所詮、そんなもんなのね。

　郵便局に貼ってあるポスターやのぼりによると、只今、「かもめ～る」が”好評発売中”だそうだが…、

　夏の葉書に”くじ”が付くようになって、もう30年近くなる。初めてくじが付いた年・1986年のかもめ～る賞品の切手シートって、昭和の切手少年なら誰でも知ってると思うが、当時から本当に入手難の「幻の切手」だった。
未使用品のカタログ評価も、最高根は1万数千円まで上がったと記憶してる。
3年前のスタンプショウヒロシマで、表面の一部はがれ有のシートだったけど、額面でGET出来た時は感激したよ。

　で、過日某郵便局の窓口で、その切手シートを、別納郵便の支払いに惜しげもなく使おうとしてた人を発見！
思わず私、「もったいない～！」と叫んでしまい、その方、結局お持ち帰りに…。
　どうも家族が収集してたのを、切手に詳しくない方が処分のために持って行かれたらしい。
（まあ、今どき、近所で「切手に詳しい人」を探す方が難しい…？）

　さっき、ちょっと気になったんで、現在のヤ○オクでの取引相場をちょっと覗いて見たが…
この切手シート、何点か出品されてるんだけど、ほとんど入札されてないんだよなあ～。
…つまり、値段がついてないに等しいんだなあ。　え～、そうなのお～！

　希少価値なんて、供給より需要が多いからついてくる。
かつては「高嶺の花」だったモノだって、だれも見向きもしなくなりゃあ、ただのゴミ。
所詮、そんなもんなのね。　何か、スゲエ寂しくなったわ…。　おしまい。