えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)訴えられる

2007年02月13日 | 大学院授業
火曜日のMedia Relationsでは毎週1グループが
What's going on?というちょっとしたプレゼンをします。
プレゼンというよりもうちょっとカジュアルな感じで
最近起こった出来事の中でPRに関連するトピックを取り上げ、
皆に紹介したり皆とディスカッションするというもの。
(どんなトピックでも最終的にはPRに持っていけるので
はっきり言って何でもアリなコーナーになってますが、
それが結構面白い。)

今週は私達のグループの番でした。
他の案もあったんだけど結局私の提案したこの
「シャーリーズ・セロン、訴えられる」を話すことになりました。

シャーリーズ・セロン、ライバル会社の時計をつけて訴えられる
スイスの高級時計ブランド“レイモンド・ウエイル”
スポークスパーソンを務めるシャーリーズ・セロンが、
ディオールの時計をつけて写真を撮られたため訴えられた。
訴状によると、セロンは2005年10月から2006年12月の間、
イヤリングやネックレスなどのジュエリーは自由に選べるが、
時計はウエイルの製品しか身につけない契約を交わしているとのこと。
しかし、セロンは同時期にクリスチャン・ディオールのスポークスモデル
引き受けており、ディオールの時計をしているところを写真に撮られ、
時計業界の専門誌の「人気セレブが愛用している時計」
という特集に掲載されてしまった。
ウエイルは、損害賠償のほか、宣伝広告のために支払われたギャラの返金と、
ライバル会社の時計を身につけて得た報酬も支払うよう求めている


これがウエイルの広告ビジュアル。





そしてこれがディオールの広告ビジュアル。



この日本語の記事を読んだ時は、
「ディオールと先に契約してるセレブとまた契約するなんて。
ウエイルがうかつだったんじゃない?」と思ったんだけど
(ディオールは時計のラインも持ってるからね)
その後調べていくうちに、セロンが専属契約をしたのは
ディオール全般ではなくってディオールのパフューム部門だけ
っていうことがわかりました。

それを踏まえた上で、約1年の間は他社の時計は身につけない、
っていう契約を結んだんだから、ウエイルには落ち度はないと思うし、
もうそれ以上の手立てはないわけですね、
それ以上の手立てを立てたらば逆に「信用してないの?」
ってことになるだろうし。

だけど、コトは起こってしまった
自社の専属キャラクターがライバル他社の時計をつけて
それを写真に撮られて雑誌に載ってしまったなんて、
もうウエイルの面目丸つぶれですよ。
訴える気持ちはよくわかります。
これはセロンが軽率でしたね。

でもここから何を学ぶかというと、、難しいなあ
だってウエイルには落ち度はないわけだし。。
あえて言うならば、例え自社と被らない1部門であったとしても
ライバル会社の専属キャラ・スポークスモデル(?)を
務めるような人物を選んではいけない、ってことでしょうか。
キャラクター選びはどんなに慎重になってもなりすぎということはない、と。
日本だったらこの辺はもっと徹底してるんじゃないのかな??
だってスキャンダルでCMキャラを降板っていうのは聞いたことあるけど
うっかり他社製品を。。って聞いたことないから。。
どうなんでしょうか。

クラスメイト達はこのニュースを知らなかった人も多かったようで、
皆興味津々で聞き入ってくれました。
でも意義あるディスカッションというよりは
「信じられない!」「何ておバカなことしちゃったの!」
みたいな収拾のつかない内容になっちゃったかも。
まあ、楽しんでくれたみたいなのでヨシとしますか。

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