えむひみのブログ Mk-Ⅱ

『口だけ郵趣家』の独り言です

「切手収集家絶滅作戦」  だそうです

2016-06-07 22:55:09 | 日記
今日、現場の不評をものともせず、ずっと発行され続けた「地方自治」切手が完結した。
47都道府県の切手を、5枚1シートで、8年間もかけて。

で、(充分予想はしてたけど)47面の切手シートを収めた切手帳も5000円で販売。
こないだのシルク切手同様、相当の入手難の様だ。
私、興味ないけど、…と、言うか、買いたくないけど、東京の収友に頼まれ、1部入手。
明日にも早速郵送してしまいます。

額面じゃ買えない。 でも、これを買わないと、中の切手だけでは入手できない。
それも、希望者が入手できない発行数。 今日の切手帳も、入手できなかった人の嘆きが聞こえてきそうだ。
(こないだのシルク切手も、スタンプショウの切手商ブースで、6500円で売ってたなあ。 販売価の5倍だあ。)

何がしたいんだ? 誰のためなんだ? いったい。 

私が「切手集め」を始めたころは、新切手を1枚づづ買うだけなら、お小遣いでも何とか買える金額だった。
新切手発行カレンダーを見て、1枚1枚増えて行く切手を見ながら、ワクワクしたものだった。

今の日本切手に、ワクワクなんて無いよ。

40代後半のオッサンが、郵趣の世界では「若手」と言われる。 次の世代がいないのだ。
もはや、子供が興味を持てる趣味にはなれないのかな。
いや、子供になんて、興味を向かせないようにしてるのか?

私もご指導を頂いている郵趣家の「hyperphilatelist」様。 タイトルはその方のお言葉を拝借。
私も本当にそう思いますよ。 とても悲しくなる。

今日発売の東京都のシートをはじめ、きっと全国の郵便局には過去の売れ残りが山積みだ。
「地方自治」なんて、こんな”つぶしのきかない”切手、特に処分に困ってるんだろうな。

やはり、悲しい。 いや、”哀しい” かな。