emitanの心にうつりゆくもの

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フィクサー Season1 第4話

2023-05-17 17:16:26 | 2023春ドラマ
第4話

最終話、もうオンデマンドで観ることができるそうですが、観るのを我慢してこの記事を書いています。
観ようか迷ったのですけどね・・・
OAより先に観れるなんて、何なんだよWOWOW!
この意図が、イマイチ分からないわ

内閣総理大臣・殿村茂(永島敏行)私用車の運転手・沼田孝作(飯田基祐)へ薬物を混入した方法が、最終話へ持ち越しになりましたね。
黒幕はたぶん…だろうけど。

それにしても総理大臣首席秘書官・中埜弘輝(藤木直人)
乗る船を間違ったというか、どの船にも乗るべきではなかったというか…
民間人として穏やかに生きる道を選んでほしかったです
副総理・須崎一郎(小林薫)に青い名刺入れを見せて、
「これは、殿村先生が総理に就任した時、私にくださったものです。青は『誠実』を示す色だそうで、私にぴったりだとおっしゃって。もうスパイのような真似はしたくありません」
って、きっぱり断っていたのに

殿村は、中埜の政治家への夢を知らなかったのかなぁ?
娘婿を秘書として支える先に、中埜が政治家になる道も真剣に考えてあげるからという風に言っていれば、全然違っただろうに・・・。
殿村が写真の娘婿を指さした時の、表情が消えた中埜の顔が、秀逸でした(←「中の人」のファン感想?)

妻の電話には出ず、須崎の電話には出る中埜
本郷吾一(西田敏行)の名前を知っていた中埜
本郷から「どういう風に聞いてる?『手段を選ばぬ黒幕』か、それとも『もう終わった化石』か?その顔じゃ両方だな」「中埜君、あなたの奥さん病気だそうだね。いい医者紹介するよ」
参議院補欠選挙のバックアップ確約と妻への名医紹介を目の前にぶら下げられて、
須崎「名刺入れを出しなさい。ほら、殿村君からもらったきれいなブルーの名刺入れだ」
本郷「それ、燃やしちゃおうか。これまでの人生、整理してもらわんとな」

中埜は、一瞬戸惑ったものの、鬼の表情に変えて焚火に投げ入れる…この顔も秀逸(←「中の人」のファン感想?)
本郷「中埜君、代議士というものはね、どれだけつかむかより、どれだけ捨てられるかで運命は決まるよ」

そんなやり取りの直後に、妻・文香(霧島れいか)が急死
妻の死によって中埜がどう変わっていくのか、鬼の道を進むのか、引き返すのか、とても気になります


それにしても、須崎も官房長官・大泉勇作(陣内孝則)政調会長・新田さゆり(富田靖子)も、
外務副大臣・村川穂積(駿河太郎)父・村川俊介(山田明郷)の名前を出さないで、穂積自身の意思を尊重する形で話を進めれば良かったのにね。
設楽拳一(唐沢寿明)だけが、それを見抜いていた・・・
「あなたが立候補されたらどうです?大泉さんを裏切って須崎さんの応援に回る、こんなバカバカしいことはないでしょう。(中略)父の代役じゃないと言ったじゃないですか。からかうつもりなど毛頭もありません。私は、あなたのお父さんのような旧世代の政治家じゃなく、あなたのような若い政治家を支えたいんです。勝てるかどうかは問題じゃない。村川穂積が父の代役ではないことを主張する、絶好の機会です」
最初はただのボンボンに見えていた穂積も、これまでの4話で表情が変わっていっていて、駿河さん流石だな~と思いながら観ていました。


設楽と須崎の対決、とてもヒリヒリしていて見応えがありました!
設楽「あんな化石に票を集めてもらって総理になっても、ずっと言うなりにならなきゃいけませんよ。政治にこれほど金がかかるようになったのは、本郷の責任も大きい。バブル崩壊の後、企業と政界を汚い方法で結びつけたのは、あの男ですからね。」
須崎「何を言う!本郷さんは、人と人との絆を大切にする、私利私欲のない起業家だよ」
設楽「ご存じないんですか?絆という言葉の本来の意味は、馬を繋げる綱、自由を奪う道具です。あなた方政治家が心地いい意味を与えて、国民を騙すのに使っているだけだ。だから須崎さん、あなたに総裁になる資格はないんです」

化石にすがって、お金をさんざん投資した(だろう)のに、またもや総裁選に出馬できなかった須崎・・・
「総裁選というものは、いつの時代も思わぬことが起きるもんだね。須崎、今回はやめとけ。私の読みではアンタは勝てる。しかし、あくまで計算だ。私が言うのもなんだが、金を出せば勝てるとは限らないのが政治だ。恥をかかんで良かったと思うんだね」
なんて本郷に言われていたけど、須崎もだんだん本郷から離れるのかどうなのか?
これはシーズン2以降の話になるのかな?


しかし殿村も、10年も不倫していたなんて、プライベートでは清廉ではなかったのね
官房長官就任と同時に身の回りの整理をしっかりして
「僕は総理を目指している。総理にプライベートはない。すべてを国民に捧げるつもりだ」
なんてカッコいいこと言っていたけど、不倫する男は信用ならないというのが私の持論なもので、ちょっと冷めてしまいました


気になるセリフが、今回もたくさん!
大泉「政治家は毒を飲まなければならないこともある。いや、ほとんど毒を飲み通しかもしれんな」
設楽「俺は壊したいんだ、政界そのものを。日本は地ならしが必要だ」
須崎「支持を変えることは、別に恥ずかしいことじゃない。それが政治というもんだよ」
本郷「政治という海は、凪が一番だ。バタバタ泳いで波立てる奴は邪魔だよ」

なんだか実際の世界でもこういう言葉が裏では飛び交っていそうで、
このドラマを観るとドキドキが止まりません!


最終話、どういう真相が待ち受けているのか・・・
オンデマンドで先に観ちゃうかも(この記事の最初の段落で言っていたことと真逆


←web拍手です。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話

※公式HP(こちら


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