嵐シングルレビュー③

2010-03-27 00:18:33 | 音楽全般

21st「Step and Go」70点
う~ん。なんかアレンジは軽いしメロディも良くも悪くも普通だし、ジャニーズポップスってやっぱ飽きやすさと紙一重なんですよね。アレンジがしっかりしてたらもっと好きになってたと思います。とはいっても、ここ数年のシングルのクオリティが高すぎるからちょっと聞き劣りしてしまいますが、普通にまぁいい曲だと思います。

22nd「One Love」85点
王道バラード。そして、2008年を代表する曲。ストリングスもうるさくない程度にいい味を出していて、メロディのよさも消されていません。あまりにも聞きすぎて一時期飽きてはいたのですが、やはり良メロポップスであることは間違いないですね。誰が聞いても耳馴染みがよいし、みんなで合唱もしやすい。嵐がお茶の間に浸透してきた象徴的な楽曲なのではないでしょうか。

23rd「truth」95点
これまでになかったひたすらにかっこいい曲。ストリングスがただ全音符で伸ばされているだけの退屈なサウンドではなく、拍頭で刻んでいるんですよね。それがスリリング感を増強させています。Aメロのリーダーのソロは低音が続きやはりこれもかっこいい。これは完全に主観的な考えなのですが、アニソン(マクロスFの「ライオン」とか)にも通じるものがあるというか、キャッチーなメロディーに緊張感のあるサウンドがほんとにいいんです!個人的にはサビの前のティンパニのロールとか、サビでメロディーをたどっているオクターブのピアノとかが好きなんですが、まぁ、これはよっぽどマニアックな趣味ですねwww

「風の向こうへ」80点
「truth」とは打って変わって、アコースティックサウンドが印象的な曲。オリンピックのテーマソングということで、歌詞はちょっと大規模な(?)内容の応援歌。オリンピックの応援歌というよりは、人生の応援歌といった感じ。サクラップもいいですね。ってか個人的にソロでは櫻井君は歌わないほうが(ry

24th「Beautiful days」95点
ニノ主演のドラマ「流星の絆」主題歌でした。ドラマを見ていたこともあってか、この曲はすごく印象に残るというか、聞くだけで感動してしまうんですよね。これだけせつないポップスを書けるTakuya Harada氏って一体何者なんだろうか。これだけ高評価なんですが、何が好きなのかは自分ではよくわからず、この曲はホントにすごい力を持っています。やっぱ、メロディが美しいんだろうね。

25th「Believe」90点
映画「ヤッターマン」主題歌ということで、大々的にサクラップが活躍。楽曲に関しても、もう良曲増産というか、このあたりまでくるとシングルA面の曲にハズレはなくなりました。この曲はベースラインがかっこよすぎるんですよね。若干遊びすぎな気がしないでもないですが、このよく動くベースラインは好きですね。メロディもB
メロラストの「つか・め・る!」で引きつけて、あのサビに入ると。ホントに、よくできた曲です。

「曇りのち、快晴」75点
リーダーのソロ曲。ドラマ「うたのおにいさん」主題歌でしたね。リーダーは歌唱力には定評があり、嵐の楽曲でも多くのソロを担当していますが、オールソロで聞いてもやはり、その歌唱力は本物だな、と思わされます。一番安心して聴けるんですよね。高音もしっかり出るし。(ちなみに個人的に嵐の歌唱力はリーダー<<<ニノ<<相葉くん≦松潤<<櫻井君 だと思っています。)楽曲のほうは、子供でも歌いやすそうなメロディに、ピアノの伴奏も印象的。ただ、あまりにも王道過ぎて面白くないとも思ってしまいます。

26th「明日の記憶」75点
王道のバラード。ただ、近年のバラード、ミディアムの中では、メロディが微妙なうえ、なんか、サウンドが機械的な気がします。年末の歌番組で生音で歌っていたときはなかなかいい曲に聞こえましたが。やっぱり、アレンジって大事だなって思います。平凡な曲でもだいぶ聞ける曲になりますから。そしてやっぱり櫻井君のソロは危なっかし(ry

「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」80点
ひたすらかっこいい。やすっぽいサウンドはたしかに微妙ですが、メロディがひたすらかっこよすぎるんです。これ、ドラムで生音にしたら、相当な名曲に生まれ変わると思うんですが。嵐も生音サウンドにこだわってみれば、音楽ファン受けはもっと良くなると思います。ただ、最後の松潤の「イタイダケ…」はちょっと聞き苦しいというか、なんというか。

27th「Everything」80点
ストリングスが印象的な良メロポップス。ただ、このあたりまで来るともう良メロを量産しすぎて、一般的には区別がつかなくなってるんじゃ?個人的には個々最近の良メロ系に比べて若干インパクトが足りないような。CMでかかっていたので耳馴染みはよかったのですが。

28th「マイガール」95点
「Beautiful Days」に続く泣かせメロ系ポップス。本当に切なすぎる曲です。ドラマを見ていればさらにその切なさは倍増すると思います。まさに、マサムネ(相葉君)と小春ちゃんの関係が描かれている歌詞もなにもかもが涙腺を刺激します。いま聞いても泣ける曲です。ただやはり、この手の曲は連発はしないほうがよさそうですね。印象がかぶってしまいそうなので。

29th「Troublemaker」90点
カラオケとか宴会で盛り上がりそうなアゲアゲソング。すでに僕もカラオケで4回ほど歌っています。Aメロが動きがなくて若干つまらない感じはするんですが、それが逆に覚え安さにつながり、サビのメロディも耳残りがいい。そして意外と飽きないんですよね、これが。
Cメロのハモリもいいですね。パーティーチューンが以外と珍しい嵐でしたが、嵐らしさをしっかりと表現できているのはさすが。王道路線もいいですが、これからはこんな感じに多方面な路線の楽曲をリリースしてほしいです。

嵐シングルレビュー②

2010-03-09 20:35:13 | 音楽全般
12th「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」100点
これは誰が何と言おうと名曲。人気低迷中だったので売り上げこそ低いものの、今でもファンからの支持は絶大です。なんといってもこのバンドサウンドは神ですね。ストリングスも効果的です。そしてなによりいつにも増して耳に残り、飽きないメロディライン。爽やかさのなかに若干切なさを感じるんですよね。Aメロ→Bメロの流れも自然ですし、なんといってもすばらしいのがCメロです。バックの音もすごく静かになるんですが、その中でメロディが活きているんですね。まわりの嵐ファンもこの曲は耳が痛くなるくらい聞いている人もいますし、まちがいない名曲です。とりあえず、石塚さん神。

13th「瞳の中のGalaxy」70点
ニノがギター弾き語りでAメロをソロで歌うのがこの曲の特徴ですが、なんかまったりしすぎてません?「普通。」という印象しかのこりません。メロディが平凡だからでしょうかね。アレンジは結構いいと思います。そういえばこの曲が主題歌だった「南くんの恋人」は見ていた記憶があります。中1の頃だったと思います。ドラマもいたって普通だった印象しか…。
「Hero」90点
似たようなミディアムテンポの曲ですが個人的にはこっちの方が数倍好きですね。アレンジは↑とそんなに変わらないのですが、メロディはこちらが断然素晴らしい。ストレートな応援歌的な歌詞も24時間テレビには相応しかったし、やっぱり嵐はみんなで合唱できる系の曲が結構あってると思います。今のKAT-TUNとかではできない曲ですよね。なぜこの頃に嵐の良さに気付いていなかったんだろうか…。

14th「サクラ咲ケ」85点
安定して万人受けする曲。いい感じにギターも目立つバンドサウンドアレンジ。まぁ、石塚さんにしては若干薄めなアレンジなのは、ストリングスがいないからでしょうか?歌詞は、受験生応援ソングって感じですかね。元気をもらえます。あと、この曲はシングルで初めてソロパートの歌いつなぎが行われています。ニノだけ出番がないけど。

15th「WISH」70点
ここにきて普通のジャニーズポップス。普通な上にテンポもなくてなんか退屈です。悪くはないんですけど、これまでの実験的路線が個人的には好きだったので。僕の好みとは裏腹に、この曲は「花より男子」の主題歌に抜擢され、見事にヒット。僕のセンスは大体一般のひととはかみ合いません。今に始まったことではないすがね。

16th「きっと大丈夫」85点
いい。いいよ。メロディ自体はそこまで優れているわけではないんですが、トランペットなどのブラスも活躍し、一人ひとりの個性がよく出せている。なんというか嵐のよさを最大限に発揮している曲とでも言えるのではないでしょうか?サクラップも活躍しますし、高音をしっかり当てられるリーダーとニノも高音部分で活躍しています。これでメロディまで良ければ完ぺきだったな。

17th「アオゾラペダル」85点
地味にいい曲。スガシカオっぽさがにじみ出てます。ジャニーズの曲って感じはあまりしないです。まぁ、オオサビの前の櫻井くんのソロ「あぁぁぁすをまぶしぃくらーいに」の危なっかしさには笑いましたがwwwそれを差し引いてもいい曲です。なんか聞いてると泣きたくなるんですよね。アルバム曲でいいから、こういう曲、もっと欲しいです。

18th「Love so sweet」85点
言わずと知れたヒット曲。ヒットしただけでなく、曲自体もとてもいですね。ABメロもさることながら、サビで一気に転調して「おーもいで♪」ってなるわけですよ。これは、ドラマの力もあったでしょうが、曲のよさも売り上げに貢献したと思いますよ。人気の上昇が目に見えてきたのはこの辺からですかね。

19th「We can make it!」75点
あー。なんか軽いなぁ。悪い曲ではないんですが、普通のジャニーズポップスなんですよね。おまけにメロディもなんか無理矢理な感じが。このチキチキした打ち込みもあんま好きじゃないですね。

20th「Happiness」95点
名曲。そして、万人受けもします。なんといってもこの疾走感溢れるバンドサウンド、そのなかにもキラキラ光る音が入っていて聴きやすくなっていたり。そして、勢いだけではなく、繰り返して聴ける優れたメロディ。どこをとってもお手本のようなポップスですね。逆にどこが足りないのかというと、どこなんでしょう。自分でもよくわかりません。でもやっぱ「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」には劣るんですよね。まぁでも名曲です。


嵐シングルレビュー①

2010-03-03 21:11:30 | 音楽全般
今回は、1999年に結成、デビューし2006年あたりから人気が爆発した、相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔からなる五人組のジャニーズグループ「嵐」のシングルA面曲をすべてレビューしていきます!


1st「A・RA・SHI」85点
「ユーアーマイ ソウ!ソウ!」のフレーズとMステでのあの衣装は多くの人の記憶に残っているであろう嵐のデビュー曲。パッと聞いた感じだと、飛び道具的な側面もありますが、テンポの変化が明瞭で、意外に何度聞いても飽きない非常に完成度の高い良曲。バンドサウンドが心地よく、リーダーのリードボーカルはとても安心して聴けます。櫻井君のラップもこのころはなんだが初々しさもあって逆に新鮮です。

2nd「SUNRISE日本」65点
前作の爽快さから一転、チャカチャカサウンドのいかにも馬飼野康二っぽい曲。サビは耳に残るし、ライブでも盛り上がるんですが、やっぱり安っぽすぎませんか?多分、このころは嵐はどういう方向性で行くか決めてなかったんだろうなぁ。
「HORIZON」60点
サビが単調。単調すぎて逆にそこだけは耳に残ります。ギターが左チャンネルから結構響いているものの、打ち込み全開で「SUNRISE日本」同様安っぽさは拭えず。初期の曲は苦手な曲が多いんですが、その中でもトップクラスで苦手な一曲。

3rd「台風ジェネレーション -Typhoon Generation-」70点
「じゃあ、行ってくる。あ、さよならじゃないよね、また会えるから。」というまさかのセリフで始まる(ニノの)今ではありえない曲。アルトサックスが入ってきたり、リーダーのビブラートもしっかり効いていたり、しっとりした大人な感じはこれまでにない感じですが、「YO!YO!」ってやっぱダサくないですか?テンポアップしてからはとりあえずサックスに支配されてます状態。落ち着きたいときに聞きたい一曲。

4th「感謝カンゲキ雨嵐」90点
曲自体はただの耳に残るアイドルポップスって感じで、特に名曲というわけではないのですが、ライブDVDでは妙に感動します。ファンと一体して、「Smile again~♪ありがとう~♪」のあとに「あらしー!」とコールしたり、櫻井君が「どうもありがとう!!」と叫んだり、メンバーが涙したり、楽曲としての評価というよりも、見世物的な意味でとてもすばらしい作品です。実際にライブに行ったファンの方は本当に泣いてしまうんではないでしょうか。合唱しやすく、覚えやすいメロディ、みんなでできるラップ、「ありがとう」の気持ちを素直に表現した歌詞もとてもいいです。初期の作品では一番好きです。

5th「君のために僕がいる」75点
これもアイドルポップスの王道。故に安っぽさは否めません。ですが、これまでにない明確な「応援歌」というテーマがあって、メッセージ性は強いです。今だったらきっと平成ジャンプあたりに回されていただろうなーとういうような曲調。無難にいいですね。

6th「時代」80点
ひたすらかっこいい。なんかイントロとかヘヴィメタの曲みたいだし。これまでの曲を通して聴いてみると、初めてアイドルポップスの振れ幅を振り切りまくってきた曲。でもこれはこれで味があっていいんですよね。こういった路線では最近ではあまりないので、アルバム曲とかでいいからもっと増やしてほしいですね。

7th「a Day in Our Life」70点
代表曲の一つ。2作連続でアイドルポップスからは遠ざかった楽曲ですが、これがまた悪くない。それに他のジャニーズとの差別化も図れているし。メロディの裏ではひたすらラップが流れています。これもライブではファンと一緒に歌います。今の嵐がこんな曲をリリースするのは多分なさそうですがね。

8th「ナイスな心意気」75点
アイドルポップスに逆戻り。別段悪い曲ではないですが、やっぱりまだどういった路線でいくか迷走中だったんでしょうか。こち亀のエンディングだったのと、スーツ姿でМステに出ていたのは記憶に残っています。個人的なイメージですが、この曲は関ジャニ∞っぽい気が…。

9th「PIKA☆☆NCHI」80点
またもやハードロック路線。イントロはひたすらかっこよく、櫻井君がつぶれた声でラップをしているのもものすごく新鮮で印象的。でもサビはしっかりキャッチーでそこが良くも悪くもジャニーズだなぁ、と思わせてくれます。嵐は厚めのサウンドの方があっていますね。

10th「とまどいながら」80点
Bメロでリーダーの歌唱力を堪能できる曲。彼は本当に歌が上手いですね。歌番組でも彼のソロは安心して聴けます。(櫻井君あたりはアヤシイけど。)曲自体も今で言う着うたソング的な切ないメロディが耳に残るし、夜にふと聞きたくなります。スローテンポの曲でもじっくり聞けるのはジャニーズでは珍しいですね。

11th「ハダシの未来」85点
無条件に元気が出る曲。コカコーラか何かのCMソングだったっけな?ベースラインは何気にバリトンサックスが活躍していたり、バンドサウンドがしっかりしていたり完成度はかなり高いです。「みらいのかけらをー」の「ら」はところどころピッチが当たりきっていないんですが、逆にバンドっぽくて好きです。メロディの覚えやすさも相変わらず素晴らしいし、なぜこの頃人気が低迷していたのかよくわからないです。

「言葉より大切なもの」90点
「うぉーおーおおー!」の繰り返しは間違いなく盛り上がる。櫻井君の作詞したサクラップもいい味だしてますね。さらにこれまでの作品に増してさらにすばらしいのがメロディ。本当に「透き通ったメロディ」ですね。駆け抜けるような爽快なサウンドとメロディは嵐の真骨頂と言っても過言ではないほど。石塚さんのアレンジはこの後の「PIKA★★NCHI DOUBLE」や「サクラ咲ケ」などでもですが、本当に分厚くてその上爽快ですばらしいです。何気にELTの編曲もしていたことを最近知りました(汗)