呑んべぇのつぶやき

　昨日は、昨年の渡米で知り合ったスプリングスティーン・ファンと地元藤沢で飲んだ。つい先日、アメリカに行ってきたとかで、スプリングスティーン展のパンフをいただく。どうもありがとう。ビールを片手にあれこれと話す。けっこういい話とかもあったりして、そうそうと頷きながら楽しく時間が過ぎていった。しかし、いいピッチで飲んだせいか、なにを話したんだかもうよく覚えていない。うー、残念。

　最近思うのだが、酒はほどほどに飲んだ方が楽しいような気がする。かつては、とにかくたくさん飲みたかったものだが、今はそうでもない。わざわざ味覚を鈍らせ、記憶を飛ばし、翌日ぐたーっとすることもないだろうに。

　で、今朝はあまり腹もへってない。これも酒のせいだろう。冷蔵庫を開けたら、両親が置いていってくれたメロンが残っていたので、それを朝食にいただく。メロン…、なんとなくブルジョワ。酒くさい朝に食べるのはちともったいない。

　ほらね、酒をたくさん飲んだっていいことないんだよ。

　というわけで、僕は決めた。これからは優雅に酒を飲むことにする。隣の人が気持ち良さそうに杯をあけていっても、そのペースにのまれないようにしよう。「次はなに飲む？」という問いかけに「そうだな、今日はもう十分飲んだから、あとはウーロン茶でもいただこうかな」と言う意志の強さをもとう。

　酒で失敗したことは数あれど、酒のおかげで特したことはない…ような気がする。ただ楽しくなるためだけなら、あんなに飲む必要はないのだ。