「SUMMER TIME GONE」/倉木麻衣:80点
シングルではRevive以来の大野さん作曲による楽曲。そのReviveは個人的には地味なメロディであまりよさを感じられなかったのですが、今作は久々にひっかかるメロディを持ってきてくれたかなという印象。サビメロはとにかくインパクトがあります、その上大野さん特有の流麗さもある程度は保っています。この曲で惜しかったのはアレンジャーの人選ミスかな?と思ったりします。葉山さんはもともと90年代ビーイングサウンドを得意とし、倉木さんタイプの楽曲のアレンジには慣れていないので、どうも苦戦している印象です。Aメロのエコーのようなものも特にかける意味は分りませんし、Cybersoundの乾いたサウンドを模倣しているようには思えますが、やはり本家には及ばないというか…。悪いというわけではなく、らしくないなと思うわけです。少なくとも前作「永遠よりながく」よりは好きな作品です。新曲が今度はコナンのEDに抜擢されたみたいですが同じタイアップ連続というのは如何なものか…。
「HANABI」/愛内里菜:85点
2010年いっぱいですべてのアーティスト活動からの引退を表明した愛内里菜さんのラストシングル。ここにきて、愛内さん史上最高の名バラードを用意してきてくれたという印象を持ちました。これまでも特に後期はバラードのシングルがあったのですが、どうにもメロディが地味で間延びするものが多く、個人的に愛内さんのバラードはあまり好きではありませんでした。しかし、今作はスローバラードでありながら間延びはせず最後までしっかり聞きたくなる楽曲に仕上がっています。作曲はこちらも大野さん。一時期のスランプは抜けたのでしょうか?この夏の2作はかなり耳に残るメロディでした。この曲が間延びしない原因の一つは、スローバラードでありながら3分台で終わることです。必要以上に大サビで盛り上げたり間奏を長くしたりはせず、最低限の演出でこの楽曲の良さを引き立てています。歌詞も引退をほのめかすものが目だっており、聞いている側は、「本当に引退するんだな」と少しさみしい気持ちになってきます。僕は「Dream×Dream」ぐらいからの割と新規ファンなのですが、そんな僕ですら感動するので、デビュー当初から応援していた方は本当に感涙ものだと思います。点数をつけてはいますが、点数にしきれないよさがこの曲には詰まっています。10年間の歌手活動、お疲れさまでした。また、病気がよくなったら何年後でもいいので戻ってきてくれることを期待しています。
シングルではRevive以来の大野さん作曲による楽曲。そのReviveは個人的には地味なメロディであまりよさを感じられなかったのですが、今作は久々にひっかかるメロディを持ってきてくれたかなという印象。サビメロはとにかくインパクトがあります、その上大野さん特有の流麗さもある程度は保っています。この曲で惜しかったのはアレンジャーの人選ミスかな?と思ったりします。葉山さんはもともと90年代ビーイングサウンドを得意とし、倉木さんタイプの楽曲のアレンジには慣れていないので、どうも苦戦している印象です。Aメロのエコーのようなものも特にかける意味は分りませんし、Cybersoundの乾いたサウンドを模倣しているようには思えますが、やはり本家には及ばないというか…。悪いというわけではなく、らしくないなと思うわけです。少なくとも前作「永遠よりながく」よりは好きな作品です。新曲が今度はコナンのEDに抜擢されたみたいですが同じタイアップ連続というのは如何なものか…。
「HANABI」/愛内里菜:85点
2010年いっぱいですべてのアーティスト活動からの引退を表明した愛内里菜さんのラストシングル。ここにきて、愛内さん史上最高の名バラードを用意してきてくれたという印象を持ちました。これまでも特に後期はバラードのシングルがあったのですが、どうにもメロディが地味で間延びするものが多く、個人的に愛内さんのバラードはあまり好きではありませんでした。しかし、今作はスローバラードでありながら間延びはせず最後までしっかり聞きたくなる楽曲に仕上がっています。作曲はこちらも大野さん。一時期のスランプは抜けたのでしょうか?この夏の2作はかなり耳に残るメロディでした。この曲が間延びしない原因の一つは、スローバラードでありながら3分台で終わることです。必要以上に大サビで盛り上げたり間奏を長くしたりはせず、最低限の演出でこの楽曲の良さを引き立てています。歌詞も引退をほのめかすものが目だっており、聞いている側は、「本当に引退するんだな」と少しさみしい気持ちになってきます。僕は「Dream×Dream」ぐらいからの割と新規ファンなのですが、そんな僕ですら感動するので、デビュー当初から応援していた方は本当に感涙ものだと思います。点数をつけてはいますが、点数にしきれないよさがこの曲には詰まっています。10年間の歌手活動、お疲れさまでした。また、病気がよくなったら何年後でもいいので戻ってきてくれることを期待しています。