女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

読書

2017-04-28 20:37:32 | Weblog
最近、読んだ本の感想。


池井戸潤さんの「陸王」。足袋会社の再起をかけてランニングシューズ開発にかける人々を描いている。会社、取引会社、シューズフィッター、融資銀行、全てにおいて信頼の大切さを感じる素敵な作品でした。


住野よるさんの「君の膵臓を食べたい」。膵臓疾患で寿命間近な女の子がマイペースな男の子と出会い、お互いに退かれていきます。しかし意外な死因で亡くなり、あるものをのこします。ちょっとチャラチャラした文体だがなかなか切ない話でした。


秋吉理香子さんの「暗黒女子」。女子校の美少女ばかりがたまる文学サロンの闇鍋でいろんな話を聞いて読者も考えていくが最後の2つ いつみと小百合の書いたものが特に恐ろしく、女子の腹黒さを表していてなかなかの作品だった。恐ろしい子ばっかりじゃん。

竹宮ゆゆこさんの「砕け散るところを見せてあげる」。虐待と殺人といじめなどが絡んで、なかなか厳しい話でしたが少し救いがあって良かったです。


伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングの日常と襲撃」。銀行強盗グループの日常生活で意外にあれこれ人助けしていく話。短編集みたいな形で意外につながっていて面白かった。



宮部みゆきさんの「贈る物語Terror」。画家の話や白狼の話などなかなか怖い話があり、読みごたえがあった。宮部みゆきさんの書評も興味深かった。


河村京子さんの「つい怒ってしまうときの魔法の言い換え」。園児がメインなので大きめの小学生向けではあまりなかった。残念。

佐藤智恵さんの「ハーバード合格基準」。何となくどをな感じか読んでみた。著者はコロンビア大学の経営大学院でMBAをとったということで、ハーバードではないが、ハーバードのMBA系の合格基準の話をしていた。多少参考にはなった。


石崎洋司さんの「仮名手本 忠臣蔵」。忠臣蔵のアレンジですが子供向けで読みやすい。小学校高学年からいけそうです。

宮部みゆきさんの「三鬼」。おちかさんのシリーズだが衝撃的。三鬼、モデルはしずちゃんだろうか。大柄な女性にしたことは許せません。


田中純さんの「中学受験は挑戦したほうが100倍子どものためになる理由」。いまいちフーンという感じ。


宮部みゆきさんの「長い長い殺人」。財布に語らせる殺人事件でなかなか面白かった。


宮部みゆきさんの「とり残されて」。なかなかドキドキする短編集だった。おたすけぶち、は怖かった。

宮部みゆきさんの「淋しい狩人」。古書店のおじいちゃんと孫をメインにすえた謎解きミステリー。ちょっと切ない話も多いが読みごたえがある短編集だった。


宮部みゆきさんの「天狗風」。お初シリーズだが美にしがみつく執念でニセ観音の形をとった女と対決します。なかなか読みごたえがあり面白かった。

宮部みゆきさんの「荒神」読み直し。双子兄妹を軸に潘のいがみあいなどや山の穢れや毒薬がからんだ話。読みごたえあり。

二瓶弘行さんの「授業づくりの技事典」。一般家庭にはいまひとつでした。無理だなぁ。


タケミツタさんの「捨てられ貴族の成り上がり」。どうも未完なのが残念。


鳥井りんこさんの「偏差値30からの中学受験 合格記」。小5で日能研に入り厨子開成中に受かるまでの戦いを書いてあり怒るけどなぜかほんわかして見え、面白い。

鳥井りんこさんの「偏差値30からの中学受験 卒業編」。タイトルにそぐわず中学と高校の話。いじめの話もありちょっと厳しい。

飛鳥けいさんの「ライオットグラスパー」。面白いが未完なのが困りもの。


神尾葉子さんの「花のち晴れ」。花より団子の続編。なかなか面白かったです。

日渡早紀さんの「ボクを包む地球の光」読み直し。ぼく地球の続編シリーズ。泣けます。木蓮はやはり美人!


中野信子さんの「努力不要論」。欲しがりません勝つまでは、2+2=80、月月火水木金金、限界までやれば何かが助けてくれる、といった努力すればどうにかなると信じ、的外れで無駄な努力をする人の話があり、ブラック企業が日本に多いのはこれを求めようとするからかな、と思います。素質がないのに努力するのは愚かであり、適性を見抜いて努力するなら有意義だと言っており、斬新な意見です。あとは、前頭前野の厚みや能力は半分は遺伝であり、あとは遺伝子にもよるが母乳を与えたかどうかでIQが12違うとか。人工乳だと計算などタスク処理能力が優位になるらしい。へー!あとは子供のころの虐待で前頭前野が薄く育たないらしい。


アレックス・シアラーの「骨董通りの幽霊省」。なかなかないストーリーだった。子供向けだが楽しめた。


中野信子さんの「あなたの脳のしつけ方」。まあまあ面白い。


中野信子さんの「脳はどこまでコントロールできるか?」。ガスライティング効果についてが面白かった。会社が辞めさせたい人に間接的な嫌がらせで自信喪失させ精神虐待により相手の自尊心破壊で自発的退職をさせたり、社員の信用を失墜させることをガスライティングというそうですが、前に勤めた某デパートはこれかもなぁ。母マウスが出産前に刺激豊かな環境で育つと出産した子供が(子供の環境が豊かでなくとも)賢くなるというのは面白い。産後ではない。ちなみに父マウスは豊かな環境で育とうが育つまいがそれは関係ないみたい。人間もそうなら面白いな。

中野信子さんの「世界で通用する人がいつもやっていること」。読みやすかった。

中野信子さんの「成功する人の妄想の技術」。同作者の別の本とかぶっていた感じなので個人的にはいまいち。私が二回うっかり読んでいるんだろうか?


宮部みゆきさんの「泣き童子」。三島屋シリーズで私は気に入っていますが大変面白いホラー。


森村誠一さんの「涼やかに静かに殺せ」。kill 'em cool and niceってよくある言い回しなんだろうか?作家が年配なため内容がおじさんぽくて、美(はく)いとかいう言い回しや、殿方、女だてらにご無礼、などの言い方も古いしものすごく違和感があった。しかも女性が全員すぐ主人公の下手に出て男をたてるし、こんなにすぐ感化されないよなぁと思って読んでしまいました。


大森望さん編集の「Visions」。宮部みゆきさんの作品とか前半が面白かった。

映画「恋愛だけじゃだめかしら?」。不妊や流産もあり、出産で死にかけたりもあり、養子を含めて親子になることの素晴らしさを楽しめました。

西尾維新さんの「りぽぐら!」。同じ話をリポグラムで4グループが10文字を使わず書く趣向で、普通の話や関西弁や江戸ふうなどあり面白い。


日野草さんの「ウェディング・マン 」。どんでん返しがちょこちょこありかなり面白い。

宮島礼吏さんの「AKB49」。18巻まで読んだけど男の娘アイドルがかっこよくて一生懸命で素敵でした。泣けました。どんどん続きが読みたいです。AKBには興味なかったけど、ちょっと好きになりそうです。しかし、AKBもモー娘。も、偉い人の思いつきでいろんな試練を出されそうで大変だなぁ。

中野信子さんの「正しい恨みの晴らし方」。科学的な本ですがあまり面白くなかった。


映画「リリィ、はちみつ色の秘密」。銃の暴発で母を亡くしたリリィが黒人女性の集まる家に逃げ込み過ごしていく話。背景でずいぶん黒人差別されていてひどかった。黒人というだけで女性が囲まれて侮辱されたり口答えしたら殴られたり、映画もColored専用入口から入らなくてはならなかったり、白人と映画見るだけで一緒にいた黒人は殴られたり、ひどかった。


和田竜さんの「村上海賊の娘」。ヒロインがアホだけど海賊らしくてかっこいい。五巻まで一気読みした。


山本省三さんの「深く、深くほりすすめ!ちきゅう」。悪くはないが小3には早すぎた。まあまあの内容。申し訳ないけど山本という名字は嫌い。


東野圭吾さんの「恋のゴンドラ」。スキー場を舞台にした話。桃実がちょっとやなやつだけど、最後は桃実がかわいそう。広太は最低。続編を読みたい。


小林公夫さんの「子供のための苦手科目克服法」。なかなかためになる本で良かった。ただし親が読んでもかなり頭を使う。

講談社の「妖怪変化」。京極堂トリビュートでなかなか面白い。百鬼夜行インが特に面白かった。

松下幸市朗さんの「ひとり暮らしの小学生」。マンガだけど何だか泣けます。貧乏だけど頑張るリンが切ない。

川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」。ある喫茶店の席に座ればコーヒーが冷めるまでは過去や未来に行けるのですが、すごく良かった。読んでいて泣けました。


西尾維新さんの「めだかボックス ジュブナイル 小説版」。めだかと真黒(まぐろ)兄妹を軸にした学園もの。さほど面白くなかった。

バラエティ・アートワークスの「アパホテル」。社長を可愛く描きすぎてるけどまあ面白い漫画でした。社員を大切にする姿勢がない企業は必ず潰れると思います。正しい。


映画「バースデイ・ガール」。イギリスの出会いのない銀行員がロシア人の妻を契約する。が、筒もたせで大変なことに。ひたすら良い人なイギリス人にちょっと同情。でもラストはまだ良かった。ただ、赤ちゃんはどうなるのか気になった。

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