松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

サロン・ド・井筒屋Uのちっご展最終日

2009-03-15 23:19:12 | 復活奮闘日記
今日はサロン・ド・井筒屋Uの「ちっご展」最終日。最終日とあってスタッフも集結したためか、実演づくしの一日となりました。

まずは今回のひだまりプロダクツのアイドル・Tくんの紙芝居。かぐや姫を主人公に竹がいかに優れているかを、素晴らしい熱演で紹介してくれました。15日間の間、毎日通って呼び込みも積極的に行った上、自分の商品「淡竹石鹸」だけではなく、他のメンバーの商品も熱心に勉強してはお客さんに説明してくれたんですから、本当に頭が下がります。


ちょっと見ぬまに、いつのまにかオヒゲが生えてたロォーリングのSさん。ワイルドな感じが絣からくりの洋服とぴったりです。


熟年カップルのCMに出てきそうなムードを演出してくれた房屋さん。飛び入り参加していただいた着物の女性と結び方教室です。私も叶結びを教えて貰ったけど、あんなに丁寧には教えてくれなかったような…。


いつものように櫨染スカーフで櫨キャンドル手作り教室をした私です。この15日間、四回の教室を行いましたが、参加者は全て女性でした。ぼんぼり風のキャンドルホルダーが時期的にぴったりだったせいか、皆さんにとても喜んでいただきました。櫨の話もすると、非常に関心を持って聞いた頂いたのが一番の収穫です。こうした出会いを大切にしていきたいと思います。


サロン・ド・井筒屋Uのスタッフの方にも大変お世話になりました。懇切丁寧な対応に、いつまでも居座りたくなる心地よい期間でしたが、なんだかあっというまにお別れが来てしまいました。

しかし、実は5月に再び開催が予定されています。まだ日程ははっきりと決まってはいませんが、もう一度井筒屋Uで過ごせる日々を楽しみにしたいと思います。

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田主丸発の市民ミュージカル「巨峰物語」

2009-03-14 22:13:17 | その他
今日は地元田主丸町のそよ風ホールで市民ミュージカル「巨峰物語」の記念すべき初演を見てきました。

約500席が満員。立ち見席まで出るという盛況ぶりでした。

「巨峰物語」の内容は、巨峰の苦難の生い立ちから田主丸で植えられ巨峰産業が盛んになるまでを描いた話です。もちろん田主丸弁丸だしのコメディ仕立てでわかりやすい脚本と演出でした。私はミュージカルは大好きなので楽しく見ることができました。ラストに実際の巨峰に携わっている方々の写真も次々に大きな映像で出てきましたが、それをご本人たちが見ているというのも田主丸ならでは。巨峰農家の方々の感慨もひとしおだろうなぁと思います。

素人集団が数ヶ月の練習期間だけで挑戦したとのことですが、人間の可能性ってすごいですね。ちゃんと歌と踊りができてる!

地元びいきかもしれませんが、このミュージカルの反響ぶりを見たら、今回の2回だけではなく、ひょっとして各地に公演が広がっていくかも、な~んて思ってしまいました。

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フローティング櫨キャンドル

2009-03-14 00:34:37 | 櫨蝋でキャンドル
今日はふと思いついて、櫨キャンドルを水に浮かせてみました。
櫨蝋は水よりも軽いので浮きます。

もうちょっと大きい器で浮かせるのも面白いかなと思いました。
水面に光が揺らめきながら反射して、とても美しいです。

ちなみに水でOKだからといって、お湯に入れちゃいけません。
櫨蝋の融点は51度前後。お風呂の温度だとすっかり溶けてしまいます。

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今日もサロン・ド・井筒屋Uで

2009-03-12 22:31:58 | 復活奮闘日記
今日も博多リバレイン地下二階「サロン・ド・井筒屋U」店での櫨キャンドル手作り体験教室でした。

「ぼんぼりは二個なくちゃね。」と一人で二個のぼんぼりキャンドルを作る人もいらっしゃいましたし、ご出身が東北で実家のお母様が和ろうそくを灯すのが好きだけど、なかなか商品が手に入らないという方もおられました。

さて、このひだまりプロダクツの「ちっご展」のアイドルともいうべきTくんは、淡竹石鹸を売っています。これは生竹のパウダーをまるは油脂製の石鹸に混ぜ込んだものだそうです。今はいろんな石鹸が出てますが、生竹パウダーを入れているのはこの石鹸だけです。竹炭石鹸はよく見かけるけど、なんで生竹なのかというと、生竹の成分にはポリフェノールや乳酸菌なが含まれていて、そのまま残しているからとか。

この生竹パウダー、本当にきめ細やかに竹を砕いています。石鹸にはたくさん入っているそうですが、それがほとんどわからないほど小さい粒に砕かれているんです。

…もし、生竹パウダーをキャンドルに入れてみたら?灯を灯すことで体に良い影響があれば、とても効果的ですね。

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松屋ガーデンパレスで櫨蝋キャンドル作り

2009-03-11 22:58:25 | 復活奮闘日記
今日は松屋ガーデンパレスで二回目の櫨蝋キャンドル作り体験教室。

参加するのはお子さんの時もありますが、今日は大人の女性ばかり。いつもながらたどたどしく櫨の話をしながら、簡単なキャンドル作りを行います。

松屋ガーデンパレスは庭が素晴らしいので、美しいロケーションをバックにキャンドル作りをすると優雅な気分になりますね。体験といっても料理とかと違って、ずっと座ってできるのも割とお手軽で好評なのかも。

せっかくこうした櫨キャンドル作りをした方と出会っても、その場限りというのも寂しいものです。そこで私は教室に参加された方に、「櫨キャンドル倶楽部」へのお誘いをしています。入会費も年会費も無料。申込していただいた方には櫨染のしおりをプレゼントしています。櫨キャンドル倶楽部に入っていただくと、いろんなイベントやら新しい商品やらのお知らせを受け取れますし、なにより通販で購入できます。

通販は4月末をめどに本格的に開始する予定です。もうちょっと待っててくださいね!

松屋ガーデンパレスの場所はココです。


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山口・和蝋燭の世界

2009-03-10 22:08:47 | 復活奮闘日記
今日はお知らせです。
3月21日(土)と28日(土)に、山口市の瑠璃光寺本堂において「和蝋燭の世界」と題して、日本舞踊の花柳寿寛氏による創作舞踊「家紋」が披露されます。和蝋燭の灯りのみで舞う日本舞踊は現在の日本では非常に珍しく、滅多に見られるものではありません。今回は私も全面協力です。櫨のPRのために二日間とも山口へ遊びに、じゃなくて櫨関連の展示を敢行します。



創作舞踊のタイトルは「家紋」北九州出身の社会派推理小説家・松本清張氏の作品です。日本を代表する推理小説家の作品が日本舞踊でどう表現されるのか?しかも灯りは和蝋燭のみ。なんて贅沢な演目なんでしょう。考えただけでもわくわくしてきます。

舞台となる瑠璃光寺の五重塔などは山口の代表的な観光の名所であり、毛利氏の墓所もあります。私はなんとその寺の中で展示するんですよ。ひゃ~~。もう、すごすぎる。こんな素晴らしいイベントの機会は滅多にありません。今から楽しみにしています。…が、なんと定員は各50名のみ。チケットのお申し込みなどは公式サイトの和蝋燭の世界実行委員会にて問い合わせて下さい。

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熊本の櫨事情

2009-03-09 22:15:11 | 復活奮闘日記
今日は荒木製蝋さんが水俣での今シーズン最後の櫨の実回収へ行くと聞いて、私も見学がてら連れて行ってもらいました。3トントラックの荷台に櫨の実がたくさん入った袋が積み込まれました。

途中、はぜのき館の緒方館長の家にお邪魔して、ひとしきり櫨談義。緒方さんの頭の中は櫨の図書館のようで、私は毎回行く度に勉強になることばかりです。緒方さんはもうすぐ90才。お話しした所、まだまだかくしゃくとしていて、記憶力も良いし(私より良いみたい)元気そうなので安心しました。

緒方さんは地元のはぜ振興会の事務局も務めておられますが、後任がなかなか見つからないのが悩みのタネとのことです。なんせ櫨に関しては50年以上携わってこられた方ですから、後任といっても水俣では緒方さん以上に櫨の育て方に詳しい方はいないし、適任という方も見つからず、結局息子さんが任されることになるだろうとのことでした。

一昨日に筑後市で櫨の勉強会を行ったことを報告してるうちに、ふと熊本ではこういう櫨の勉強会はしないのかと聞くと、新聞社とかの取材以外では、櫨の関係者が集まって話すことなどないとのことでした。これはあまりにもったいない話だと言うと、緒方さんも、そろそろ自分も高齢だから、残り時間があるうちに自分の知識を若い人に伝えておきたいと話されました。

人材というのは最大の宝です。櫨育成の生き字引である緒方さんの話は、緒方さんが生きているうちにしか聞けません。緒方さんと話しているうちに、私は自分に何かできないものかと考えていました。

私は今まで福岡県というくくりの中での櫨が頭にあったんですが、よくよく考えてみれば、別に福岡県にこだわる必要はないわけです。熊本県でも自分に出来ることがあるかもしれません。今はまだそれが何かはわからず混沌としていますが、これから探してみようと思います。

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今日もサロン・ド・井筒屋U

2009-03-08 22:32:45 | 復活奮闘日記
昨日の櫨の勉強会の事が毎日新聞筑後版に掲載されました。

---------------引用---------
矢部川をつなぐ会:景観、残そう ハゼの技術・文化も--勉強会 /福岡
 矢部川流域の10環境ボランティア団体で組織する「矢部川をつなぐ会」(松富士将和代表理事)が7日、筑後市山ノ井の同市勤労婦人センター・サンコアで勉強会「櫨(はぜ)への復興運動 櫨の技術と文化を学ぶ」を開いた。景観資源を未来に残そうと、県がNPOなどと協働して実施する矢部川流域景観プロジェクトの一環。県内をはじめ宮崎県や東京都から、櫨や和ろうそくに興味のある人たちが集まった。

 櫨の実から和ろうそくを製造するみやま市高田町の「荒木製蝋」の荒木真治社長が、櫨には二十以上の種類があることや、櫨蝋業の現状について語り、久留米市田主丸町で「松山櫨」の復活運動に取り組む矢野真由美さんが、接ぎ木の仕方や地域との交流、情報共有の大切さを語った。

 また、参加者から矢部川流域の櫨の景観マップの作成や、櫨巡りツアー企画などの案が上がり、今後前向きに検討することにした。【平野美紀】〔筑後版〕

------------引用おわり

さて、今日は再びサロン・ド・井筒屋U店での手作りキャンドル教室。今日は櫨の歴史を研究しているG教授も来られたので、櫨の歴史の話もお聞きしながら楽しくキャンドル作り。たまたま飛び入り参加したお客様も講義?を聞けてよかったと大変喜ばれました。今日は昨日に引き続き東京のRocoさんも立ち寄られてキャンドルを作られました。東京に帰っても櫨キャンドルライフを楽しんでいただきたいものです。

今日はキャンドル作りの他に、久留米絣の機織り実演も行われました。


まるは油脂さんによる手作りハーブ石鹸の体験も行われました。私も興味しんしん。思い切って体験してみることにしました。
石鹸素地によもぎの粉を入れて、ミントの香りをつけてもらいます。とにかくこねこねと、まるでパンをこねるようにこねると、だんだん水分が飛んで香りの良い石鹸ができあがりました。家で数日乾燥させると出来上がりだそうです。かなりオトクな体験でした。


コネコネしている様子です。

ちなみにまるは油脂さんのアイデアでハーブ石鹸につかったハーブオイルを櫨蝋キャンドルに入れてみました。半分ほど櫨蝋を入れて固まらせた後、ミントオイルを入れて、再び残りの櫨蝋を流し込むと、ちょうど香りが櫨蝋に閉じ込められて、香りのするキャンドルの出来上がり。燃やすとどうなるかも非常に興味があります。

サロン・ド・井筒屋U店では、12日にも手作り教室をやります。ぼんぼりキャンドルホルダーも残り少なくなってきたし、この機会にぜひおいでください。

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櫨の勉強会と吉井の「こもれ灯のお雛様」

2009-03-07 22:12:05 | 復活奮闘日記
今日は筑後市役所ヨコの「サンコア」で「櫨の勉強会」がありました。

3月はいろんな行事が重なって忙しいせいか、当初の予定より出席者が少なくて残念でしたが、いざ始まってみると3時間があっというま。櫨に関する問題は、実際山積みでいろんな問題点が出されました。

櫨を使った町づくりで、いち早く活動している「八女・本町筋を愛する会」の今里さんも来られて、当初は矢部川沿いに櫨を植える予定が高速道路の法面に植えることになった経緯などを説明していただきました。こうした情報は各地の団体が櫨の植樹活動を行う上で、大変参考になるものです。貴重な話だったのでいずれまた詳しくお話をしていただけたらと思いました。

今回は驚いたことにスペシャルゲストが二人もいました。筑後出身で東京在住のRocoさんと都城の弓職人南崎さんが来られたのです。こんなにこじんまりとした勉強会にきて頂けるなんてありがたいことです。

Rocoさんは東京でキャンドル作りをされていて、最終的に和ろうそくに行き着いて当ブログに来られたとのことでした。まるで幸せの青い鳥のように、キャンドル道の果ては日本人が持っていた和ろうそくだったのですね。

都城の南崎さんは、やはり櫨が年々少なくなっている状況を懸念していました。私も心配です。櫨は側木に使われるため7尺三寸(約221cm)を上回る3mほどの長さが必要です。しかし、なんと最近は握り皮部分が隠れるので、そこで木を接着している弓も出てきたそうです。そうするとやや長さが短くても使えるというわけです。弓を実際に引いた感じが気になりましたがが、変わらないとのことでした。この櫨不足の今、いずれこういう握り皮での接着弓が主流になるかもしれないな、と思いました。

勉強会は無事に終わり、私は筑後吉井のおひなさまめぐりのイベント(画像上)へ。

林肥料店では、明治時代のおきあげや、大正時代の箱雛が飾られていました。こちらでも櫨の話をしましたが、肝心の商品PRをすっかり忘れてしまいました。しかし帰りがけに手に取られて、そのまま買っていかれる方の方が多かったです。櫨明かりを灯して、オカリナ演奏を聴きながら和ろうそくを見る。素敵なイベントですよね。

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筑後と吉井で櫨三昧

2009-03-06 23:55:02 | 復活奮闘日記
明日は午後1時から、筑後市で櫨の勉強会があります。櫨に興味はある人や、櫨を植樹したい人のための勉強会です。せっかく櫨が大好きな人たちばかり集まるので、交流や情報交換ができればいいなと思っています。多少は櫨蝋の見本展示やろうそく等の販売もする予定です。

夕方からはうきは市吉井町に戻ってきて、「筑後吉井おひなさまめぐり」のイベントの一つ、「こもれ灯(び)のおひなさま 段・暖・談」に参加することになっています。こちらでは櫨の自家製キャンドルを灯してオカリナ演奏や温かい食事をいただいたりします。私は櫨蝋について少しだけお話することになっています。

あんまりしゃべるの、得意じゃないんですがね。しかし何かしゃべらないことには櫨の事を皆さんにPRできないので、たどたどしいながらも、なんとかがんばってしゃべっていこうと思います。

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気を引き締めて

2009-03-05 20:07:27 | 和弓と櫨
弓道場には道場に通っている人の木製の名札が掲げてあります。どの人が何段なのかは一目瞭然です。

いきなり初段で登場する人もいますが、私は地道に一級からスタートして、順に初段、弐段と名札の位置を変えてもらいました。そうですねぇ。ドラクエレベルで言えば、やっとホイミとギラを使える仲間が増えて3人ぐらいになったあたりかな?(なんや、それ…)とにかく下から上がっていくのを実感するのは、実生活ではないので嬉しいです。

一人で名札板を見上げてニヤニヤしていると、四段のHさんが見透かしたようにいいました。
「弐段に上がって嬉しいやろ?」
「はい。」と私。
「トントン拍子に上がっちゃったね。」
「はぁ。今のところは。」
「以前、トントン拍子に参段に上がった人がいてね。」
「……。」
「その人、鼻が高くなっちゃってさぁ。あれはいやだね。人の言う事、聞かなくなっちゃうんだよ。偉そうに人の射を後ろから見て、なんだかんだと言い始めてさ。すぐそばに六段の先生もいるってのに、遠慮がなくなっちゃって。やっぱ、苦労知らずに上がると天狗になるんだろうね。いやだねぇ…。」
「………。」

まさしくクギを刺された感じ。それまでのふんわかイイ気分が吹っ飛んでしまいました。

実をいうと、習い始めた最初の頃、先生が他の方に指導しているのを聞いても、さっぱりワケが分かりませんでした。ところが最近は先生の指摘部分が少しだけ見分けられるようになってきたんです。これは驚きです。今まで霞がかかって見えなかった部分が見えてきたような感覚です。

おかげで他の人への指導を聞きながら、心の中で『なるほど~』と頷くわけですが、もちろんそれについて口には出しません。しかし心の中では溜め込んでるんです。溜め込んでる以上、はき出したくなります。もしそれを素直に口に出してしまうと、上記の通り『たかだか弐段参段が生意気にも…』となるんだろーなー。

私は思っていることをついつい口に出しては失敗するパターンが多いので、これは気をつけろという警告かもしれません。

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お客さんがお客さんを呼ぶ

2009-03-04 23:17:36 | 櫨蝋でキャンドル
今日はサロン・ド・井筒屋Uで手作り櫨キャンドル体験教室でした。
まだポスターも貼ってたばかりなので、飛び入り参加ばかりでしたが、なんと一人のお客さんが作っているうちに、非常に気に入って貰って電話でお友達を呼びだしてくれたのでした。お客さんがお客さんを呼ぶってこんな感じかな?

入り口には久留米絣を織る機織り機も設置されていて、目も引きますし、とても迫力があります。すぐ隣の廊下には教室の案内を書いたボード。後ろは今回のひだまりプロダクツメンバーのポスターボードです。



蝋が固まる間に櫨の花蜂蜜クッキーの試食&紅茶でおしゃべりしたり、他のメンバーのブースを見て回ったりといろいろ楽しめるところが良いみたいです。参加しなくてもじーっと見てる方もいらっしゃったし、私自身もみなさんと櫨のおしゃべりがスムーズにできて、楽しく過ごせたのでよかったです。

一昨日は弓、昨日はWEBの仕事、そして今日はキャンドル教室。明日はまた午後からじっくり弓を引きます。忙しい時ほど、弓は体をリラックスさせてくれるからいいですね。

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明日は井筒屋でぼんぼりキャンドル作り

2009-03-03 23:54:12 | 櫨蝋でキャンドル
4日は午後から博多リバレイン地下二階「サロン・ド・井筒屋U」店で、櫨キャンドル手作り体験教室を行います。


このポスターが店の近くに貼ってある…そうです。

こないだ搬入でも思ったんですが、博多リバレインの地下二階ってのは意外にも結構人がたくさん来てる人気のスポットでした。和菓子を買って店内で食べたらお茶を出してくれるお店もあるし、セルフで美味しそうな食事ができたり、ちょっと変わった商品を置いている生活雑貨の店もあったりして、なかなか見るだけでも楽しいところです。

明日は体験教室に来てくれる人がいるのかどうか気になるところですが、いらした方にはぜひ楽しんでゆっくりしてもらえるといいなと思います。

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福岡女子特別臨時審査

2009-03-02 21:21:59 | 和弓と櫨
今日は博多の森弓道場で審査がありました。年に一回、お雛様の頃に開催される女性だけの審査です。4月や9月に男性陣と一緒に受ける地方審査は四段までの審査ですが、今回は中央審査。初段から七段までの審査が一気に行われます。七段の方を審査するんですから、審査員はそれより上の範士八段という雲の上の先生ばかりです。

私は、実技はともかく全く学科を勉強していないのでどんな問題か気になり始めました。するとこの女子審査では、毎年同じ問題が出るらしいとウワサを聞きつけ、それじゃあ、その毎度お馴染みの問題が何かを聞けば楽勝じゃん!と思った私。さっそく同じ道場のM子さんに聞くと、女子審査で弐段は受審してないとの返事。そこでM子さんの知り合いに聞いて貰うことにして、私は数少ない知り合いであるHookTailのkanaさんの小郡組へ行って、最近弐段を受審した方から聞き出して貰うことにしました。すると…

「う~ん、昨年弐段を受けたけど、それは女子審査じゃなかったからわからないって。」とkanaさん。

ちっ、仕方がない。ここはあきらめて、次に親しい甘木組へ行ってみます。怖いI先生のいない隙を見計らって一緒に弐段を受けるTさんに聞き込み開始。すると…

「ええ!毎年同じ問題なの?!で、その問題って何?」
その問題こそ、こっちが聞きたいんだってば!

収穫なしなので、とりあえず自分の陣地に戻って参段のM子さんの聞き込みの結果を聞くと…

「お姉様方に聞いてみたけど、今はみんな五段クラスでしょ。弐段はあんまり前に受審したから覚えてないって」

くぅ~~。焦ってきた私。よっぽど参段っぽい人に話しかけようかと思いましたが、今度はM子さんが

「ねぇ、そんな事してるヒマあったら、教本読んだ方が早いよ?」

と諫めるハメに。確かにこれじゃ、アンチョコ作りに精を出して勉強しない受験生そのものです。私はしぶしぶ教本を開いて、ノートにポイントを書き込みながら覚えていくことにしました。

そのうちにいよいよ審査が始まりました。昨年の9月に初段を取得したばかりの私は一立目の四番目。しょっぱなから登場です。朝の9時40分から始まって休憩を挟みながら夜の8時20分まで女性ばっかり449名が受審するので、審査員としても見るのも大変な作業です。おかげで参段までは弦音打起しという、競技なみのスピードアップが求められる礼射でした。弦音打起しってことは、いつ立ち上がるんだっけ?と思いながら、私は第二射場へ。

さあ、さっさと早く引けよっていう進行からの無言の圧力を感じると、どうにも集中できないままに甲矢を手に取り、短い会で発射。上に外れました。あわてちゃいかんと自分をなだめながら乙矢は少し余裕を持って発射。やっぱり上に外れました。見事土足です。やれやれ。心は落胆しながら退場しました。

射場の控えの間は一日中女性達でごったがえしてました。


遠的場では、着物クラス(四段以上の受審者)が巻藁を引いていました。


学科の問題は「弓道を始めた動機」と「胴造り」。直前にノートにポイントを書いたばかりだったので「よっしゃ~!」とばかりに書き込んで終了。あわてふたいめいて聞き込みしてたのがウソみたいです。


実技も学科も終わると、後はただひたすら結果発表を待つだけ。四段五段の受審者の射も見学です。


今回は中央審査なので、遠く関西や関東からも受審者がいて、たまたま控えの間で隣りに一人で座っていた女性Sさんは東京からとのことでした。雑談しているうちに、ふとワックスのことを思い出したので

「東京の小山弓具で櫨蝋のワックスを売ってるんですよ。」とPRしてみると「知ってますよ!ブログ見たことあります。まさか本人としゃべってるなんて!」とSさん。

私もびっくりしました。東京の人が知ってるなんて。しかもSさんは若くて実力のあるホープです。こういう方に知ってもらっているなんて、嬉し恥ずかしって感じ。ブログの威力を改めて思い知りました。ありがたやありがたや。

4時前にようやく結果が発表になり、無事に弐段合格となりました。ふと参段の結果を見ると、48名の受審者のうち合格者はたったの6名。次の参段は今までより一層手強そうです。

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