松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

飢饉を生き延びた子孫

2010-06-08 22:47:08 | 復活奮闘日記
先日、江戸時代の櫨の大ブームの契機は飢饉や一揆と深い関わりがあった事について話しました。

享保17年、洪水や干ばつ、虫害で稲作が大打撃を受けたおかげで西日本各藩に多数の餓死者を出した「享保の大飢饉」です。久留米藩は1万1千人でしたが、なんと福岡藩では人口の三分の一にあたる10万人の餓死者が出たそうです。

教科書に載っていて学生時代に習うのならともかく、こういった自分の住んでいる地域の歴史は案外知らない人が多いんじゃないでしょうか。

で、ふと、櫨とは別な事を思ったんでした。

つまり私たちの祖先ってのは、明らかに飢饉を生き延びた幸運な人々だったわけですよ。

これってすごいことですよね?

私はこれまで生きていて、宝くじとか当たったことないし、大金持ちの家に生まれたわけでもないし、特に自分がラッキーな人間だとは思ったことがありませんでした。

でも、今日、この日を生きているということ、それ自体が恐ろしい程の確率で「当たり」を引いているわけです。

運命がもう少し悪かったら、おそらく私に繋がる祖先のルーツはどこかで途切れていたことでしょう。

連綿と繋がる幸運の鎖が私たちを生かしている。なんという奇跡!

というとこまで考えた時、「ミトコンドリア・イブ」を思い出しました。

知らない方は詳しい説明をリンク先で読んでもらうとして、ともかくミトコンドリア・イブとは、「現生人類の最も近い共通女系祖先」。つまり人類はたった一人の女性を共通の母としているんだそうです。

この説によると、まさしく人類みな兄弟親戚!

う~む。

そう考えると、私たち地球人類は、たぶんもっと仲良くすべきなんでしょう。

でもなぁ…。

宇宙人が地球に攻めてくるまで、地球人が一致団結するのは難しそうな気がするのは私だけでしょうか。

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