風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

時を経て・・・

2010-04-21 05:50:47 | 独り言

            

 風の森in開田・・・午前5時15分 7,2℃

 

昨日の洋裁教室は人数が少のうて、先生入れて5人・・・部屋の中がストーブ焚いても薄ら寒く。

皆さん何かしら製作中の作品を持って来てはるのに、私は相変わらず着物を解く作業・・・

今は暇さえあれば機に向ってて、糸を一本一本織り込むだけで柄になるのが面白うて。

 

二つ目の柄・・・

中細毛糸で織ってるんやけど、赤に黒い糸が混じってるので微妙に横糸に黒が入るんよね

糸が細いので前の柄より判り難いので、織り図で説明すると・・・

模様はこんな風に織れてる筈やねんやけど、写真ではよう判りませんよね。

ん? ヒョとして足の踏み木の順番間違うてる?

多分写真の裏側が表になる筈で、裏のほうが模様がハッキリしてるんやけど写せません。

 

因みに一枚目の柄は・・・ 

こうなりますぅ。

コレはよう判りますよね。ひと柄について80cm織ってるので、5つの柄が織れる予定。

 

 

タイトルと一番最初の写真は、夕方近く把の沢の一番奥のお家に伺った時の事・・・・

お家に上がらせて貰うのは2度目やけど、昨日はお断りして写真を撮らせて貰うて。

せやのに、肝心のお家の外観を撮って来るのを忘れて・・・

 

このお家は昭和4年に建てられたモンやそうで、私もホンマはこんな古民家に住みたかったぁ。

けどそれは思いだけで終わってしもて・・・例え古民家が借りられたとしても、

寒さ対策や水周りのリフォームも、大変やったと思うしね。

 

最初の写真の板戸は磨き抜かれて黒光り が塗ってあるとか・・・

昔は囲炉裏で火を焚いてたんで、がついて木が強くもなるしエエ艶を出してたんよね。

今は煤が無いので乾拭きしても、昔ほどは艶が出えへんそうです。(これでも?

 

  吹き抜けのある玄関の間・・・    

大きな太い梁が頼もしい~! 正面の柱時計は今は動いてへんけど、

つけられた当時は、開田に3つしか無かったそうで・・・

よう見たら時計は一回り大きな木の箱に、大事に入ってるんよね。

           

     

お家に伺ったんは、左の写真のモノを貰いに・・・

昔はどのお家でも牛や馬を飼いお蚕さんも飼うてたとかで、コレは養蚕篭

開田では別の名前で読んでたみたいやけど、聞いたのに忘れてしもて・・・

ついでに草鞋も貰うて来ました。煤けてるけど綺麗にしてどこかのインテリアに・・・

昔のホンマもん(?)の草鞋を見たんは初めてやけど、ちゃんとを作ってあるのに

写真の草鞋の左の方ちょっと判り難いけど、踵が上の方に編み上がってます。

 

昔は囲炉裏やったとこにストーブを据え付けて、上では炊きモンも出来るようになってて・・・

昨日は鉄瓶でお湯がシュンシュン沸いてました。なんかぁ~ホッコリしながら昔話を聞いて。

家も家の中のモンも、養蚕篭や草鞋も、話してくれはる人の開田での暮らしも時を経て・・・

それでも80年余りを経た家は、今もそれら全てを包み込んでタイムスリップしたような世界。

 

今開田の麻織物復活研究会で、お年寄りがお元気な内に開田の機織りの事を、

出来るだけ仰山お聞きして教えて貰おうと努力してるんやけど、機織りとともに、

麻布織りの家がお年寄りとの交流の場になって、昔の開田の暮らしを茶飲み話でエエので、

ゆ~ったり・ま~ったり聞いてみたいなぁと思てる人は、仰山いてるのんとちゃうやろか? 

 

 

春ランの蕾やけど・・・

前からこんなに黄色やったんやろか? 今年初めて見るような気ぃするんやけど。

咲いたらクリーム色ていうか、薄緑がかった色ていうか・・・けど黄色や無いんよね。

完全に咲いたらどう変わるか?やけど・・・

 

今日は又お笑いの日・・・いやいや麻織物の日、一日賑やか~に過ごして来ま~す。

そうそう今晩は久し振りにコーラスが始まるので、2本立てや~!

麻織物でのお喋りは、発声練習に丁度エエ具合・・・