Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

ちっぽけな僕ら

2004年07月26日 | old diary
 いまだ放心気味の月曜日。

 昨日はライヴ・レポを半分ほど書いたところで、共にThe Whoを観た友人がビールを持ってやってきた。数日前に大阪行きを断念した僕と、当日まで悩んで行くのをやめた友人。しかし、僕らの心は大阪に向いてしまって、どうしょうもない。

  友人:「そろそろ大阪も終わりますね。まさか“Long Live Rock”とかやってないよね?」
  MIYAI:「そ、そんな…。や、やるわけないよぉ~」
  友人:「だよねー!」
  MIYAI:「当たり前だろー!」
  友人&MIYAI:「わっはっはっはっは‥」

 と言いつつも、どういうわけか急ピッチで杯はあけられていく。そう、僕らは飲まずにいられなかった。そして、セットリストが同じだったことが判明するや、がっちりと堅い握手が交わされたのだった。

 あー、小さい。なんて人間が小さいんだ。

 僕らは大阪に行かなかった。これは自分で決めたことである。だから、なにを演奏されても、僕らにそれらを聴く権利はない。しかし、腑抜けな僕らと違い、大阪まで出向いた人達がいることを僕は知っている。なぜそんな彼らのために「どうか大阪で“Long Live Rock”をやりますように」と願ってやれないのか?

 あー、ちっぽけだ。なんて俺はちっぽけなんだ。

 でも、結果としてセットリストは変わらなかった。それについては、The Whoが決めたことであり、僕のせいではない(当たり前だ)。ほっ…。

 ただ、野外の明るい陽射しの下で行われた横浜とは違い、屋内でのライヴとなった大阪。会場が暗転して、スポットライトの中にThe Whoが登場する図は想像するだけで感動的だ。そして鳴り響く“I Can't Explain”。うー、やっぱり行くべきだったかぁ…。でも、大丈夫!今度は単独で来てくれるさ。次回につながるだけの価値と意味をもった初来日だった。僕はそう思っている。