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谷川岳主脈縦走その1・西黒尾根→大障子ノ頭

2017年06月23日 | 【山】谷川連峰・苗場


梅雨の合間の土日は、ユネスコエコパークに登録されたばかりの谷川岳、その核心地域ど真ん中の主脈縦走路を歩いてきました。


おや?谷川岳?先週も行かなかったっけ?


・・・そ~なんですよ。


先週数年ぶりに歩いた西黒尾根のアルペン的景観と可憐な高山植物に魅了され、もっと深く谷川岳を知ってみたくなり今週は欲張って主脈縦走路に挑戦してみました。


感想を言うなら
「ま~~~っっ、とにかくキツかった!」
これに尽きます。



谷川岳主脈縦走路はアップダウンの繰り返される登山道が延々と続き、頼みの綱の営業小屋は縦走路の最初と最後(谷川岳側に肩の小屋、平標側に山ノ家・いづれも季節営業)があるだけで、あとは簡素な避難小屋がポツリポツリとあるのみ。もちろん途中にトイレはなく水場の現状もいまいちわからない状態なので、テント装備に加えたくさんの水と携帯トイレ持参という、かなりの重装備で挑みました。


結論としてはテント装備で主脈縦走は、かなりキツかった~~っっ。最初から日帰り前提にして荷を軽くして一気に歩いた方が格段に楽だったかもしれない。「じゃあ次は日帰り装備か?」って聞かれれば、何かあった時が怖いんで、やっぱりテント装備で行くかなぁ。ここがビビりの辛いとこ。



肝心のルートは、西黒尾根→平標で歩きます。


6月17日(土)

前日の夜に荷物を積めて魚河岸並みの早朝(というか深夜)に家を出発。谷川岳ベースプラザの駐車場に到着したのは4時頃でしょーか。駐車場のあちこちで早くもザックを背負い出発する姿が見られ、こちらも「よーし、行くぞぉ」と気分高揚。

さぁ、準備を整え出発!今日はどの程度歩けるかわからないので、避難小屋にお世話になる可能性もあるかなぁと頭の片隅に置きつつ、目標は山ノ家まで行ってテント泊だ~!(←気分上々)


・・・でも実際は「重いザック+寝不足+ババァ(もしくは、ジジィ)」の三重苦で不安要素満載の出発だったりする。



登山口へ向かうお馴染みの道。先週は無かったと思われる「ユネスコエコパーク」の垂れ幕が誇らしげにお出迎え。


4:25西黒尾根登山口出発。先週歩いたばかりなんで景色そのものは特に変化なしです。ただあきらかに違う点は先週と比べ湿度と気温が高いこと。「これぞ谷川岳の夏」といった蒸し暑い樹林帯シーズンが遂にやって来ました。

そして何より荷物が重い!!(←コレが一番ツライ)

じめじめ湿度と重い荷物で汗が滝のように噴き出して、早くもシャツは「絞れるんじゃないの?」ってくらいビシャビシャ。つい先週、日帰り装備で歩いたばかりなんで、ザックの重さが体に与える負荷の差をハッキリと体感することができましたよ。


足元には生まれたばかりのギョリンソウ、そして花が咲き揃いはじめたマイヅルソウ。主脈縦走だからサッサと歩くのかと思いきや、やっぱり花に捉まっちゃうんですね~。



5:43やっと樹林帯を抜けました!



ここからババーンと景色が開け、あとはずーーーっと爽快な尾根歩きです。目の前にはロープウェイ天神平駅が見えます。


先週も会ったカタクリ、そしてチゴユリ。イワカガミの群生は終始あちこちに。イワナシも健在でした。



ラクダの頭までクサリ場は全部で三か所です。画像は一番高度感のある一本目。ちょい面倒くさいのは二本目かな。二本目はツルッツルに磨き込まれた蛇紋岩がよく滑るんですよ。



いやーー、それにしても、今日もいい天気でホントに良かった!雲一つない青空です。



雪割草がシャキーーンと青空に映えてます。



そして西黒尾根といえばホソバヒナウスユキソウです。



たった一週間でどんどん先揃ってきました。



ハクサンコザクラも花を咲かせていました。



千島石菖も風にゆれています。



消えかかった雲海から遠くの山々も頭を出して来ました。



今日はあちら(白毛門方面)も気分よく歩けそうですね。



肩の小屋直下の雪田です。相変わらず眩しいっっ。



7:37肩の小屋に着きました。先週とほぼ同じアングルで撮ってみましたが、決定的な違いは今日は雲がひとっつもない事!うーむ、こりゃあ暑くなりそうだ。



これから歩く主脈縦走路の山々がすぐ目の前にドドーンと連なっています。



お邪魔しま~す。中でコーラを購入。


ベンチに座って休憩します。コーラとウグイスあんぱんで朝のオヤツタイムです。きょうは天気よく、遠くに富士山、北アルプスの山々も見えました。



8:10さぁーー主脈縦走に出発しましょう!


と、張り切って歩き出してすぐに・・



おっ?



おおおっ?



肩の小屋から少し歩いただけで花が凄いんです。



雪割草に・・



ヤマイワカガミ(←先週名前を知りました)もあちこちで群生。



谷川岳(オキの耳・トマの耳)がお目当ての人も、肩の小屋からほんの少しだけ主脈縦走路方面を散策してみて~~っっ。



8:27中ゴー尾根の分岐です。



なんと、まだ500mしか進んでません。うわぁぁ・・先は長いですよっっ。



縦走路へ入ってからの序盤は、穏やかな稜線を爽やかな風に吹かれながら楽しく進みます。



ちょっとした岩のヤセ尾根の登りもあったりしますが、この頃はまだまだ楽しむ余裕がありました。(終盤には些細な登りでさえ地獄の苦しみに感じるようになるんですが・・・それは、まだ先のこと)



9:06オジカ沢ノ頭。この頃はまだまだ元気いっぱいです。ただ逃げ場のない強い直射日光がキツイなぁ。

このあと何度もピークを踏むのですが、その先では必ずズドーンと落とされ再び登り返すというアップダウンの繰り返しで、これがこの主脈縦走の特徴かなぁと思いました。


谷川岳の名物的存在、カマボコ型の避難小屋がありました。木のスノコが所々朽ち落ちてましたが避難小屋としては充分使えそうです。特に急な雷雨などに遭遇した日にゃ、この避難小屋の有難味が身に染みると思います。



避難小屋からは草地をグングン下り、そして再び登り返します。この辺りでガスが少しずつ湧き始めました。



9:35小障子ノ頭。辺りはすっかりガスの中ですが、登り返しでヘロヘロな上に暑さも加わって「キツイな~」と思い始めていたので、ヒンヤリとしたガスの発生にはかなり救われました。熱くなった肌がクールダウンされて気持ちいいです。



この辺りも何気に花が多いんですよね。



チングルマもあちこちで咲き始めていました。



花を撮るために何度もしゃがむとより一層体力を消耗するので、なるべく素通りしたいんですが、花の誘惑に負けてついつい足が止まります。


9:50大障子避難小屋です。ここもカマボコ型の避難小屋ですが、サイズが少し大きいし周囲がちょっと開けているので開放感があります。内部はフラットで、ここは頻繁に利用されている感がありました。

地図によると近くに水場があるらしいので「もしや美味しい湧水でも汲めるのかもしれない」と、期待に胸をふくらませプラティパスを抱え意気揚々と登山道から枝分かれしている小道を下って探しに行ってみました。



がっっ、奥に見える雪の下だったのか、しばらく探してみても水場は見つけられませんでした。しかもこの水場への斜面上部が縦走路のトイレ的存在になっているようで、よくよく見るとあちこちに便や紙が見え隠れするという残念な光景。糞便地帯周辺の雪解け水がサラサラと下の残雪地帯へと流れ込む光景を見てすっかり意気消沈。登山道へ戻る登り返しもあって、余計な体力と時間だけを消耗してしまったな~。


これを境により一層、足取りがズーンと重くなります。



重い足取りでの登り返しがツライのなんのって。



横を見ると見事なゼブラ模様の残雪。ちょっとだけ残念な気分がほぐれました。


10:31大障子ノ頭です。はぁ~~シンドイッッ。顔がお見せできないのが残念ですが、登り返しのキツさに鬼のような表情になっています。さぁこの先には主脈縦走路のボス的存在「万太郎山」がドーンと構えているハズですが、幸か不幸かガスでその姿は見えません。万太郎への登山道の途中、足元には可憐なシラネアオイが花を咲かせていました。


つづく。
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