emitanの心にうつりゆくもの

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幽かな彼女 第8話

2013-05-29 17:44:26 | 2013春ドラマ
第8話 「いじめスパイラル」

神山暁(香取慎吾)は、304号室の最初の住人が元国会議員・渡辺幹彦の息子で、中学生の時に一人で住んでいたこと、年代からいって副校長・霧澤和泉(真矢みき)と同級生だったのではないか、二人とも地縛霊・アカネ(杏)の教え子だったのではないかと考え始める。
しかしアカネは、真相を知ってしまったら成仏してしまってここにいられなくなるのではないかと不安がり、「これからもごまかしごまかしやっていきましょうよ」と話す。
霧澤は教育委員会の会議に出席し、休憩中に委員の轟木庸一郎(加藤虎ノ介)から「僕にはあなたが個人的な動機で学校に関わっているように思えるんですが。27年前の件ですが、あなたが第一発見者だそうですね。もしかしてあなた、事故として処理されたあの日の事をまた蒸し返すつもりでは?」と言われる。
すると霧澤は「それは違います。今さら事実を公表しても何の意味もありません。(弁護士の職を捨てて今の仕事に就いたのは)事が起きてから弁護するより教育の現場でこそ取り組むべきものがあると感じていたので。『(犯罪に関わる)ごく一部』になる可能性は誰もが持っています」と答える。
神山のクラスでは、文化祭のクラス委員を決めることになり、森野小夜(森迫永依)が推薦されて選ばれる。
小夜の周りには京塚りさ(山本舞香)とその友達が周りを囲むようになり、他の生徒たちはその異様な雰囲気を気にし始めていた。
根津亮介(森本慎太郎)は神山にそのことを伝え、「もしかしたらアンタのせいかもしれないし」と告げて帰って行く。
小夜は、無理やりカラオケに連れて行かれたり、お金を10万円持ってくるように言われるなどするようになる。
クラスの変化に副担任・河合千穂(前田敦子)も気づくが、河合は神山に「対策なんてないと思います。ああいうのって持ち回りですから。下手に動けばもっと悲惨なことになりますよ。私、いじめっ子だったんです。小・中・高ずっと。その経験から言わせてもらうと、いじめのターゲットになったら終わりなんです。あとは耐えるか逃げるかしか選択肢ありませんから。周りは自分の安全のために見て見ぬふりしますし、本人だっていじめられてるって簡単には言いませんよ。プライドがありますから。だから何もしない方がいいんです。自分はイジメなんかには気付いてないって顔してればいいんですよ。真面目な忠告ですよ、これ」と言い放つ。
それを陰で聞いていた理科教師・窪内満(林泰文)は、河合に「いじめっ子って弱虫が多いから」と声を掛け、怒らせてしまい、窪内は慌てて理科準備室に駆け込んで行く。
放課後、りさ達グループと小夜が帰って行くと、相田拓途(神宮寺勇太)は岡本香奈(未来穂香)に「もしターゲットになったらお前、俺の事ハブく?俺はお前がそうなってもたぶんハブかない」と言って他の生徒にも同意を求め、みんなで頷き合う。
神山は、校長・日野衛(春海四方)に昭和60~62年当時の中学校の資料を見せてほしいと頼んでいたが、そのことを知った霧澤が神山に理由を尋ねる。
神山は「伺いたいことがあるのですが。滝沢茜先生のことです」と切り出すと、霧澤は「どこかで予感していた気がするんです、いずれあなたに茜先生の事を話す日が来るような予感が。デジャブのようなものかもしれませんけど」と言って、茜は霧澤が中3の時の担任で熱血教師だったが優しい先生だった事を話し始める。
茜は霧澤が不良グループにいじめられて不登校になった時や両親の離婚で悩んでいた時にも熱心に相談に乗ってくれる教師だったが、霧澤は同級生・渡辺淳也に脅されて茜を学校に呼び出し、そこで茜は渡辺に刺されて死んだことを明かし、その頃アカネも当時の記憶を取り戻し始めていた。
帰宅した神山は、アカネに小夜の事を尋ねられ「正直怖いしな。同じ失敗をまた繰り返したら…とか、自分のせいでイジメがひどくなったら…とか。簡単には動けない。お前ならどうする、こういう時」と話すと、アカネは「信じます、生徒を。自分が生徒たちのためにやってきたことを。子供の問題を大人の手だけでどうにかしようとするのが間違えなんです。大事なのは、大人が見守っていることで子供の心の中に勇気を生むことじゃないですか?それでも不安だったら、私がついてってあげます。教室で小夜ちゃんの事を見守っててあげます。そしたら何かあってもすぐに知らせにも行けますし。いつか全部取り戻すまで私は傍にいますから」と話す。
翌日、神山はアカネを連れて教室に行き、生徒たちの前で「今このクラスでイジメがあるみたいです。それは見て見ぬフリができることなのかもしれませんけど、やっぱり人が嫌がる事を分かってやるのは間違えだと僕は思うので。この教室にいるみんなが一番よく分かっているはずです。次は自分がターゲットになるかもしれない。他の誰かが嫌な目に遭ってるのをそれをただ傍観している。それも僕はイジメだと思います。その事をみなさんにもちゃんと理解してほしいんです。このクラスで今起きている問題は、僕には解決できる力がないかもしれません。それでも僕は、みなさんの事を担任としてちゃんと見ていようと思ってますから」と話し、アカネを置いて教室を出て行く。
アカネは小夜とりさの周囲を見守っていたが、外から合唱部の部員たちが練習している歌声がしたのをキッカケに次々と27年前の記憶が戻ってきて、自分が亡くなった時の事、亡くなった後の事まで思い出し、現在の学校から姿が消えていってしまう。
小夜の周りにりさ達が集まって話しかけるのを見て、他の生徒たちはそれを止め始めるようになり、小夜はりさ達と離れて下校するが、一人になった所でりさ達に待ち伏せされ、公園のトイレに連れ込まれてしまう。
りさは、自分が以前に私立の学校にいた時に受けていたイジメの時と同じように、小夜に服を脱げと脅し、ハサミまで取り出したため、他の友達たちが「さすがにそれ、やりすぎじゃない?私そこまで付き合えないから」と言い出す。
するとりさは「なら、あんたも私の敵だね!」と怒ってハサミを振り上げ、そのハサミが矢沢舞(飯豊まりえ)の腕に当たり、舞の腕からは血が流れて・・・


というような内容でした。

今回は少し重い内容でしたね・・・。
そして「次週へ続く」ということで、昨夜リアルタイムで観た後は少々重い気持ちになりました。
で、私が前回の感想記事で最後に書いた予想が、概ね合っているようでしたね

目に見えて分かるイジメではなくて、ああして絶えず近くにいて監視しているっていうイジメもあるのですね
その後にカラオケに連れて行ったり、脅してお金を取るのは、完全にイジメ(&恐喝というれっきとした犯罪)なのですけど。
りさが以前に私立の学校にいて、そこから転校してきたというのは前にチラッと出ていたけど、いじめられていたのですね。
そして、家族や兄姉には「勉強ができない子」だと思われていて、その鬱憤が数々の問題行動に繋がって・・・
次回、舞を傷つけたことを、傷害として処理するのか、揉み消すのか、他の手立てを考えるのか・・・
クラスの生徒たちは、これまで神山の手によって救われた生徒たちを中心に、だいぶ変わってきましたけど
・・・どういう解決をするのか注目したいと思います

神山とアカネの関係は、恋人同士というよりは、なんだか「お母さんと息子」みたいな感じにも見えますが(笑)
「二人で力を合わせて解決していく」という姿が、とても自然な感じになってきましたね。
ただ、アカネの27年前の真相に近づくにつれて、アカネの存在がこの世から消えていきそうな気配になって・・・
うーん、「27年後の渡辺」を見つけて、アカネと渡辺と霧澤が話し合って、27年のモヤモヤが解決してアカネは成仏する!って感じになるのかなぁ??
あと何話あるのかは分からないのですが、最終的にどうなるのか、そろそろだいぶ気になってきました

予告編を観ていたら、河合が活躍しそうな雰囲気でしたね。
河合は小・中・高と「いじめっ子」だったのかぁ・・・
ずっと自分の思うとおりに周りを動かしてきたけど、社会人になってようやく「全てが自分の思い通りになるわけではない」ということが分かりかけてきた・・・(まだ分かってない?)
このまま教師を辞めていくという訳ではないような気がするので、どういう結論に向かって行くのか、こちらも楽しみです。

いやぁ・・・今さらですが、先生って本当に大変なんですね。
「大事なのは、大人が見守っていることで子供の心の中に勇気を生むことじゃないですか?」
・・・私なら、黙っていられずに、見守る前にちょっかいを出してしまう性格なので
こういう按配って、難しいですよね・・・

※これまでの感想
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