7月1日(曇り)
梅雨がもどったような小雨と曇天の一日でした。
今日は近くのショッピングモール内の映画館がグランドオープンしました。9つのスクリーンを備え、そのうちの1つはIMAXデジタルシアターで大迫力と臨場感を味わうことが出来るそうです。
映画好きの私はこれまで友人たちの車に便乗させてもらっての映画館めぐりでしたが、こんな近くに映画館ができたとあって、「でかけなくちゃ」と早速でかけました。
本当は「アバタ」を見たかったのですが、それは3日からの上映とあって、今日は「英国王のスピーチ」を見ました。私はTVやラジオから流れる映画紹介に関心があるので、この映画の内容も知っていましたが、実在のエリザベス女王の父君が主人公であり、その英国王が平民のスピーチ矯正師に心を開いて治療に専念し、妻の王妃や子供達の愛に支えられて、やがて自身の弱点を克服して国民に慕われる良き王となる過程が丁寧に描かれ、名優たちの演技が実話を更に深いものに仕立てあげていて感動しました。何よりも史実を映画にすることを許した英国皇室の寛大さにもおどろきました。
映画が始まるまで、久しぶりにショッピングモール内を歩きました。最近の私の周辺には初老集団が多いので、なぜか日本中が老人国になった錯覚に陥っていましたが、モール内は平日の正午前後で、期末試験終了の学生や小さな子供連れのママ集団が一杯いて、新鮮な感動を覚えました。
そしてこんな若者達に繫ぐ未来の為に、施政者は今の日本をどのように舵取りしていくのだろうかと真剣にちょっと考え込んでしまいました。