サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

大殺界、ブラジル流に滅入る

2009-02-11 17:41:34 | Weblog
 身内に細木数子の六星占術が好きな人がいる。大殺界という何をしてもダメな時期は、誰にでも数年に一度は回ってくるそうだ。そういう時は何もしない方がいいらしい。

 小さな大殺界は週や月単位でもめぐるような気がする。ここ2日で、3つもツキのない状況がほぼ同時に起こった。

 もっとも、一つは私が99パーセント以上悪い。甘えさせてもらうなら、日本文化を捨てきれずにやっていたことが、マナー違反に引っかかったという話。私は家のドアを入ったら必ず日本式に靴を脱ぐ。でも、ブラジルは玄関がなく、いきなり廊下で部屋が続いている。なんとなく土足ではいるのが落ち着かない。だから家のドアの前の廊下に、ある時期から靴や傘、ベビーカーを、いつしか玄関代わりに置いていた。そしたら、廊下はみんなの場所だから物を置いたら今後は罰金ということに決められたようだ。ショック日本のマンションやアパートは廊下によく物を置いたりしていたような??別に通行の邪魔になるわけではない。もっとも、ブラジルのアパートは毎日掃除婦が掃除をしてくれる。その時に邪魔には違いない。郷に入れば郷に従え。反省・・・

 続いては、インターネットで商品を買って支払いもしたのに商品が届かなかった。電話で確認すると、在庫がなかったという。在庫がないなら最初からないとネット上で表示してほしい。お金を返してくれるらしいけれど、その手続きがなんかスムーズじゃない。日本ならこんな場合、即座に謝罪のメールが来るなり、時に粗品が来るなり丁寧だ。でもここはブラジル。

 さらに、コピー屋さんで280ページ本のコピーを頼んだ。一枚の用紙に2ページをコピーできる本のサイズだったから、紙の枚数は140枚ですみ、その紙の枚数の金額だけを普通は払う。
 それなのに最初から支払う段階でページ数での金額を要求された。予定の倍の値段。強く抗議したら、反論されたけれど、引き下がらなかった。すると、店員は代表に電話で確認した。すると、まだ、ページ数で要求してくる。だから、コピーをとった紙は全ていらないと言った。すると、言うことが変わった。普通に、紙の枚数での料金にすんなりと収まった。
 で、ページ数を確認すると、なんと、11枚も同じページが重なっていた。危うく11枚分、余分に料金を支払うところだった。でも、もし払ったらそれまで。悪意があったのかなかったのかは知る由もない。多分なかったと思う。

 とにかく、何事も油断できない。全ては自分の責任、神様のいたずらなお国柄、、、少々この2日間滅入っています。さらに頭にきて強硬な言葉を発する自分がいることにも驚き。
 日本の常識はブラジルの常識、世界の常識とは必ずしも一緒ではないということを、久々に痛い思いをしそうになって気づかされることになった。