ensemble MARY's Cafe

フルート4人組”ensemble MARY's"(アンサンブル マリーズ)Yuko のエッセイ

住吉苑ロビーコンサート

2005-06-10 | 音楽・芸術・文化
梅雨入り前の最後の晴天に恵まれた日、住吉苑のロビーコンサートが行われました。

この老人ホームでの演奏も7年目になりました。初めのうちはコンサートに慣れておられなくて、途中で大声をあげたり、歩き回ったりされる方がありましたが、ここ数年は静かに聴いて下さいますし、知っている歌があれば、綺麗な声で歌って下さいます。

家族や職員の方が声をかけても、全く反応のない方が、演奏に会わせて歌ったり、リズムを取ったりされるそうです。音楽が持つ力のすごさを感じずにはおれません。

クラリネット奏者の主人も、時々ここで一緒に演奏するのですが、その時は殊の外、喜んで下さいます。そして今日のように、ピアニストと2人だけで行くと決まっておばあちゃま達から「この次は、ご主人を連れて来て下さいね!」と言われます。入居者の方は圧倒的に女性が多いのです。職員の方は男性が来ると喜ばれるとおっしゃっていました。

いつまでも異性を意識して生きていく事は、元気の源なのですね。