

秋田駒ケ岳の山歩きにも出かけて来ました!
コレが一筋縄ではいかない山歩きになったのですが・・
・・・というワケで
待ちに待った秋田駒ケ岳の山歩きです。
この秋田駒ケ岳、何を隠そう
ジャジャーン!!
幼少の頃に初めて歩いた、山デビューの地なのであります!!
たくさんの思い出が詰まった特別な山。
訪問前から懐かしさとワクワクが止まりません。
がっっ、当日は途中から生憎の雨と風とガスガス・・・・・。
我家が歩いた「前日」と「翌日」は天気良好だったようで、
なんとも引きが弱いというか、強いというか・・。

7:00国見温泉森山荘脇の登山道出発。
本日は横長根~大焼砂~男女岳~男岳~馬場ノ小路~横長根をまわる予定。
右回りか左回りかは、この時点でまだ未定。

きっちり整備された、とても歩きやすい登山道です。
後に、この登山道が人の手により、
いかに大事に守られているか知るのですが・・。
7:46横長根分岐。
名前の通り、横に長い尾根です。
8:18第二展望台。ここで小休止。
火山観測用基点がありました。
登山道が初秋の花々に囲まれています。

荒涼とした大焼砂に近づいてきました。

8:34男岳分岐。直進するか、左折するか迷いましたが、
ふと誰かに「真っ直ぐ・・」と、言われたような気が・・。
空耳かな?

なので、そのまま大焼砂を直進。

ここは両斜面が一面のコマクサ畑です。
勿論、花のピークは過ぎていましたが、
最盛期はさぞや素晴らしいと思います。

9:14横岳。

登山道右手に、阿弥陀池と男女岳が見えます。

9:20渦巻きが特徴的な小岳が目の前に。

どんより曇り空の下、
目の前に見える阿弥陀池と男女岳を目指します。

9:25鉛色の阿弥陀池に到着。
阿弥陀池避難小屋の周辺は、
八合目登山口から来たハイカーさん達で賑わっていました。
ちなみに国見コースでは、
ここまで誰一人出会う事はありませんでした。
驚いたのは、こんな天気の中でも子連れハイカーさんが数組いた事。
さすがファミリー登山のメッカです。
避難小屋から男女岳山頂は、もうすぐ目の前。
両側を高山植物に囲まれた木段を上りきり・・

9:45男女岳山頂到着!

三角点とお賽銭。
雨がポツリポツリ、風も強く吹き始めたので・・

とっとと下ります。
避難小屋で休憩をしていると、いよいよ雨がシトシトと。
いつもならダラダラと休憩を楽しむのですが、
こんな天気なので早めに切り上げ、

10:36男岳へ向けて歩き出します。
すると「通せんぼ」するように、目の前がみるみるガスで真っ白け。
挙句に、男岳と横岳の分岐へ出た所で、
体を押し戻すように、急な突風が吹きつけるではありませんか!
この時、ハッキリわかりました。
山が「来た道を戻りなさい」と言っている・・。
男岳~馬場ノ小路は諦めて、再び避難小屋へ戻り、
来たルートをそのままピストンする事に。

チングルマもションボリしています。
途中から雨も本降りになり、横岳からは風も強くなる一方。
そして風の吹きつける大焼砂を通過中、
本来通る予定だった馬場ノ小路方面を見て驚いた。
はるかに強い暴風が轟々と吹きつけるのが見える・・。
「もしあそこを通っていたら・・」そう思うとゾッとします。
大焼砂を抜けて少しすると、
雨降る登山道で、赤いカッパを来た男性が、
黙々と何か作業をしているではありませんか。
「はて?この人はどうしたんだろう?」
なんとこの男性、雨の中たった独りで鍬を握り、盛り土を作り、
流れ出る雨水を登山道の外へ逃がしていたのです。

男性の作った盛り土は要所要所点々と、登山道の下まで続き、
おかげで雨水が登山道に流れ込む事は、ほとんどありませんでした。
何気なく歩いた「整備された歩きやすい登山道」は、
実はどれだけ多くの手間がかかってきたのかと思うと、
その一歩一歩が心に熱い。

12:19無事、怪我もなく登山口到着!
その後しばらくして、下山を待つかのように、
まるで台風かと思うような暴風雨がやって来ました。
先ほど登山道を整備していた男性もすぐ後に下山され、
暴風雨はまぬがれた様子。
・・・もし・・
もし、行きの大焼砂の男岳分岐で、左回りのコースを取っていたら、
時間がかかり、この暴風雨に巻き込まれていたかもしれない。
もし、男岳と横岳の分岐で突風に押し戻されなかったら・・、
あの暴風の馬場ノ小路を歩いていたかもしれない。
山が、守ってくれたのかな・・。
幼い頃歩いた楽しいばかりの秋田駒。
「さぁ、今度は学びの時だよ、山は楽しいだけじゃない」
そんな事を秋田駒から教わった一日でした。
はしご湯のすすめ(ホーム)
メタボ対策の為に始めた山歩きのおかげで食が進みまくって、
体重増に拍車がかかりまくっています。
そろそろ五穀断ちの修行僧にでもならないと
摂取カロリーをペイできません。
それはそうと、今年のお盆はタイトル通りでした。
国見温泉石塚旅館の湯に浸かりこむため
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![]() | ![]() |
自炊部屋に連泊だぁぁーー!
爆暑の関東から来た身としては、朝晩の涼しさは極楽浄土。
「よしっ!ノンビリ寛ぐぞーー」と思いきや、
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久々の国見温泉にコーフンし、
朝・昼・晩・深夜・早朝と、働き蜂のように浸かりこみ、

ダウン・・。
数年ぶりの石塚旅館は、
相変わらず、すんばらしぃお湯でした。
なにしろ久々の北東北遠征なので近隣の温泉場徘徊も少々。
![]() | ![]() |
名物の冷麺もごちそうさま。
右は家用土産。ほぼ全部スーパーの特売で売られていたもの。
国見温泉でダラダラ過ごすのもアレなので、

秋田駒ケ岳の山歩きにも出かけて来ました!
コレが一筋縄ではいかない山歩きになったのですが・・
・・・というワケで
待ちに待った秋田駒ケ岳の山歩きです。
この秋田駒ケ岳、何を隠そう
ジャジャーン!!
幼少の頃に初めて歩いた、山デビューの地なのであります!!
たくさんの思い出が詰まった特別な山。
訪問前から懐かしさとワクワクが止まりません。
がっっ、当日は途中から生憎の雨と風とガスガス・・・・・。
我家が歩いた「前日」と「翌日」は天気良好だったようで、
なんとも引きが弱いというか、強いというか・・。

7:00国見温泉森山荘脇の登山道出発。
本日は横長根~大焼砂~男女岳~男岳~馬場ノ小路~横長根をまわる予定。
右回りか左回りかは、この時点でまだ未定。

きっちり整備された、とても歩きやすい登山道です。
後に、この登山道が人の手により、
いかに大事に守られているか知るのですが・・。
7:46横長根分岐。
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名前の通り、横に長い尾根です。
![]() | ![]() |
8:18第二展望台。ここで小休止。
火山観測用基点がありました。
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登山道が初秋の花々に囲まれています。

荒涼とした大焼砂に近づいてきました。

8:34男岳分岐。直進するか、左折するか迷いましたが、
ふと誰かに「真っ直ぐ・・」と、言われたような気が・・。
空耳かな?

なので、そのまま大焼砂を直進。

ここは両斜面が一面のコマクサ畑です。
勿論、花のピークは過ぎていましたが、
最盛期はさぞや素晴らしいと思います。

9:14横岳。

登山道右手に、阿弥陀池と男女岳が見えます。

9:20渦巻きが特徴的な小岳が目の前に。

どんより曇り空の下、
目の前に見える阿弥陀池と男女岳を目指します。

9:25鉛色の阿弥陀池に到着。
阿弥陀池避難小屋の周辺は、
八合目登山口から来たハイカーさん達で賑わっていました。
ちなみに国見コースでは、
ここまで誰一人出会う事はありませんでした。
驚いたのは、こんな天気の中でも子連れハイカーさんが数組いた事。
さすがファミリー登山のメッカです。
避難小屋から男女岳山頂は、もうすぐ目の前。
![]() | ![]() |
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両側を高山植物に囲まれた木段を上りきり・・

9:45男女岳山頂到着!

三角点とお賽銭。
雨がポツリポツリ、風も強く吹き始めたので・・

とっとと下ります。
避難小屋で休憩をしていると、いよいよ雨がシトシトと。
いつもならダラダラと休憩を楽しむのですが、
こんな天気なので早めに切り上げ、

10:36男岳へ向けて歩き出します。
すると「通せんぼ」するように、目の前がみるみるガスで真っ白け。
挙句に、男岳と横岳の分岐へ出た所で、
体を押し戻すように、急な突風が吹きつけるではありませんか!
この時、ハッキリわかりました。
山が「来た道を戻りなさい」と言っている・・。
男岳~馬場ノ小路は諦めて、再び避難小屋へ戻り、
来たルートをそのままピストンする事に。

チングルマもションボリしています。
途中から雨も本降りになり、横岳からは風も強くなる一方。
そして風の吹きつける大焼砂を通過中、
本来通る予定だった馬場ノ小路方面を見て驚いた。
はるかに強い暴風が轟々と吹きつけるのが見える・・。
「もしあそこを通っていたら・・」そう思うとゾッとします。
大焼砂を抜けて少しすると、
雨降る登山道で、赤いカッパを来た男性が、
黙々と何か作業をしているではありませんか。
「はて?この人はどうしたんだろう?」
なんとこの男性、雨の中たった独りで鍬を握り、盛り土を作り、
流れ出る雨水を登山道の外へ逃がしていたのです。

男性の作った盛り土は要所要所点々と、登山道の下まで続き、
おかげで雨水が登山道に流れ込む事は、ほとんどありませんでした。
何気なく歩いた「整備された歩きやすい登山道」は、
実はどれだけ多くの手間がかかってきたのかと思うと、
その一歩一歩が心に熱い。

12:19無事、怪我もなく登山口到着!
その後しばらくして、下山を待つかのように、
まるで台風かと思うような暴風雨がやって来ました。
先ほど登山道を整備していた男性もすぐ後に下山され、
暴風雨はまぬがれた様子。
・・・もし・・
もし、行きの大焼砂の男岳分岐で、左回りのコースを取っていたら、
時間がかかり、この暴風雨に巻き込まれていたかもしれない。
もし、男岳と横岳の分岐で突風に押し戻されなかったら・・、
あの暴風の馬場ノ小路を歩いていたかもしれない。
山が、守ってくれたのかな・・。
幼い頃歩いた楽しいばかりの秋田駒。
「さぁ、今度は学びの時だよ、山は楽しいだけじゃない」
そんな事を秋田駒から教わった一日でした。
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