ensemble MARY's Cafe

フルート4人組”ensemble MARY's"(アンサンブル マリーズ)Yuko のエッセイ

ラベンダーの花束

2005-05-31 | ハーブ
去年、ドイツのお土産で頂いたネコが3匹描かれている可愛いお皿とラベンダーの花束です。私の家にネコが3匹いるのをご存じなので、見つけた時、すぐに思い出してくれたそうです。そういう風に言っていただくと、とても嬉しいですね!

今、ラベンダーの花が次々と咲いています。ちょうど良い具合に開いた花から順に収穫し、束ねて乾燥させます。その過程で香りが変化していくのが面白いです。生の時は甘い香りが勝っていて、だんだんキリっとした香りになっていきます。

エスタシオン・デ・神戸

2005-05-30 | 音楽・芸術・文化
ここはどこだと思いますか?コンサートホール?どこかの宮殿?
いいえ、実は結婚式場のエントランスホールなのです。

JR神戸駅から5分の所にある「エスタシオン・デ・神戸」。3階まで吹き抜けのエントランスホールは、音響効果バツグン!
パイプオルガンや100年前に絵付けされ貴族が所有していたという、ゴールデン・スタインウェイ。音もとても柔らかで、ドイツリートなどにぴったりの音色。でも残念ながらここは結婚式場なので、コンサートホールとして単独の使用は無理なようです。

このような素敵な会場で音楽に包まれて、もう一度、結婚式をしてみたいと思ってしまいます…

ソロ演奏会

2005-05-29 | 音楽・芸術・文化
神戸はジャズの街で全国的に有名ですが、フルートの街・神戸とも言われていて、4年に一度の国際フルートコンクールも今年開催されます。その中心地の三宮で、唯一クラシックのライブ演奏を毎晩聞く事の出来る「ピア・ジュリアン」を昼間に借り切って、生徒のソロ演奏会が開催されました。

このコンサートは今回で4回目になります。最初は人前でひとりで演奏するのがやっとだった方も、回を重ねる毎に技術的にも精神的にも上達して、自分の表現したい事がはっきりと見えてくるようになりました。職場、学校、家庭での、それぞれのやるべき事をやり、さらに努力をされているのが、演奏を通して感じられます。その成長した姿を見るのが、何よりも嬉しいです。

皆さん、ブラボーでした!


いただきま~す!

2005-05-28 | ハーブ
花の終わったフリージアの鉢に、いつの間にかワイルドストロベリーが進出していて、気がつくと食べ頃の実が5つもありました。幸い、誰にも見つからなかったようです。色の濃い実ほど糖度があり、とても甘いのです。撮影の後は、もちろん私のお腹の中です!

では、いただきま~す!

イングリッシュラベンダー

2005-05-27 | ハーブ
シソ科 ラバンデュラ属 常緑低木 紫の花

甘くやさしい香りは、気持ちを穏やかにしてくれます。「安眠のハーブ」と言われ、神経を落ち着かせる作用があります。防虫効果があり、香りが長続きするので、サシェにしてタンスに入れたり、枕にいれたりします。地中海沿岸地方の西部山岳地帯が原産地で、北海道の富良野のラベンダー畑の広大な風景はあまりにも有名です。

イングリッシュラベンダーの花が咲きました。濃い紫の包の中から、薄紫の5弁の花びらが開きます。花びらが半分くらい開いたところで収穫し、数本を束にして吊るして乾燥させます。それをそのまま飾ったり、リースや花束にしたり、ポプリやサシェにします。多湿に弱いので、日当たり、風通しがよい、雨の当たらない場所に置きましょう。

携帯電話のマナーが原因で…

2005-05-26 | 生活
今日は午前中は6月の仕事の打ち合わせ(選曲と衣装決め)、昼から夜9時までずっと休みなくレッスン。ガンガン効いている冷房のために体調がおかしくなって、ぐったりして電車に乗って帰宅途中に、斜め前でサラリーマン風のきっちりとスーツを着た男性2人が喧嘩を始めました。どうも車内での携帯電話使用の事が原因のようで、あまりにも大人げない様子に、ただ呆れるばかりだったのですが、携帯使用に文句をつけた年長らしき男性が、携帯を使用していた男性に突然、平手打ちをくわせました。(その時点ではもう使用していなかったのに)何人かの若者が止めに入りましたが収まらず、次の停車駅で降りた2人はホームの上で掴み合いになりました。乗客、電車の車掌や駅員が止めに入り、駅長室にむかったようです。事態収拾の間、危険を伴う可能性があったのか、電車は発車できず、数分の遅れがでました。

私はこの様な喧嘩を見たのは初めてで、恐怖感で一杯になりました。幸い、誰も怪我などはしていないようだったですが、一歩間違えばホームから転落する可能性もあったわけです。

些細な事が原因で、大事に発展する事もあります。現代の日本のストレス度はかなり高いのだと思わざるを得ません。自分の事しか考えられなくて、他人に迷惑をかけても平気な人がいるのは残念な事です。でも、そんなつもりはなくても結果的にそうなっている場合もあるかも知れません。

相手の立場にたって考える事が出来れば、少しは争いが減るかと思うのですが…

モブログ初挑戦

2005-05-25 | 音楽・芸術・文化
最近は色々と新たな事に挑戦しています。最初はおっかなびっくりですが、自分の世界が広がるようで楽しいです。

今年は4年に1度の神戸国際フルートコンクールが開催されます。このコンクールの入賞者は、ベルリンフィル首席奏者のパユをはじめ、世界中で大活躍しています。

少し前の話題になりますが、その宣伝も兼ねて4月20日に市役所のエントランスホールでN響の首席奏者・神田寛明さんのミニコンサートが開催されました。お昼休みの30分間、美しい木管フルートの音色に、市民はくつろぎ、楽しんだのでした。行ったり来たりするテレビカメラが気になりましたが・・

今年のコンクールはどんな素晴らしい演奏者が登場するでしょうね。とても楽しみです!

ワイルドストロベリー(ノイチゴ)

2005-05-24 | ハーブ
バラ科 常緑多年草 白い花 赤い実
葉はハーブティーや乾燥してポプリに、実は生食やジャムなどお菓子の材料になります。

果物店ではイチゴの季節はそろそろ終わりですが、ワイルドストロベリーはこれから秋まで花が咲き、実がなります。小さな実が大きな葉に隠れるように実るので、まるで日焼けを気にしている女性のようです。花が終わるといつ実が食べ頃になるかソワソワします。色気より食い気?
明日には食べ頃かしらと翌日を楽しみにしていると、誰かが食べてしまっています。犯人は誰でしょう? 実は人間ではなく、ナメクジなのです。それも表面のツブツブだけを残して、中の柔らかく美味しい所だけがなくなっています。残念、先を越された!と悔しい気持ちになります。その残骸が地面に落ちて、春先には可愛い芽がのぞきます。気がつくと、いつの間にか隣の鉢に進出している事も。とても丈夫ですが乾燥には弱いので、水やりに気をつけましょう。

小鼓 初体験!

2005-05-23 | 音楽・芸術・文化
今日は大阪市内にある山本能楽堂で、小鼓を初体験しました。

谷町のビル街の一角に能楽堂はありました。こんな街中に能楽堂?と思いましたが、玄関を入り廊下を進み、一歩足を踏み入れると、そこは空気から全く違い、都会の喧噪とは無縁の幽玄の世界の入り口のようでした。

今日の講師は大倉流小鼓方宗家・大倉源次郎さんと、観世流準職分シテ方・山本章弘さんです。簡単な小鼓の説明と音の種類と打ち方(小鼓なしで)や掛け声(ヨオ、ホウ、イヤー)の練習をして、すぐに謡曲「高砂」より「四海波」をざっと練習した後、すぐに能舞台で実際に10人ずつ小鼓を持って、持ち方、構え、打つ場所などを教えて頂き、四海波を練習です。最初は間合いが分からず(西洋音楽のようにきっちりしていない)戸惑いましたが、お手本に合わせて打っているうちに、だんだんと分かって来ました。頭で上手くやろうと考えずに、ただただ無心に真似をする事が、一番の早道のように感じました。事実、子供の柔軟な感性は、すぐに吸収してしまうとおっしゃっていました。
40名足らずの受講生が一通り廻った所で、謡いの練習です。能の謡いは今までお経のように平坦なものだと思っていましたが、実際に聴いてみると微妙な節まわしがあり、これは表記出来るものではなく、口伝(くでん)で今日まで伝えられているそうです。伝統芸能の奥深さと厳しさを感じます。
最後に小鼓方と謡い方に分かれて合わせました。間違う事を恐れずに、腹の底から大きな声を出して、一心に小鼓を打ち、とても楽しく貴重な体験が出来ました。

普段は教える立場にいますが、こうして逆の教わる側に来ると、生徒さんの気持ちが分かります。伝統芸能は手取り足取りで教えてくれる訳ではなく、自分から食らいついて必死に真似をしなければ置いて行かれます。その厳しさと、自分ではどうする事も出来ない場合のフォローとを、要所で判断しなければならないと感じました。

最初はみんな初心者だったのですね。

伝統芸能の世界は基本的には世襲制で、歌舞伎と同じく能の世界は男性のみです。ここもクラシックの世界と同様、若者の鑑賞が激減しています。クラシック音楽を子供たちに鑑賞してもらう運動と同様に、ユネスコ世界無形文化遺産である能楽を体験して欲しいという努力をされています。

能楽教室
平成17年5月26日(木) 開演 18:30 全席自由
主催:大阪能に親しむ会
入場料:一般 1000円 学生 500円
会場/お申込み:大阪能楽会館 06-6373-1726

3日後ですが、興味のある方はぜひどうぞ!
とても面白く、貴重な体験が出来ますよ!

アンサンブル Cosmos

2005-05-22 | 音楽・芸術・文化
平成13年に結成されたアマチュアのフルートアンサンブルです。
練習は月1~2回。布引ハーブ園でのコンサート、老人ホームでの演奏など、年4回の本番を行っています。それ以外にもクラシック・ライヴハウスでのソロ会など、個人の研鑽も熱心です。また、個人的にも地域の行事で演奏するなど、積極的に活動しています。目下の所、6月の老人ホーム、7月24日の布引ハーブ園での本番に向けて練習中。

7月中旬にはアンサンブル結成のきっかけになった、京都での1泊2日の合宿もあります。朝に集合、昼頃に到着、すぐに練習開始。夕食後にはサロンで、ペンションのお客さまやペンションの方が聴衆のコンサート!緊張するけど楽しい瞬間です。でも、何よりも一番楽しいのは夜の宴会!ワインやおつまみ、お菓子などを持ち寄り、夜中まで飲んで熱心に語り合います。

アルコールに弱い私も、少しはこのメンバーに鍛えられたかな?

ドライハーブ

2005-05-21 | ハーブ
カラッと気持ちの良い天気が続いています。こんな日は洗濯物もよく乾きますし、ハーブを乾燥させるのにも打ってつけです。

もうすぐイングリッシュラベンダーが開花します。濃い紫が美しく、やすらぐ香りです。
画像のドライのラベンダーは昨年に収穫したものです。手前のミニバラはコンサートで頂いた花束を十分に楽しんだ後、乾燥させて作りました。玄関に置いておくと、その爽やかな香りに、帰宅した時ホッとします。

昨年は台風による塩害で、ベランダの植物も多くの被害が出ました。ほとんど葉が落ちてしまった樹木もありました。でも切り戻して乾かさないように水をやると、春にちゃんと芽吹いてくれました。

植物の生命力って、すごいですね!

D.SCHNYDER / シュニーダー(シュナイダー)

2005-05-20 | コンサート情報
9月19日のデュオコンサートで共演のピアニストの市川さんが、7月にヴァイオリンとデュオリサイタルを開催します。二人ともスイスのヴィンタートゥール・チューリッヒ音楽大学大学院にて研鑽を積まれました。大阪と北海道の2か所で行われます。

ベルリンフィルの首席奏者、パユのファンの方はタイトルにピンと来たのではないでしょうか。そうです、昨秋のリサイタルの際にシュナイダーの曲が演奏されましたね!彼のヴァイオリンとピアノの為の曲が、このリサイタルで日本初演されます。市川さんは6月にスイスに行き、作曲者ご本人と会い、ひょっとすると演奏会に参加、録音があるかも知れません。実現するといいですね!

エキゾチック・ロマンティック
近・現代のパリ・チューリッヒ

ヴァイオリン/森下 誓子 ピアノ/市川 奈巳

大阪  2005.7.14(木)19:00 開演
    大阪倶楽部 4階ホール 
    入場料 3000円

北海道 2005.7.18(祝)14:00 開演
    アイビー・プラザ
    入場料 2000円

プログラム
    ラヴェル:フォーレの名による子守歌
    シュニーダー:ソナチネ・エキゾチック(1997)日本初演
    ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
    シェック:ソナーテンザッツ ホ長調 o.op.Nr.102(断章)
    フォーレ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番イ長調Op.13 他

言葉と音楽

2005-05-19 | 音楽・芸術・文化
関西の言葉はアクセントが後ろに来る事が多いです。それがどことなく、やんわりとした響きを持っていて、結構きつい事を言っていても、どこかユーモラスでさえあるのですが、これをクラシック音楽に持ち込むと、困った事があるのです。

関西の言葉はアクセントが後ろ、音楽に置き換えてみると、いわゆる「あとノリ」です。ポピュラー音楽の場合は良いのですが、クラシック音楽の場合はこれが厄介な事があります。高校生のころ自分では意識していないのに、レッスンで変なアクセントをつけないように言われて、どうしても分からない時がありました。先生に「自分で録音して聴いてみなさい」と言われ、ようやく先生との違いに気付いたのです。先生は東京出身の男性で、関西に住んで長いのに言葉はずっとべらんめぇ調。注意された時はちょっと恐く感じたものでした。

この様に、言葉と音楽は密接なつながりがあると思うのですが、関西以外の地域にお住まいの方、出身の方はどう思われますか?


月日が経って自分が教えるという逆の立場になると、同じような場面に出くわす事がしばしばです。そんな時はひと言。
「クラシック音楽は、関西弁で演奏しないで!」

フルートデュオ初顔合わせ

2005-05-18 | 音楽・芸術・文化
今日は9月19日のデュオコンサートの初顔合わせ。当初は7月の初めに予定していたもの。いつもお願いしているピアニストは、6月下旬に金管楽器のリサイタルの伴奏があり、とても忙しそうだったので、初めての方に頼みました。今回のピアノの方はMihoのお友達で、日本とスイスを行ったり来たりされる方です。6月にもスイスに行く予定で、その前に「とにかく新曲を合わせたい!」というご希望だったので、初顔合わせが実現しました。

実際に合わせてみると複雑に音が絡み合っていて、「こんなしかけになっているんだ!」という新たな発見が面白いのと同時に、一度ずれてしまうとどうにもならなくなる恐さも感じました。しっかりと勉強しなくては…。

とても楽しいコラボレーションになりそうで、ワクワクします!

五月晴れ

2005-05-17 | 生活
ここ数日、梅雨入り前の乾燥した爽やかな天気が続いています。朝のニュースで女性キャスターが「今日は五月晴れの良い天気」と言っていて、私たちもごく普通にこの言葉を使っていますが、本来は旧暦の五月の梅雨の合間の晴天を指しているそうです。
「夏は来ぬ」の2番の歌詞に「五月雨(さみだれ)のそそぐ山田に、早乙女がもすそ濡らして、玉苗植うる夏は来ぬ」とあるように、旧暦で五月は梅雨の時期なのですね。
このように、日本には美しい言葉がたくさんあります。でも最近は、美しい日本語がだんだん聞かれなくなって来ました。ちょっと寂しいです。

ここ阪神間は、北は六甲山系、南は瀬戸内海の間にある東西に細長い所です。その狭い間に鉄道が3本も平行に走っています。今日の画像は阪神芦屋駅のホームから芦屋川と六甲山系を望むショット。そう、阪急と阪神の芦屋駅は芦屋川の橋上にあるのです。そこからは四季折々の風景が楽しめます。春は上流の川沿いの桜並木、夏は子供たちの水遊び、秋は桜の紅葉、冬はあまり降らないけれど雪が舞う様…。

文豪、谷崎潤一郎が好んで住んだ阪神間。かつての谷崎の住居、倚松庵(いしょうあん)が、阪神魚崎駅の近くに移築され、公開されています。
何だか観光案内みたいになってしまいましたね。

私は生まれ育った街が大好きです。