藤本ひとみさんの「愛からはじまるサスペンス」。今は大人っぽい作品や歴史作品がメインだけどこのシリーズは中学出てすぐに友達にすすめられて購入。これにはまり医者いいなと思ったのよ(笑)一度は古本屋に売ったけどまた読みたくなり、絶版なのに探して数年後にまたシリーズばらばらに購入しました。お金かけてます。しかし続編出ないままだから諦めてまた手放します。漫画家マリナと男性みたいな女子高生の響と、がグァダニーニ演奏にからんだ殺人事件の謎をときます。犯人の思いを知りラストがホロリ。「愛の迷宮でだきしめて！」は和矢とシャルルが出る肝心な本。女装が似合うシャルル、大好きです。「愛はきらめく星になっても」はお嬢様な鈴屋美都とレディにかかわる家族の謎。お嬢様の生態は納得。貧乏人なものでこの本を読んでコーンフラワーやピジョンブラッドを知りました。「愛いっぱいのミステリー」は美女丸が登場。シャルルもからんで幽霊の謎を解きながら美女丸の家族の行方がわかる。草書が読めるシャルルってすごい。「愛してローマ夜想曲」は古代ローマにタイムスリップ。ケクリカ(ギリシャ語:私は決心している)とか満腹時の当時の対応(羽でのどをくすぐって吐いてまた食べる。フランス宮廷と同じですね)とか当時の庶民過ごし方(ローマ市と金持ちが食糧を配給してくれるから遊び暮らしていたらしい。生活保護みたいですね)や人肉人血を飲食する野蛮な宗教だと思われキリスト教徒が迫害されていたこと(だからイエス、キリスト、神の子、救い主のギリシャ語の頭文字をとってイキュテュス：魚になるので魚のマークであらわしていた）を知れて良かった。アグリッピナやネロやセネカが出てきます。「愛よいま、風にかえれ」は薫が兄のためにカノン砲（1742年製グァルネリ・デル・ジェス）でコンテストに参加。美馬シリーズの芹沢兄弟も微妙に出てきます。薫兄の殺人事件にからんだ人がたくさん出てきますが、どんな素敵そうな人でも殺人は絶対ダメ。取り返しがつかないんだから、どんなに愛を理由に陶酔しても薫兄は許せないな。恋人や家族が殺された復讐で殺人なら分かりますが、愛を言い訳にしてお金のためだもの。いくら素敵なフリしてもダメ。死が救いになることもあるとしり兄のニコロ・アマティで死の曲を弾く薫が切ない。しかしマリもいろんな相手をとっかえひっかえしてたんだし、たまたまマリが本気になったからとマリの想う相手にも本気を要求しちゃあダメさ。そればっかりは他人が口を出すことではないね。「愛と哀しみのフーガ」では冬眠したシャルルが殺人犯として疑われカークとマリナが犯人を探す話。シャルルはフェンシングに乗馬にチェスに、何でも出来るけどIQ269と初めて判った本。うらやましい(笑)シャルルが薫の手術のために日本に行きます。「愛をかたるエリニュス」はアシを求めてマリナと美女丸が北海道へ行きカバちゃんとミーシャに出会い事件の謎をときます。自分の結婚のために殺人をするのは怖い。ちなみにシャルルはモザンビークにボランティアに行ってます。「愛する君のために」はイギリス取材旅行でガイと出会い、伯爵の息子として成立させるために謎をときます。そして薫が今度はシャルルを連れ戻しにモザンビークへ。「愛と剣のキャメロット」はアーサー・ペンドラゴン王とマーリンの時代へタイムスリップしエクスカリバーを抜こうとする話。なかなか面白い。この回は男性キャラと薫全員集合。「愛をするアンテロス」ではシャルルを発端として、マリナのために和矢も薫も美女丸もガイもモザンビークに行ってしまっているところ、結婚のためにシャルルがフランスに戻ったことをジルから聞きマリナもパリへ飛ぶ。和矢を殺そうとするアンテロスが登場するが、その正体はビックリする男!でも正体の更に正体は次の作品で(笑)シャルルのフィアンセのコンデ家でも殺人が起こり謎を解く。「愛をするフォリー」ではシャルルとアンテロスの戦い。シャルルのおじルパートが登場するがミカエリスの血を引くとのことで他シリーズと少しかぶる。シャルルがマルグリット島に幽閉されそうになる。IQ293のミシェルに勝てるか？！「愛にささげるトルソ」ではアデリーヌの子供、シャルルの弟のマリウスも生まれています。シャルルの作った愛にささげるトルソ、非常に素敵。結末が素敵！「愛は甘美なパラドクス」では銀バラシリーズのレオンハルト・ミカエリスの緑猫と銀狼が助けに来てくれる。グノームの聖剣を盗まれたミシェル。先が気になります！でもここで筆が止まって先が読めないまま18年です。仕方ないな。「シャルルに捧げる夜想曲」というシリーズでシャルルと従弟が登場。三冊で終了。他にシャルルの鑑定医シリーズが出てますが、シャルルがすっかり大人。その間は！？未完てのは許せないなあ。「鑑定医シャルル 見知らぬ遊戯」は鑑定医としてシャルルが性犯罪の犯人を探します。マリナもいなくてすさんだ不幸なシャルル、見たくない。でもアニエスに出会い、幸せになれるかも？な予感。でも「鑑定医シャルル 歓びの娘」ではアニエスはどこへやら。娼婦アデルとその家族の闇に迫る。鑑定医者シリーズは子供向けでないから文章力がかなり高い。一見、普通の家庭だった家の崩壊が良く書かれている。アデルもシャルルに夢中になり恋愛展開アリかも？と思わせる。シャルルの母親になれそうなニノンの病気は痛ましい。「鑑定医シャルル 快楽の伏流」はシャルルの母親になりたがる検事代理ベアトリスとその家族のトラブル。毎回、シャルルが幸せになれさうで一歩手前でいつも失敗する。シャルルの幸せを願うのみ。
石平ひかりさんの「スミレ刑事の花咲く事件簿」。ヅカふうの刑事スミレが、ヅカファンの部下を連れて事件を解決！二話載っているけど軽くてなかなか面白いです。赤川次郎ふう。
トミー植松さんの「英語力もグンとつく漢字おもしらクイズ」。漢字の勉強にもなるし英語の勉強にもなるからオススメ。損はしないと思います。英語本多いから読みなおして捨てました。線引いちゃってるから売れないし寄付するのも微妙だし。
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