えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

広報の資質

2007年02月06日 | 広報
復活バージョンラスト。
(ってことはもうストックがないのよ~

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社会人歴10年のうちほとんどを広報で過ごしてきているから
まあ、それなりに経験も知識も適性もあると思っている。
ここ数年広報という仕事は人気が出てきて
(ちょっと本質とずれているところが
なきにしもあらず、だけど)
「どうしたら広報になれますか」
「どんな人が広報に向いてますか」
という質問を受けることもよくある。
後輩に指導をする立場にもなり、
自分の経験を棚卸しすることも増えた。
そんな中で私が思う広報に大切な資質は次の5つ。

1)スピーディであること
2)まめ・丁寧であること
3)想像力があること
4)好奇心が旺盛であること
5)精神的にタフであること

他にも細かいことたくさんあるけども、
一番柱になるのはこの5つだと思う。
なぜならこれらはがんばって身につく能力とは少し違うから。
意識しないとできない人は広報に向きません。
広報に向いている人は特に言われずとも、
無意識のうちにできています。

これとは逆に、コミュニケーション能力、
例えば文章能力とか喋りの力とかは天性のものもあるけど
ある程度は後天的に身につけられるし、
もし身につかなくてもコツさえつかめば何とかなります。
(口下手な広報パーソンもアリだしね。)

で、1)スピード、は特に大事
別にすぐ答えを出さなくてもいいのです。
相手に「進んでる」感を与えられれば。
すぐに答えが出なくても「今こういう状況なので
明後日には確定できます。」
「少なくともこれとこれはナイです。」
一歩でも二歩でも進ませておけば
相手はイライラしません。
一番悪いのは完全に答えが出るまで連絡を全然しないこと。

なぜ、これが一番大事かといえば、
広報という仕事は自分だけでは何もできないから、です。
広報というのは窓口です。
自分で製品を作っているわけではないし、
すごい技術を開発するわけでもない。
スムーズにコトを運ばせない広報なんて存在意義がないのです。
だって、本当に取材したい人にすぐ連絡が取れて
トントン拍子にコトが運べば皆広報にコンタクトせず
スルーして直接お目当ての人に話し聞きますよ。
相手から「広報を通してよかった」
思ってもらえるためにはスピード、一番大事なのです。
(そこを勘違いして自分がスポットライト
浴びられると思ったら大間違いです。)

2)まめ・丁寧であること
これはやっぱり↑にも書いた
「広報は自分では何もできない」に関連してきます。
1)のスピーディはその通り「速さ」だけど
こちらは「頻度」ね。
「進んでる」感を出すために。
最終的な答えが出るまでに時間がかかりそうだな、
と、判断したときはあえて情報を小出しにして
何度も何度も連絡をし、連絡が途切れた感じを
与えないように気をつけたりもします。

3)の想像力とも関わってきますが、
先の先まで考えて相手にとってよりよい対応をすること、
これを「丁寧」と表現しました。

3)想像力があること
自分が相手だったらどうしてほしいか、
自分の返答や対応が相手にどんな印象を与えるか、
次に相手がどう出てくるか、
ゴールに到達するために次はどんなアクションが
必要になってくるか、などなど。
「想像力」とは言いましたが漠然と考えるだけでなく
ちゃんと根拠を押さえることが大事です。
でも、直感もとても大事です。

4)好奇心が旺盛であること
思いもかけない出来事が起きるのが広報の仕事。
何事も「へー!」「面白い!」「楽しい!
という気持ちを持てないと辛いです。
(その点私は楽しいことを探すのはかなり得意
知らないことが飛び込んで来たら
とことんまで調べて相手と話ができるまでの
知識をつけておかないと前に進みませんから。
概要だけでいいんですよ。
私はこの仕事をしていることによって
いろんなことを知ることができてホントに楽しいです
(ね、ほら、こんな調子。)

5)精神的にタフであること
これは言わずもがな、でしょう。

偉そうに書いたけど、いずれもどの仕事でも
必要な要素だと思います。。
人間的、ビジネスパーソン的にきちんとした人で
やる気がある人であれば務まると思います。
でもだからと言って明るくて元気!なだけではダメだけど。
あとは変に憧れで来ちゃうと続かないと思うなー。

かく言う私は本当にたまたまこの仕事につきました。
広報?ナニソレ、って感じでしたし、
最初はちょっと不満だったんですよ、実は。
それが今では天職だと思っているので不思議なものです

<今日の写真>
休日の午前中にキャンパス内の川べりで
カモにエサをやる親子連れ。




ママと息子2人なんだけど、弟君の方がカモの勢いに恐れをなして
全然エサをやろうとしないの(笑)。この写真の右端にいるのがその弟君。
ママが「ホラ!」と声をかけている。お兄ちゃんは↑の写真のように1人で餌付け。

WDWからのお返事

2007年02月06日 | 大学院授業
火曜日の授業、Media Relationsでは学期初めに妙な課題が出た。
どこか1社、サービスもしくは製品提供会社を選んで、
その会社に対して苦情かもしくは賞賛のレターを書くこと。

レターは2通用意しなくちゃいけなくて、
原本となる1通はそのまま教授に提出し、
もう1通は封筒に入れて宛名書いて切手貼って封をして、
すぐに投函できる形にして同じく教授に提出。
教授が皆から集めた封筒を同じタイミングで投函して
企業側の反応を見ましょう、というもの。

再び。。これがどうしてMedia Relationsなの??
と大きなハテナマークが浮かびましたが、
(Customer Relationsならわかるけど。。)
まあ課題なんでね、やるしかないわけで。

学期初めの1月の頃は私はまだまだディズニーを引きずっていたので
今回もディズニー関連にすることにした


シンデレラ城

テーマはコインロッカー
テロ対策で液体を飛行機内持ち込みにできなくなってしまったので
預け入れにしなくてはならず、
それだと頑丈なカバンじゃないと心配だし。。
と、今回の旅はミニトランクで出かけました。
機内にも持ち込めるサイズのアレ、ね。

WDWの最終日、飛行機は19時だったので
それまでWDWで遊ぶつもりでホテルをチェックアウト後、
WDWのロッカーに荷物を預け、そこから空港に直行する計画。
でも念のため、前日にロッカーをチェックしてみると。。
小さいサイズのロッカー1種類しかなかった
あれじゃボストンバックだって入らないと思うよ。
インフォのお姉さんにも聞きましたが1サイズのみとのこと。

結果、私達はチェックアウト後に荷物をホテルで預かってもらい、
WDWで遊んでからタクシーでホテルに戻って荷物p/up、
その間ドライバー氏には待っててもらいました。
そしてそこから改めて空港へ向かいました。
私達のホテルはWDWからだと空港とは反対方向にあります。
だから時間的にも金銭的にもムダを強いられたわけです。

私のレターは我ながら非常に丁寧な文面で(笑)
まずWDWがとても素晴らしく、楽しめたことから書き始め、
でも、この問題さえなければパーフェクトだったのに!
としてからツラツラ状況を書き連ねました。
アメリカ人だけでなく海外からもたくさんゲストが来るのだから、
私のように荷物が大きくて困った人は他にもいるはず!とも。
このレターを書く過程でTDLのロッカー事情を調べましたが
大きさはわかりませんが3サイズのロッカーがあるとのこと。
だからTDLはすでに導入してるんだからそれに習ってほしい、
とも書いておきました

送り先は迷いました
だって今のご時勢クレームがあればネットを使うわけで、
住所なんてどこにも載ってないんだもの。
ディズニー本体の住所にCustomer Service御中として
出すことにしたんだけど。。。
ここでも迷った。ディズニー全体の本社はカリフォルニア。
だけどWDWの司令塔はフロリダ。
どっちに出すのがいいのだろうか。。。
結果、フロリダにしました。
ディズニーの人材募集ページにWDWの
ゲストリレーションの募集が載ってて、
その勤務地がフロリダだったから。

提出した後はどんなお返事が来るかな~とちょと楽しみでした。
でもねー、お返事はメールで届いたの
メアドを書いてしまったのがいけなかったか。
そのメールが届いたのはレターが投函されてから約3週間後
文面は:
「貴重なご意見ありがとうございます。
各部署で回覧させていただきます。
もし、もっと突っ込んでお話をご希望の場合は
私までご連絡ください、番号は。。。。。です。」
と担当者個人名が入っていました。
とは言えお詫びの言葉はないし事務的だわね。

授業中に報告するとクラスメイト達から
「んでエミチはその番号に電話したの??」
「してないよ。。(面倒だし)
「するべきよ!そんな損失こうむってるんだから!
と言われました。さすが。。アメリカ人。。

他のクラスメイト達はそれぞれ別のところに送ってるけど、
レターで返事が来て、クーポンが同封されてたりした。
いいなぁ。。やっぱり電話してみようかなあ。。
でもクーポンもらっても多分もうWDWには行かないけど。。
(キライになったからじゃなくて単に遠いから)

<関連リンク>
1/3のブログ「WDW最終日:エプコット」

<今日の写真>
半流半凍のRed Cider River。