えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

立場逆転

2007年02月21日 | Study Abroad
今日は水曜日なのでDr.Cとの定例Mtgの日です。
(→2/7のブログ「Study Abroad in Japan コンサル受注」

時間通りにオフィスを訪ねると彼はコートを着たまま
PCに向かってキーボードをカタカタさせていました。
(どうでもいいけど満面の笑みで大声で昼間なのに
「コ(ン)バンワ!」と言うのやめてほしい。
もう何度もコンニチハとの違いを教えたというのに!)
「今、レターをプリントアウトするから
ちょ、ちょっと待ってね!」とアタフタしている。
うーん、やっぱり準備が間に合わなくて今頃
焦って仕上げているらしい。。。懲りないお方ですこと

で、完成したそのレターというのは
日本企業への正式な訪問依頼状でした。
教授が書いたものですからもちろん英語ですが、
「日本企業にとって失礼な言い回しや表現がないか
チェックしてほしい、あれば修正してほしい」とのこと。
わぉ教授の文章をチェックするなんて!
もしかしたら金輪際巡って来ないかもしれないくらい貴重な経験!
そう言うと「確かにね。。」と苦笑されました。

というわけで遠慮なくガンガン赤入れましたよー。
「このcommunicationっていうのは漠然としすぎじゃ?」とか。
「この文章、遠まわしすぎ。カット。」とか。
他には英語的にはOKだけど、日本人、
特に英語にあまり触れない人には少し分かりにくいんじゃ?
ここ、ダイレクト過ぎじゃ?っていう表現を指摘したり。
英語だからそのままでもOKかなーとも思いましたが一応。
素直に神妙に耳を傾けてくれてちょっとかわいかった
(ところどころ少し不満気に「ホントにそうした方がいいの??」と聞かれてひるんだけど。→気弱なワタシ。)

次に日本語版を作ってほしいということだったので、
教授のPCを日本語環境にしてそこでチクチクと作成。
いくら日本語をタイプできるとはいえ、日本のPCじゃないと
書式とか記号とかあるべき位置になくてやりにくい。。
漢字変換もスムーズじゃないし。
というわけで結構時間がかかった。
(っていうか持ち帰って家でやればいいんじゃ?と何度も言いたくなった。)

あとは久しぶりに「拝啓」「敬具」で始まる
おカタイ文章を書いたので、何だか疲れてしまいました。
(こんなことで日本社会にいつか復帰できるのだろうか?)
英語版があることが逆に厄介で、
その英語にふさわしい堅い日本語がすぐに出てこないのよね。
それと、私が教授のPCを占領している間、
彼がとても手持ち無沙汰にしていたのがおかしかった。

細かいところはもう一度自分のPCで修正することにして、
とりあえず完成しました、と教授に告げると
非常に興味深げに日本語を眺めていました。
(自分の名前の部分とか。)
自分が英語で書いたここの部分は日本語だとどこにあたるのか、
と聞かれて、もちろん一語一語訳したわけではなく、
日本のビジネス書式に沿ってイチから書いたので、
「えーと、それはこの辺です。。でも違う表現デス。。
と日本人的アイマイさで説明しましたが納得したかどうか。
でもそうやって考えると日本語のビジネス文書ってとっても簡潔
英語の方がよっぽどダラダラしている気がするんだけど。
(詳細に比較すると長くなるので割愛。)

そんなわけで本日のお仕事終了
毎度のことながら途中途中でいろんな人が入ってくるので
中断を余儀なくされ時間がかかりました。。

<今日の写真>
以前私が2人を連れて行って以来、
うちの両親はクイーンアリスがお気に入り。
味もそうだけど特に繊細な盛り付けをいたく気に入っている
私が日本にいる時も時々一緒に行っていたのだけど、
今も2人で時々行っているらしい。
今回はお友達夫婦と4人で行って来たとかで、
わざわざ写真を送ってくれた。


前菜。この美しい盛り合わせ!


メイン


デザート

私の両親らしく(?)ちゃんと全部の写真を送ってくれたのですが、
あまり写りがよくないのも多かったのでそれらはカット。
(おかーさん、まだまだ修行が足りませんな

私に報告しなくちゃ、と思ったんだろうけど、
実はちょっと嫌がらせ?
こういう繊細なもの食べたいよぅ。。