サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

ブラジルの良いとこかな

2014-03-21 06:04:53 | Weblog


 スクールバスで通学することが珍しくない庶民の子どもの学校通い。
 スクールバスだけに家の前を通過する時間は決まっているので、乗り遅れてしまう子供だっている。そんな時、親も子供もあっさりとしたもので、別の方法で行くことを試みようなんて言う人は見かけない。行ってしまったんだから仕方がない。むしろ行けなかったことに何かしら神様の計らい事がある・・・とまでは考えないだろうけれど、そのくらい何も悪い事ではない。

 その学校に行きそびれた子供の両親は仕事で、子供の面倒は親戚が見ていた。両親の代わりに親戚や社会の施設が代わりに見るのはどこの土地でも大差ない。
 両親の代わりにその子供の面倒を見ていた親戚は20代くらいの若いカップルだった。今も少し残暑が残り、日中はプールに入れるけれど、入るのは子どもではなく、若いカップルの方で、そもそも仕事はどうなっているのか、長期休暇と理解はできるかもしれないけれど、子どもを横目に始終二人の世界
 まあ、子どもも7歳くらいだし、手がかかるほどの年齢でもなく、横にいれば危険は回避できるので十分使命は全うしている。

 なりたくてもなれない、真似したくてもまだまだ真似し難いことをスマートにやってくれるブラジルの人々に、それはそれで学ぶべき良い点が多く、多分、それはこだわり過ぎない事、より自然に本能に忠実にいる事だと思う。