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飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

ドイツ旅行11 ダイデスハイム

2017-07-14 12:43:00 | 旅行
さて結婚式は16:30からDeidesheim市内の教会で始まりました。
小さな教会でしたが、立派なパイプオルガンが設置されており、
式にはそれが演奏され、ソプラノによる讃美歌独唱もありました。
ともに大変上手で、さすがに音楽の本場ですね。
日本で同様の場で聞くアマチュアのような演奏とは比較にもならない、大変優れた演奏でした。



教会内での式が終わり、新郎新婦はバラの花びらを撒く子供たちに先導されて出てきました。



そして新郎新婦の両親を始め、出席者一人一人が新郎新婦と抱き合って祝福し合いました。

これらが終った頃6人の楽団が現れ、彼らの演奏に合せ新郎新婦を先頭に出席者共々披露宴のあるワイナリーまで練り歩きました。
日本のチンドン屋の練り歩きを思わせるものでしたが、このような風習がこちらにはあるのでしょうか。
通りすがり、地元の人達が家から出てきたり窓から手を振ったりして祝福してくれました。
一昔前日本でも、お嫁さんが嫁入りしてくるとき、その家の屋根からお菓子を撒き、近所の人達と祝い合う風習がありましたが、
そんなパフォーマンスを思い出したひと時ではありました。



ワイナリーに着いてからは、そのオープンガーデンでプレ披露宴とも言えるフリータイムがあり、
21時に始まる食事会迄、6人の楽団の演奏をバックに、このワイナリーのスパークリングワインを飲みながら、各種パフォーマンスと併せ、出席者との歓談を楽しみました。
出席者は80人ほどでした。
この時間4時間ほどあり、ずっとスパークリングワインを飲み続けていましたので、凄い量のワインを使っていると思うのですが、さすが蔵元ですね。
日本だったら、シャンパンを飲めるのは披露宴最初の乾杯の時だけではないでしょうか。
日本のそんなシャンパンよりも遥かに美味しいスパークリングワインが、無限大と言ってもいいほど飲めるのですから、優雅ですよね。



途中、日本式にウエディングケーキのナイフカットもあり、新郎が新婦に食べさせるパフォーマンスもありました。
この風習は日本のもののようで、司会の人がそのように説明していました。
日本人の新婦に合わしたものでしょうね。



またこのワイナリーの酒蔵見学を兼ねワインの試飲会もありました。



プレ披露宴もそろそろ終わり頃、ハガキを風船に結び付け空高く飛ばすパフォーマンスがありました。
そのハガキには、これを拾った人はカップルの住まいに送り返してくれるよう書かれてあるのですが、もしこのハガキが戻ってきたらご馳走しますとか、旅行をプレゼントしますとか3項目が書かれていて、飛ばす人は希望する項目にチェックを入れ、さらに自分の名前を書いて飛ばしました。



最後は花嫁が後ろ向きになって後ろに花束を放り上げる恒例のパフォーマンスがあり、これで披露宴前のフリータイムが終りました。



この頃予定を1時間越え夜の22時頃になっていましたが、これから披露宴の食事会の始まりです。
でもまだこちらは明るかったです。

披露宴は、まず新郎の挨拶があり、しばらくして新郎の父親と新婦の母親が挨拶、その他の出席者の祝辞等は一切ありませんでした。

当日の食事は、こんな感じです。
当然ですが、ワインは全てこのワイナリーのもので、特別のヴィンテージものではありませんでしたが、大変美味しかったです。
料理ももちろん大変美味しかったです、ドイツ料理と言うよりフレンチ風ですね。
ここはフランスアルザスにも近いからでしょうか。



披露宴終わりごろ、新郎他男数人が外へ出て行き、くの字型に並んで歌を歌いました。
こちらの風習なのでしょうか。
どんな歌を歌ったかは、忘れました。



これが終わって会場に戻りデザートで寛ぎ、最後に新郎の挨拶があり、披露宴の終了です。



次は会場を代えてダンスパーティに。
新郎新婦でファーストダンスが披露され、これで1次会の終わり、
この頃は0時を過ぎていました。
私はダンスは出来ませんし、次の日の予定もあるので、ホテルに戻りました。
まだまだこの後ダンスパーティが続いたようです。



日本の形式的な結婚式披露宴とは違い、
出席者皆が新郎新婦を心から祝い、喜びをかみしみ合い楽しむと言う、
現代日本の人情の薄れた世界からすると、
何か懐かしい、人々の絆が深かった古い日本を見た気もしました。









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